退職手続きがめんどくさいと感じることもあるでしょう。
退職を決意した人、または退職を考えてはいるものの、退職手続きが面倒で行動できない人は多いです。
そしてそんな人は以下の悩みを抱えているのではないでしょうか。
・退職したいけど、退職手続きがめんどくさいから、行動できない
・退職手続きの流れや注意点を押さえたい
・めんどくさい退職手続きを簡単に終わらせたい
退職手続きがめんどくさいと感じるのは当然です。
手続き自体が複雑で良く分からないし、会社や上司とこれ以上関わりたくないケースもありますよね。
しかし、適正に退職手続きを済まさないと、トラブルになったりあなたが損をすることもあります。
また退職手続きが面倒だからといって、退職に踏み出せないのは非常にもったいないことです。
私はこれまで人事の仕事を10年以上経験してきました。
そしてたくさんの退職者と関わり、多種多様な退職手続きに関わってきた経験があります。
そんな経験から、退職手続きがめんどくさい時の対処法や退職手続きのポイント、注意点などを紹介します。
退職手続きの流れと手順
退職手続きがめんどくさいと感じるなら、一度、やるべきことを整理しましょう。
まずは退職までの主な流れを紹介します。
①退職の申し出をする
②退職届を提出する
③業務の引継ぎや挨拶を済ます
④退職にかかわる書類手続きを行う
⑤退職日
上記の中で、あなた自信が手間に感じるのは、下記だと思います。
・退職の申し出をする
・退職にかかわる書類手続きを行う
やはり、一番初めに退職の申し出を行うことに勇気がいるでしょうし、行動できない人が多いでしょう。
そして退職にかかわる書類手続きも、複雑で何をすれば良いかわからないのが本音だと思います。
とは言え、まずは退職の希望を会社に伝える必要があります。
一般的には上司に退職希望を伝えましょう。
そうすれば、退職日までの流れや手順に関しては、会社が手続きを進めてくれます。
必要に応じてあなたにアポイントを取るのが通常でしょう。
退職手続きがめんどくさいと感じている人に伝えたいのは、想像以上にめんどくさくないということです。
基本的には会社主導で手続きを進めてくれますし、必要なことは上司や人事部が進言してくれますからね。
退職手続きがめんどくさい時の対処法
退職手続きがめんどくさいと感じた時の対処法を紹介します。
簡単に手続きを終えれたり、なるべく手続きを最小限にする方法です。
・人事部にあらかじめ相談しておく【手続きが心配な人】
・退職代行に任せる【会社と関わらずに退職したい人】
人事部にあらかじめ相談しておく
実際に退職手続に関しては、人事部の担当者とかかわることになります。
ですので、複雑な手続きやめんどくさい手続きなども、あらかじめ人事部へ確認しておきましょう。
もしくは直接相談して、手続きを教えてもらったり、人事部に任せるのも一つです。
その上で、自分でやらなければならない手続きが判明しますし、安心して退職できるでしょう。
上司に相談しづらいことや、上司とあまり関わりたくない人も人事部に相談するのが良いでしょう。
真摯にお願いすれば、丁寧に対応してくれるはずです。
退職代行に任せる
退職手続きがめんどくさいだけでなく、会社に行くことすらできない人は退職代行が良いでしょう。
退職代行はあなたの代わりに退職手続きを全てやってくれます。
退職の申し出に関しても、代わりにやってくれるので、勇気が出ない人も利用できるでしょう。
なお、基本的に会社とかかわることが嫌な人向けのサービスなので、円満での退職は難しいです。
それでも、退職に必要な手続きも含めて、正式に退職することが可能です。
精神的に追い込まれていたり、会社と連絡が取れない事情のある人は退職代行を利用するのがよいでしょう。
退職手続きがめんどくさいからバックレるとどうなる?
退職手続きがめんどくさいからといって、手続きを無視するとどうなるのでしょうか?
結論、あなた自身が損をする可能性が高いので、バックレるのは避けましょう。
仮に退職手続きをバックレるくらいなら、退職代行を利用した方が良いと思います。
退職手続きを無視すると、以下のリスクがあるからです。
・正式に退職できない
・社会保険の未加入や失業保険を貰えない
・退職金がもらえない
あくまでも、可能性の話ですが、上記のリスクがあります。
退職の手続きをせずに、会社をバックレても自然に退職扱いとはならないからです。
少なくとも、上記リスクを回避するためにも、「退職届の提出」はマストで必要です。
学生アルバイトなどで、バックレても何も損をしないケースは別ですが、契約社員や正社員で会社勤めをしているような人は、退職手続きはやっておきましょう。
貰えるはずのお金がもらえなかったり、転職後にトラブルに発展する可能性もありますからね。
いくら退職手続きがめんどくさい時でも、自分自身のために、最低限の手続きはやりましょう。
退職手続きで必ず押さえるべきポイント
では、手続きがめんどくさい人向けに、最低限押さえるべきポイントを紹介します。
下記のポイントさえ押さえておけば、退職後に後悔したり困ることもないでしょう。
退職手続きで抑えておくべきポイントは下記のとおりです。
・退職金の有無
・会社への返却物
・離職票を貰う
・健康保険の手続き
退職金は規程なども確認しておきましょう。支給されるかされないかで退職後のプランも変わってくるでしょう。
会社への返却物に関しては、社員証や保険証の返却はマストです。またその他の貸与物があれば返しましょう。
離職票は退職後に失業保険を受給する手続き書類で、ハローワークへの受給手続きで必要になります。
失業保険を貰う予定がなくても、数か月後に必要になるケースもあるので、離職票は貰っておきましょう。
健康保険は退職後に任意継続するか、国民健康保険に切替えか、転職先で加入か、扶養に入るかのパターンが王道です。
自分がどのパターンになるのか、確認し、必要な手続きを行いましょう。
手続きを失念すると、保険証が使えないことに加え、健康保険の未加入となってしまいます。
そのほかに、住民税の対応や源泉徴収票の受領など、細かい手続きもあります。
しかし自ら手続きをしなければならなかったり、失念することでデメリットを被るのは、上記を押さえておけば基本は大丈夫でしょう。
退職手続きがめんどくさい人は、少なくとも上記4項目を押さえておけば、退職後も後悔しないで済みます。
退職手続きがめんどくさい時の最終手段は退職代行
退職手続きがめんどくさくて仕方がない時は退職代行の利用がオススメです。
メリットとしては、全ての手続きを退職代行のプロが行ってくれるところにあります。
特に、退職の申し出すら上司や会社に伝えるのがめんどくさいと感じるなら、退職代行の利用を検討しましょう。
退職代行のデメリットは下記のとおりです。
・円満に退職することはできない
・費用が発生する(2万円~3万円)
お金もかかる上に、円満に退職できないなら、使うメリットがないと思われるかもしれません。
確かに、普通に働いて普通に退職や転職する人は退職代行を使うメリットはないでしょう。
しかし、以下のような人には使い勝手の良いサービスだと思います。
・ブラック企業で働いている
・上司や周囲の人からハラスメントを受けている
➡会社とまともに退職の手続きができないor連絡するのが恐い
精神的に追い込まれている人や、退職する際に揉めたくない人にはうってつけのサービスです。
なぜなら2万円~3万円ほどで確実に退職できるのですから、コスパは良いと言えるでしょう。
退職手続きがめんどくさいだけでなく、退職に手続きに大きな悩みや課題を抱えている人はぜひ利用してみましょう。
まずは相談してみて、信頼できそうであれば利用してみれば良いと思います。
退職する際まで、ストレスや嫌な気持ちを抱えるくらいなら、退職代行の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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