転職したいけど貯金がないことに悩んでいる人もいるでしょう。
貯金が無い状態で会社を辞めたり、転職することは可能なのか?と不安になりますよね。
しかし、このまま今の会社で働き続けるには限界を感じている人も多いでしょう。
結論を言えば、貯金がない状態でも転職することは可能です。
なお、手順や順番を間違えて行動すると、後悔するハメになるので、貯金がない状態で退職・転職したい時の注意点を紹介します。
私はこれまで人事の仕事を10年以上経験し、多くの転職者、退職者と携わってきました。
そんな経験から、転職したいけど貯金がない時の対処法を紹介します。
この記事では以下の悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
・貯金がないけど退職、転職したいのは間違い?
・このまま働き続けるのは無理だけど貯金がない
・貯金がないけど退職、転職したい時の対処法を知りたい
貯金がないけど転職したいのは間違い?
貯金がないけど転職しても良いの?と不安や心配になることもあるでしょう。
結論を言えば、貯金がなくても転職することはできます。
その理由は下記のとおりです。
・転職活動にはお金がほぼかからない
➡追加で発生するのは交通費程度
・転職するなら生活費は稼ぎ続けられる
➡転職せずに退職するだけだと、生活費が稼げないのでNGです
・むしろ貯金ができる会社へ転職した方が良い
➡今の会社で消耗し続けて、貯金もできない状態を脱却すべきです
転職活動自体にお金はほぼかかりません。
転職エージェントなどの転職サービスの利用もほぼ無料なので、追加で発生する費用は面接交通費程度でしょう。
また、転職するのであれば、給与は貰い続けられるので、生活に困ることはないでしょう。ただし、転職せずに、会社を辞める場合、生活費が無くなるので、貯金がない人は要注意です。
現状、今の会社で貯金ができていないということは、このまま働き続けても貯金ができない可能性が高いです。仕事のストレスから、散財してしまったり、給与が少ないなど、貯金ができない理由はいくつかあると思いますが、それらの要因を解消するめにも、転職する方が良いでしょう。
仕事が激務で貯金もできない会社は、転職をオススメします。
ですので、貯金がないから転職は無理だと諦める必要はありません。
転職したいなら、貯金がなくても転職すればOKです。
貯金がない状態で会社を辞めるのは考え直すべき理由
貯金がない人が、会社を辞めたいと考える時は、慎重に判断すべきです。
感情的になって会社を辞めると後悔する可能性があります。
貯金が無い状態で会社を辞める際に注意すべき点は下記のとおりです。
・貯金が無い時は転職先を確保してから辞めるべき
➡会社を辞めた途端、生活に困ることになります
・会社を辞めてから転職活動するのは、選考が不利になるり、焦りや不安に苛まれる
➡貯金の有無にかかわらず、無職になってからの転職活動はデメリットが多い
・一時的な感情で退職すると必ず後悔する
➡会社を辞める時は冷静かつ戦略的な準備を経て退職すべき
とにかく貯金が無い状態で会社を辞めるのは避けるべきです。
絶対に転職先を確保してから辞めるようにしましょう。
上記のとおり、生活に困ることになりますし、無職の状態での転職活動は選考が不利になるとともに、あなた自身のメンタルもかなり不安定になります。結果、転職活動も上手くいかず、悪循環に陥る可能性が高いからです。
もちろん、辛い現状から一刻も早く逃れたい気持ちも分かりますし、早く会社を辞めたい気持ちも分かります。
しかし、感情的な判断に身を任せてしまうと、確実に後悔し、もっと辛い未来が待っています。
そうならないためにも、会社を辞めるために、必要な準備(転職活動、貯金)をしてから辞めるようにしましょう。
貯金がないけど退職したい時の対処法
とは言っても、貯金がない状態でどうしても、会社を辞めたいと考えている人もいるでしょう。
仕事が辛い、上司や先輩と合わない、給料が安すぎる、ブラック企業など、理由は様々でしょうが、このままではストレスで精神が持たないケースもありますよね。
そんな人のために、貯金がないけど退職したい時の対策を紹介します。
・転職活動を始めて、転職先を確保する
➡近場での転職なら、お金がかからないので、貯金がなくてもOK
・会社を休んで、体制を整える
➡有給休暇や休職制度を利用して、すぐに退職する選択肢を避けましょう
・2ヶ月分の生活費だけ貯金して、失業保険に頼る
➡自己都合退職で条件を満たせば、退職して2か月後に失業保険がもらえます
・実家を頼る
➡一人暮らしの人は一旦、実家に戻って、体制を整え直すのもアリです
まず初めにやるべきことは、転職活動です。会社を辞めても転職すれば、給料が発生するので、生活に困ることもありません。
しかし、転職活動をやる気力がなかったり、今の会社で消耗し続けて、体調を壊しているような人もいるでしょう。そんな時は、会社を辞める前に、一度、仕事を休むことで、心身共に回復に務めましょう。その間に貯金をしたり、転職活動を進めて、いつでも会社をやめられる準備をするのです。
また、すぐに転職する意思がない場合や、ゆっくりしたい場合は、失業保険の受給や実家を頼るようにしましょう。失業保険は自己都合で辞めた後、2か月後に受給することができます。ですので2か月間は生活費を貯めて目必要があります。また、実家を頼れる人は、一時的に甘えてみるの一つの方法です。
貯金が無い状態で会社を辞めたい場合、一番良い方法は、「転職すること」です。
リスクがないですし、キャリアも生活も心配がありませんからね。
しかし、どうしても体調が良くなかったり、しばらくゆっくりしたいような人は、「会社を休む」ことや、「失業保険」、「実家」を頼りつつ、再スタートできる体制作りを構築していけばOKです。
貯金がない状態で転職する人は多い
貯金がない状態で会社を辞める人は多いのでしょうか?
結論を言えば、貯金が無い状態で転職する人はたくさんいます。
本当は退職してゆっくりしたいけれど、貯金もないから、転職するというのが本音でもあると思います。
国民生活基礎調査(令和4年)による貯蓄額の統計では、11%の人が貯蓄がないという結果になっています。
10人に1人が貯蓄をしていないと考えれば、貯金がないということが珍しいわけではないでしょう。
それに「貯金がないから転職をする」という考えは転職理由としても真っ当な理由です。
今の会社で「給料が低い」、「ストレスが多くて散財してしまう」という状況から、環境を変えて、給料が高く、貯蓄しやすい労働環境の会社に転職したいという気持ちは誰もが抱いている思いですからね。
もちろん、どんな職場であっても貯蓄できる状態がベストでしょうが、そう簡単に貯蓄できないのも事実です。
貯金しなければならない法律があるわけでもありませんし、日本で生活している以上、貯金がなくても何とかやっていけます。生活保障制度も充実していますし、仕事に困ることもありません。
世の中、貯金がないどころか借金をしている人だっているのです。
貯金の有無にかかわらず、転職する人は多いので、気にすることなく、行動すれば大丈夫です。
結論:後悔しないためにも貯金するか、転職しよう
以上、貯金がないけど転職したい時の対処法を紹介しました。
後悔しない選択をするためにも、会社を辞めたいなら、貯金するか、転職するようにしましょう。
「仕事が辛いけど貯金がない」と思い悩む辛い気持ちは痛いほど分かります。
しかし、もっと辛い状況に陥らないためにも、感情的な選択は避けるべきです。
最低でも1~2ヶ月はかかりますが、転職さえ決まれば、貯金の問題に悩む必要もありません。
今貯金がなくても、何とか数か月貯金して2ヶ月分の生活費を稼ぐことができれば失業保険を受給できる可能性があります。
そして、今すぐに会社を辞めずに、休暇を取得したり、休職制度を利用することだってできます。
今すぐに会社を辞めたいという感情的な気持ちを、数か月後に転職するという冷静な考えに変えましょう。
数か月の我慢ですが、どうしても精神的に耐えられなければその間休職したり、人事部に相談して仕事の配慮を受けることも考えましょう。
いずれにせよ、感情的な行動は厳禁です。冷静に戦略的に転職を考えましょう。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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