社会人経験を重ねると、人生に疲れたと感じる人も多いでしょう。
日々の仕事が辛く、このまま働き続けることに意味を見いだせないなら、転職すべきです。
新卒から今まで一生懸命頑張ってきた人ほど、人生に限界を感じているはずです。
そして、そんな人は以下の悩みを抱えているでしょう。
・今後も今と同じように働いていく自信が無い
・心身ともに疲れている
・転職して人生をやり直したい
人生に疲れた時こそ、転職するチャンスだと思います。
これまでガムシャラに働いてきた人ほど、仕事内容や働き方を見直し、キャリアチェンジするべきなのです。
特に、社会人経験10年程度の人や、30代になって人生設計をリアルに考え始めている人は、人生に疲れて転職を検討しているのではないでしょうか。
そんな人生に疲れた人に、転職をススメとオススメの転職先を紹介しようと思います。
私はこれまで人事部の仕事を10年以上経験し、転職者とのかかわりや従業員の労務相談を受けてきました。
そんな経験から、人生に疲れた時は転職するチャンスである理由等を紹介します。
人生に疲れたら転職すべき?
前提として、人生に疲れたら転職すべきなか、気になりますよね。
結論としては、転職すべきです。
少なくとも、転職活動を始めてみるのが良いと思います。
なぜなら人生に疲れた=心身の限界を向かえているからです。
あなた自身のSOSを見逃すべきではありません。
しかし、人生に疲れたからといって、本当に転職すべきなのか不安になりますよね。
そこで、以下の判断基準をもとに、転職した方がいいのかどうか、判断しましょう。
<人生に疲れた時に転職すべきかどうかの判断>
①どんな働き方がしたいか?
・キャリアを追い求めて、バリバリ働きたい
➡休暇を取得したり、部署異動などを希望して、今の会社で働いた方が良い
・働き方を見直して、人生をやり直したい
➡ゆっくり働ける職場に転職して、余裕を持とう(転職すべき)
②あなたの今の状況
・人生に疲れたけど、少し休めばバリバリ働けそう
➡今の会社に残りながら、様子をみてみよう
・体調に影響が出たり、仕事に行けない状態
➡すぐに転職活動を始めて、キャリアチェンジしよう(転職すべき)
上記の判断基準を参考に、転職すべきか考えましょう。
人生に疲れたと感じる人は、相当なストレスや努力を重ねてきた人です。
仕事が嫌になったり、職場に行くことが嫌な時はいくらでもありますが、人生に疲れたと感じるのは、稀ですからね。
そんなSOSを察知して、あなたのこれからの人生のためにも、いい方向に行動するのが良いでしょう。
人生に疲れた人が転職すべき理由
人生に疲れたから転職したところで、何が変わるのか、疑問に思いますよね。
転職してもまた一緒なのでは?と不安に感じるのも当然です。
しかし、転職先をしっかり見極めて、あなたに合った会社に転職すれば人生が変わります。
人生に疲れたと感じている人も、きっと、イキイキと働けるようになるはずです。
では、転職によって何が変わるのか主な理由を紹介します。
・仕事内容が変わる
➡あなたに合った仕事に就ければ、生産性ややりがいが向上します
・人間関係が変わる
➡人間関係のリセットによって先入観を払拭できますし、新たな人生をスタートできる
・働き方が変わる
➡労働時間、休日出勤、休暇取得においてホワイトな環境で働ける
現状の職場環境が劣悪であったり、激務であればあるほど、転職することで変化を起こすことができます。
転職先を厳選することで、あなたの性格や長所を活かした仕事に就くこともできますし、アットホームな会社に転職することもできます。
そして、残業や休日出勤が少なくて、休暇が取りやすい、ホワイトな職場に転職することもできます。
いずれも、疲弊して人生に疲れた人にとっては、待ち望んだ職場環境だと思います。
そして、これまで普通だったことが、転職することでその常識を覆すこともできるでしょう。
限界まで消耗し続けていた日々から、少し余裕を持って働けたり、上司に気軽に相談できる職場へ転職できれば、人生に疲れたと感じることはないでしょう。
転職して、仕事内容、人間関係、働き方を変えることで、絶望的な日々から、楽しく余裕を持った人生を送れるはずです。
ぜひワークライフバランスを意識した会社に転職しましょう。
人生に疲れた!転職を検討する際の注意点
なお、人生に疲れた際に、転職を検討するなら、注意すべきこともあります。
何も考えずに転職をすると、後悔するケースもあります。
後悔しないためにも、以下の注意点を意識しましょう。
・感情的になって先に退職するのは避けよう
・極端な思考は危険!バランスが大事!
・転職先の条件を本音から整理する
感情的になって先に退職するのは避けよう
人生に疲れたからと言って、先に退職するのは避けましょう。
精神的もしくは肉体的に限界で会社に行けないなら、一旦休暇や休職すべきです。
そして、退職する前に転職先を確保しておく方が絶対に良いでしょう。
なぜなら、退職してから無職の状態で転職活動をするのは選考が不利になるからです。
そして転職活動中に不安や焦りが襲ってきて、間違った転職をしてしまう可能性があるからです。
経済的に精神的にも余裕が残された、在職中に転職先を確保してから、会社を辞めるようにしましょう。
極端な思考は危険!バランスが大事!
転職する上で極端な思考は危険です。
特に転職先を選ぶ際はメリットとデメリットのバランス感覚が大事です。
転職することで、多少のリスクもあれば、期待できる部分もあります。
リスクばかり考えていては行動できませんし、期待し過ぎても後悔する可能性があります。
転職することで、「多少のリスクはありつつも、希望する条件は満たせる」くらいの気持ちでいましょう。
特に、人生に疲れた状態だと、正常な判断や、冷静な判断がしづらい状況にあります。
なるべくフラットかつ客観的に判断できるようにしましょう。
転職先の条件を本音から整理する
転職するには、転職先に求める条件を整理する必要があります。
その際に、背伸びをしたり、欲張りな考えは捨てましょう。
大切なのは、あたなの身の丈に合った、転職先を見つけることです。
例えば、会社の規模や、給料の高さよりも、働きやすさや仕事内容を重視するべきです。
人生に疲れた人が転職するなら、今の会社よりも余裕を持って働ける会社の方が良いからです。
間違って、成果至上主義のような会社に転職してミスマッチを起こすのは防ぎましょう。
人生に疲れた人にオススメの職種や業界
では、人生に疲れた人にオススメしたい職種や業界を紹介します。
人生に疲れた人に選んで欲しい、転職先の条件としては、「激務過ぎない」、「スキルが身に着く」、「ある程度自分のペースで仕事ができる」ことです。
人生に疲れた人にオススメの職種や業界は以下のとおりです。
・事務系の職種(経理、総務、人事、その他事務系業務、等)
・リモートワークも可能なIT系の職種(WEBライター、WEBデザイン、等)
事務系の職種(経理、総務、人事、その他事務系業務、等)
基本的に、全ての人にオススメしたいのは、事務系の職種です。
主な事務職で言えば、経理、総務、人事系の職種です。
総合職として働けますし、未経験からでも大丈夫です。
自分のペースで仕事ができますし、決まった仕事を計画通りに進めるので、ノルマなどもありません。
また、やればやるほどスキルや専門性が身に着くので、やりがいも出てきますし、いざとなれば転職しやすいメリットもありますね。
その他の事務系であれば、営業事務や、学校事務、医療事務、管理部門の事務などもあります。
男女問わず、未経験からでも転職できますし、社会人としてこれまでキャリアを積み重ねてきた人であれば、誰でも転職できます。
安定して、自分のペースで仕事をしていくなら、事務系の職種がオススメです。
リモートワークも可能なIT系の職種(WEBライター、WEBデザイン、等)
しっかりとしたスキルを身に着けて働きたいなら、IT系の職種がオススメです。
なお、リモートワーク可能で、将来的にはフリーランスで働けるような職種の方が良いです。
なお、一般企業のSE職となれば、疲弊してしまう可能性もあるので、注意しましょう。
プログラミングやWEBの知識やスキルを習得して、独自に働きたい気持ちがあるなら、WEBライターやWEBデザイナーなどがオススメです。
未経験であっても、プログラミングスキルを学べるスクールは多いですし、未経験から教えてくれる会社も多いです。
これまでと違った働き方を目指したいと考えている人には、リモートワークも可能なIT系職種が良いでしょう。
心身の健康を最優先に考えることが人生を幸福につながる
結局、心身の健康を最優先に考えることが重要です。
仕事や働くことも、人生において重要ですが、人生に疲れたと感じるほど、頑張る必要はありません。
最終的には幸福度を高める必要がありますし、健康を害してしまえば、仕事をやる意味もありませんからね。
そして、「人生に疲れた」=「心身共に消耗」している証拠です。
仕事が楽しいと感じているなら別ですが、義務感や責任感を感じてやっているなら、少し立ち止まって人生を考え直した方が良いでしょう。
これまで、人生が疲れるほど、走り続けてきたのだと思います。
今後も同じスピードもしくは、もっと負荷をかけた状態で走り続けることが、あなたの人生にとって必要なのかどうか、考え直しましょう。
転職すれば、人生がバラ色になるとは言いませんが、少なくとも、人生を変えることはできます。
そしてしっかり準備して、転職先を見極めれば、今の辛い状況から逃れられるはずです。
少なくとも、転職活動を始めてみて、どのような転職先があるのか、どのような働き方があるのかを、実際に見たり、話しを聞いてみることから始めましょう。
【持論】人生に疲れた人ほど転職先で成功しやすい!
ここからは、私の持論ですが、人生に疲れた人ほど、転職先で成功しやすいと思っています。
なぜなら、「人生に疲れたと感じるほど、限界まで頑張ってきたから」です。
多くの人は人生に疲れるほど、頑張ったり努力することはできません。
中途半端なところで、ギブアップしたり、他人に泣きつくものです。
しかし、あなたはこれまでの期間、限界を超えるほど、努力をしてきたわけです。
その過程で身に着いた経験やスキルは、転職先でも活かせるはずです。
きっと、今の職場では、求められる仕事の性質や、職場環境、会社の体質などに限界を感じている状況でしょう。
いわゆる、ミスマッチな状況です。
これまで頑張って培った経験がある上で、あなたとマッチする会社に転職することができれば、これまで以上に活躍でき、無駄な疲弊をする必要がなくなるはずなのです。
人生に疲れたと感じた人は、自信を持って転職を目指してみましょう。
持論ですが、きっと転職先でも上手くいくはずです。
さいごに
以上、人生が疲れたと感じたら転職すべき理由等について紹介しました。
人生に疲れたと感じた人は、これまで本当に努力して頑張ってきた方だと思います。
そして、ここで一旦、立ち止まって考えて下さい。
このまま、絶望して働き続けるのか、希望を見出すのかを検討するチャンスです。
体のSOSを見逃さずに、将来をしっかり考えましょう。
そして、人生に疲れたと感じる人で、社会人10年目や30代の会社員であれば、これまでの経験やスキルはきっと、転職先でも役に立ちますし、十分活躍できるはずです。
あとは、あなたに合った働き方と仕事内容、職場環境を見つけるだけです。
転職エージェントであれば、ミスマッチを防ぎ、あなたの希望条件に沿った求人を紹介してくれます。
もし、1人で転職活動するのが不安なら、ぜひ検討してみましょう。
以上さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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