仕事をしていて、能力不足を理由に退職すべきかどうか迷うことはないでしょうか?
例えば、
・何をやってもうまくいかない
・ミスばかりで迷惑をかける
・上司や先輩に怒られてばかり
こんな毎日を送っていれば、自信も無くしますし、自分の能力の無さが嫌になってしまいますよね。
こんな辛い思いをするなら、自主退職して、
自分が向いている仕事、もしくは自分に合ったレベルの仕事を
見つけた方がいいのでは?と思うかもしれません。
確かに、
ノルマやプレッシャーと自分の能力に大きなギャップがあるのであれば、
退職を検討した方が、幸せな人生を送れるかもしれません。
ただし、退職を即決する前に確認しておいた方がいいこともあります。
そして、できれば、退職の前に、自分の能力を向上させて、成長できるように全力を出すべきです。
そして能力不足という状態であってもいずれ、他の人よりレベルアップできるかどうかを
退職するかどうかの基準にした上で、判断した方がいいです。
それでは退職する前に確認しておいた方が良いことなどをご紹介します。
この記事が、能力不足によって自主退職すべきかどうか、迷っている人の参考になれば幸いです。
能力不足だと感じる原因
何もかもうまくいかず、「自分には能力が足りない」と感じることは、誰にでもあります。
それは単純に能力が足りていない場合もあれば、
周囲の環境が原因で能力を発揮できない場合もありますし、
自分の認識に問題がある場合もあります。
能力不足で悩んでいる場合でも、
客観的に判断できていないケースもあるので、
自分がどれかに当てはまっていないか、確認してみてください。
<能力不足と感じる原因>
・完璧主義 ⇒ 成果を出しているのに、完璧を追い求めてしまっている
・今の仕事が辛くて大変 ⇒ 今担当している仕事がうまくいかず、一時的に自身を失っているケース
・職場環境が辛い ⇒ 人間関係が原因で本来のパフォーマンス発揮できていない場合もある
・仕事に慣れていない ⇒ 今の仕事を担当して3年経っていないなら、慣れていないだけかもしれません
・他の人と比較している ⇒ 他の人と比較して、自分のできていない所にばかり目がいっているケース
・周囲の人が優秀過ぎる ⇒ そこそこの能力があっても優秀な人と常に比べられると辛いです
・求められるレベルが高すぎる ⇒ 自分の能力とノルマにギャップがあり過ぎるケース
人は辛い状況になると、「自分には無理だ」と自信を無くしてしまいがちです。
一つのミスや上手くいなかないことに対して、自分の全てを否定するような考えは、
極端な思考であり、認識としては誤っています。
うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあるということも前提に、
自分が能力不足なのかどうか、あらためて確認してみましょう。
もしかしたら、自分が能力不足だと感じているのは、
環境が原因であったり、自分の勘違いである場合もありますよね。
能力不足による自主退職を決断する前に試すべきこと
それでも、自分には能力不足だと感じ、退職したいと考えるのであれば、
退職前に試してほしいことがあります。
場合によっては、退職を回避することができるかもしれません。
完璧主義を治す
自分で能力不足だと感じる要因の多くは、完璧主義である要素が多々あります。
ミスをしない人なんてこの世にはいません。
ミスは誰にでも起こりえますし、優秀な人ばかりではありません。
優秀な人もいれば、優秀でない人もいますし、そんな人たちも、何とかやっていけているのです。
完璧主義を治して、全てを完璧にやろうとするのではなく、70~80%の力で仕事をやってみましょう。
⇒できなかったことよりも、できていることに着目する
⇒苦手なことやミスしたことは、「どうすればできるのか」を考えて、行動する
⇒苦手なことも、やり続ければ得意になり、好きになる
昨年と比べて成長していれば、いずれ悩まなくなる
現状、能力が足りていなかったとしても、少しずつ成長していれば問題ありません。
他人と比較するよりも、以前の自分と比較して、成長できているかどうかの方が大事です。
もちろん、自分の成長はそこまで早く実感できませんが、1年前の自分と比較すれば、
できることも、知っていることもかなり多くなっているはずです。
その成長を続けていれば、いずれ、自分の能力と求められるノルマとのギャップがなくなり、
能力不足に悩むことはなくなるでしょう。
何事も継続が大事です。
⇒少しでも成長できていれば問題ない。
⇒成長し続けることで、気づかないうちに誰よりも能力が高くなっていることも
⇒初めから能力が高い人よりも努力し、成長する人の方が魅力的
異動できないかどうか、会社に確認する
退職の前に、会社内で他の部署に異動できないかどうか、確認しましょう。
もし、本当に仕事ができなくて今の仕事が合っていないのが明らかであれば、
会社側も考慮してくれる可能性は高くなります。
どんな人でも適材適所があり、向き不向きがあります。
また転職しても、同じように能力不足を悩むかもしれないので、できれば、退職する前に、
同じ会社内での異動を考えて行動してみてください。
⇒仕事内容が変われば、飛躍できるかもしれない
⇒転職よりも異動の方がハードルもリスクも低い
こんな感じです。
本当に能力不足を理由に自主退職を検討しているのであれば、
上記の対策をまず試してみてください。
精神論的な部分もありますが、自分の認識や考えを正すのは、
非常に大事なことです。
自分の視野を出来るだけ広くして、
時には苦労や努力することも受け入れることで、
道が開けることもありますからね。
退職すべきかどうか迷った時の判断基準は?
上記で、能力不足と感じる原因や、退職する前に確認しておいた方が良いことをご紹介しました。
しかし、いくら対策を講じても、人の我慢にも限界があります。
場合によってはストレスで健康を害す場合もありますからね。
その上で、実際に退職すべきかどうかの判断基準はどう決めれば良いのでしょうか?
基本的には、以下の基準を目安にしてみてはいかがでしょうか。
・今の仕事を担当して3年未満なら3年経つまで我慢 ⇒ それでも能力不足を感じるなら退職
⇒単純に経験不足で、慣れていない可能性が高いから
⇒辛い状況であっても、期限を決めれば何とか頑張れる
・他の人が優秀過ぎたり、ノルマがきつすぎる場合 ⇒ どれだけ頑張っても追い越せそうになければ退職
⇒職場内で優位になれないなら、環境を変えた方が良いかもしれない
⇒自分のレベルに合った仕事を探した方が良い
期限を決めて出来る限り頑張ってみてから退職を決断するのは、転職後のことを考えた時にも、良い事です。
実際、転職したからといって、自分の希望通りの働き方が出来るとは限りませんからね。
また、頑張ったものの、ノルマやプレッシャーが過度な場合は、自分のレベルに合った職場を見つけた方が
幸せに働ける場合もあります。
もちろん、給与は待遇面は下がるかもしれませんが、能力不足を感じて転職するなら、覚悟の上ですね。
まとめ
以上、能力不足で自主退職すべきか悩んだ時に確認すべきことをご紹介しました。
誰でも一度は、能力不足を痛感し、自信を喪失する時はあります。
その逆境を運よく乗り越えられる人もいれば、
環境を変えざるを得ない人もいます。
しかし、転職することが悪いことではありません。
一度入社した会社で一生働き続けるというのは昔の考えです。
今では多くの人が転職していますし、普通のことです。
自分の能力と、現在の仕事や会社のノルマとの間に大きなギャップがあり、
いつまで経っても、そのギャップを埋められず、辛い思いをしているなら、
いっそのこと、転職して環境を変えた方が良い人生を送れるはずです。
そして、その判断は出来る限り3年働いた上で判断した方が良いでしょう。
それは、転職先で失敗しないためです。
ある程度のスキルや経験を身に着けた上で、自分の能力不足なのかどうかを判断し、
退職を決断してみてください。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
コメント