これまで転職をしたことがある人にとっては、次の転職を最後にしたいと思うこともあるでしょう。
せっかく転職できたけど、仕事内容や人間関係が合わず、会社を辞めたいと思うこともあると思います。
そして、何度も転職を繰り返すことに嫌気がさすこともありますよね。
次の転職を最後にしたいと思うのは当然ですし、どうすれば後悔しない転職が実現できるのか気になりますよね。
私はこれまで人事部の仕事を10年以上経験し、転職者や退職者とたくさん携わってきました。
そんな経験から、次の転職を最後にしたい時の注意点や考え方を紹介します。
この記事では以下の悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
・次の転職を最後にしたい
・後悔しない会社選びをしたい
・30代で次の転職を最後にしたいのはアリ?
次の転職を最後にしたいと思う理由
次の転職を最後にしたいと思う理由を紹介します。
具体的な理由は下記のとおりです。
・転職回数が多い
➡転職する度に辛い思いをしている
・そろそろ落ち着きたい
➡安定して働きたい
・後悔しない会社選びをしたい
➡リスクがある分、次の転職で失敗したくない
転職回数の多い人は、これ以上何度も転職をしたくないと思うのは自然なことですよね。
転職するたびに、仕事や人間関係が合わず、悩んでいる人も多いですからね。
その結果、そろそろ落ち着きたいと思うのは当然ですし、安定して同じ会社で長く働き続けたいと思うものです。
転職を繰り返していると、ストレスも増えますし、スキルアップやキャリアも安定しませんからね。
また、せっかく転職したのに、転職を後悔したり、失敗したと思いたくないのも事実です。
どうせ転職するなら、「次の転職が最後が最後」と思えるくらい、素晴らしい職場で働きたいものです。
多くの人は転職する際に、「次の転職を最後にしたい」と思っています。
何度も転職することを想定している人は少ないでしょうし、転職でキャリアアップを考えている人も少数ですからね。
次の転職を最後にしたい時の対処法
次の転職を最後にしたい時の対処法を紹介します。
次に転職する際、最後の転職となれるような工夫や方法です。
あなた自身が、以下の準備をしておくと良いでしょう。
・希望する働き方や転職先に望むものを整理する
➡転職の軸を明確にすることで、あなたに合った会社へ転職しましょう
・こだわりや理想を持ち過ぎない
➡ある意味、妥協も必要
・転職エージェントを利用する
➡あなたに合った求人を紹介してもらいましょう
転職する上で、転職先に求めるものや、働く上で大切にしたいことがあるはずです。そういった、転職の軸を固めて、あなたにとって何を重視して転職するのか、整理して言葉で伝えられるようにしておきましょう。
また、転職する際はこだわりや理想を持つことは大事ですが、過度な期待やこだわりは、理想と現実のギャップに苦しむので、避けましょう。次の転職を最後にしたいなら、現実的に考えて判断をするべきです。
なお、1人で転職するのではなく、プロのアドバイスやサポートを受けた方が、転職の成功率も上がりますし、より良い企業と巡り合える可能性が高まります。特に転職エージェントを利用すれば、選考対策や、面接の日程調整などを、代わりにやってくれるので、時間や労力の省略とともに、手厚いアドバイスも受けられます。
次の転職を最後にしたいなら、あなたの考えや希望を整理し、現実的な思考を持って行動しましょう。
その上で、転職エージェントなどのプロのチカラを借りるのがオススメです。
最後の転職にしたい時の会社選びの注意点と基準
最後の転職にしたい時にどうやって会社を選べば良いのか紹介します。
後悔しないためにも、会社選びは慎重に考えましょう。
会社選びのポイントは下記のとおりです。
・給料や会社の規模だけで会社を選ばない
➡仕事内容や社風、残業時間や働き方などもしっかり重視しよう
・ミスマッチが発生する会社は選ばない
➡あなたが希望する働き方や転職先の条件と合わない会社は避けましょう
・第三者の意見も取り入れた上で転職先を決める
➡一人で判断せずに、客観的な意見も参考にしよう
会社を選ぶ際は、給料や会社規模だけでなく、仕事内容や働き方、会社の雰囲気を重視しましょう。どれだけ待遇がよくても、あなたに合わない会社に転職してしまっては、後悔しますからね。
また、最後の転職にしたいなら、ミスマッチは防ぐべきです。希望条件と違っていたり、転職した後にギャップを感じてしまうのは避けたいですからね。
そして、1人悩んだり、判断するのは避けるべきです。誰かに相談したり、アドバイスを貰って、客観的な意見を参考にしながら、転職活動を進めるべきです。
最後はあなたが決めれば良いのですが、重要な決断になるので、家族や友人、同僚などの意見ももらいながら、判断しましょう。
会社選びに関しては、とにかくあなたに合った会社を選ぶべきです。待遇が良くても求められる仕事のレベルが高過ぎれば、再び転職してしまうでしょうし、転職を後悔してしまいますからね。
30代で次の転職を最後にするのはアリ?
なお、30代ので転職を最後にしたいと考えている人もいるでしょう。
30代といえば、若手でもなく、ベテランでもないことから、転職においても市場価値の高い世代です。
そんな30代のうちに転職を済ませて、転職後の会社で定年まで働きたいと思う人も多いですよね。
結論としては、30代で次の転職を最後にするのはアリです。
30代であれば、即戦力として活躍できますし、転職も成功しやすいでしょう。
そして、社会人としての経験も長いため、転職先選びも失敗しにくいはずですからね。
しかし、40代や50代でも転職する人は多いため、40代以降でも問題はありません。
ただし、40代や50代になれば、管理職経験者が多いですし、求められるレベルも高くなるので、転職に対するハードルは少し高くなるのが現実かもしれませんね。
年齢が若ければ、転職を繰り返しても問題ありませんが30代以降の転職は慎重になるのが現実ですよね。
しかし40代の人であっても、転職する人は多いですし、実際、転職に成功する人も多いので、将来に悲観したり、「次の転職で失敗したら人生が終わり」といった絶望感を感じる必要はありません。
自分事として考えれば辛いかもしれませんが、年を重ねても転職を繰り返す人は多いですし、それでも転職できるものです。過度に悲観する必要はないので、今できる行動を続けましょう。
<まとめ>
・30代で次の転職を最後にするのはOK
・ただし、気が変わって40代になってから転職するのもOK
・最後の転職だと思っても、そうならないことも多い
転職回数が多いと転職できない?
転職回数が多いと転職できないのでは?と疑問に思いますよね。
一般的にも「転職回数が多いと転職活動が不利になる」と言われることがあります。
結論から言えば、転職回数が多いと転職の成功率は下がってきます。
やはり、面接官や人事担当者としても、転職回数が多い人を採用するのはリスクが高まりますからね。
ただし、転職できないことはありません。
その理由は下記のとおりです。
・企業も人手不足で困っているから
➡猫の手も借りたい企業はたくさん存在します
・あなたを求めている企業はどこかに存在するから
➡あなたのスキルや人間性とフィットする会社は必ず存在する
・転職回数が多い人は、たくさんいるから
➡悩みもがき苦しんでいる人はあなただけではありませんので、安心してください
転職回数が多いと、不利になってしまうのは仕方がありません。
しかし転職することは十分にできます。
昨今、どの企業も人手不足であり、人材難で困っています。企業もえり好みできない状態であり、転職回数が多くても、即戦力で活躍してくれそうであれば、採用する会社は多々存在します。
また、あなたに合った会社はどこかに存在するはずです。企業の規模や待遇などに関して、贅沢は言えないかもしれませんが、転職先が見つからないことはないでしょう。
そして、転職回数が多い人はたくさんいます。実際、転職回数が多くても経験やスキルを活かして転職を成功する人はいます。
転職回数が多いと、転職できないのでは?と不安になるかもしれませんが、全く転職できないわけではありませんので、安心してください。
なお、転職回数が多いことが気になり、転職活動に不安を感じるなら、転職エージェントのチカラを借りるのも有効でしょう。
選考対策や履歴書の書き方など、的確なアドバイスによって、選考の通過率を向上させることができます。
さいごに
以上、次の転職を最後にしたい時の対処法を紹介しました。
何度も転職を繰り返してしまうのは辛い経験も増えますし、思い通りのキャリアを描けないでしょう。
そのために、次の転職を最後にしたいと思うのは、ごく自然なことです。
もちろん、次の転職を最後にしたいと思っても、再び転職したくなる可能性もあります。
しかし、次の転職を最後にしたいと思いながら、転職活動をするのは非常に有効な方法です。
転職活動にかける気持ちや覚悟が高まりますし、ミスマッチを防ぐために工夫を重ねるからです。
やはり中途半端に転職活動を進めると、後悔が残りますし、失敗してしまう可能性も高いですからね。
もし仕事になやみ、次の転職を最後にしたいと思うのであれば、ぜひ上記の対処法を参考に、行動してみてください。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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