遠方に転職する場合、引越しをしなければなりません。
しかし転職活動をしながら、引越しをするのはかなり大変ですし、ストレスで嫌になってしまいますよね。
転職も引越しも人生における大きなイベントであり、時間とお金が膨大にかかります。
また、数多く経験するものではないので、手続きに慣れている人もいません。
そんな状況では手続きに失敗したり、想定よりもお金や時間、ストレスを無駄に消費してしまうでしょう。
私は東京から関西へ、引越しを伴う転職をしたことがあります。
そんな経験をもとに、転職と引越しを同時に行う際の苦労や、注意点などをご紹介しようと思います。
正しい引越しのタイミングは採用内定後
まずは、転職と引越しを同時にする場合の、引越しのタイミングについてご紹介します。
引越しのタイミングを間違うと、後で後悔したり、大きなロスに繋がり、ストレスが大きくなります。
結論としては、「採用内定」が出た後が、引越しするのにベストなタイミングです。
その理由は下記の通りです。
・転職が決まらない可能性があるから
➡もし転職できなかったら、引越しする意味がなくなる
・転職先の勤務地に合わせて引越しをするべきだから
➡転職先の勤務地に近い場所に住むのがベスト
・無職の状態だと、管理会社の審査に通るのが難しいから
➡退職してからの転職だと、収入が無い状態になるので、家が決まらない
引越しは、「お金」、「時間」、「労力」がかなりかかるものです。
また、家は生活する上で重要な要素になるので、失敗するとダメージが大きなものになります。
そのため、「後悔」しない選択をする必要があります。
そうなると、転職先の状況に応じて、引越しする家のスペックも変えていかなければなりません。
例えば、下記の点については転職先によっては大きく異なるはずです。
①転職先の収入に応じた家賃
②転職先の勤務地に応じた家の場所
また、転職活動した結果、どこも決まらなかったり、現職に残る選択をした時、引越しの意味がなくなります。
ですので、転職先が正式に決まった後に引越しをするべきなのです。
結論としては、
「転職先から採用内定をもらう」➡「退職の手続きをする」➡「引越し先を決める」という順番が確実です。
採用内定後の引越しの手続きについて
続いて気になるのが、引越しの手続きではないでしょうか?
引越しに伴う手続きについて、時系列にして下記にまとめました。
<転職に伴う引越しの手続きについて>
①引越し先のリサーチ ➡ 転職活動と同時並行
②仲介業者に引越しの相談 ➡ 採用内定後
②引越し先の決定(契約) ➡ 退職手続きの後
引越し先の最終的な契約は、「採用内定」が出て、現職の「退職手続き」が終了してからにしましょう。
退職時期の相談や、退職の引き留めに合う可能性を考慮すると、引越しの時期がずれる可能性もあるからです。
なお、その他の詳細な手続きについては、仲介業者に確認すれば大丈夫です。
また引越しが決まったら、水道、ガス、電気などの手続きや住民票の転出、転入届なども忘れずに行いましょう。
転職先に確認しておくべきこと
転職と引越しを同時に行う場合、転職先に確認しておいた方がいいことがあります。
あらかじめ確認しておくことで、無駄な手間を省くことで、すこしでもストレスを緩和させましょう。
具体的には下記の点について、確認しましょう。
<転職先に確認しておくこと>
・家賃補助について
➡住居に関わる手当や家賃手当の基準などを確認しましょう
・入社日について
➡入社時期に応じて、引越し先の入居日を決めましょう
・通勤手当の支給基準について
➡勤務地からの距離や金額に応じて金額が変動する場合があります
・社宅や社員寮の有無について
➡社宅や社員寮に入居すれば引越し先を自分で探す必要がなくなります
・引越し先のアドバイスについて
➡土地勘の無い地域であれば、人事担当者にアドバイスを貰いましょう
転職先の福利厚生や手当などの確認は先にしておいた方が良いでしょう。
特に、家賃補助や住居手当、通勤手当などは、引っ越す地域や家賃に、直接影響しますからね。
また、通勤に関しては、車通勤や自転車通勤が可能かどうも、確認しておくと良いでしょう。
そして、土地勘のない地域で、住む場所が分からなければ、転職先からアドバイスを貰いましょう。
一般的に、転職先の人が住んでいる地域や最寄り駅などを、人事の人に聞いておくと良いでしょう。
(経験談)引越しを伴う転職で苦労した話
次に、私が実際に引越しを伴う転職で苦労した経験をご紹介します。
私は東京から関西へUターン転職を実現しましたが、その時の時系列は以下のとおりです。
<経験則:転職と引越しを同時に行った時の時系列>
①東京で転職活動を始める
⇓
②関西まで面接を受けに行く(複数回)
⇓
③同時並行で引っ越し先の物件をリサーチ
⇓
④最終面接の際に引越し先の内見を行う
⇓
⑤採用内定をもらい、仲介業者と賃貸物件の契約を行う
⇓
⑥働いていた会社に退職願を提出し、2週間後に退職を申し出る
⇓
⑦2週間後に転職と引越しを実現
転職も引越しもかなり過密なスケジュールでしたが、何とか無事に実現できました。
退職と引越しまでの期間が2週間のみで、ギリギリ間に合いましたが、ストレスが半端なかった記憶があります。
そんな経験から、下記の点において苦労しました。
<転職と引越しを同時に行い、苦労したこと>
・遠方への転職だと、引越しに伴う手続きがかなり面倒
➡仲介業者とも電話でのやり取りになり、面接に行った時に内見をするなど、スケジュール管理が大変
・土地勘がないので、どこに済むのがベストなのか分からない
➡乗換えが面倒で、周囲にコンビニがなく、不便な場所に引越してしまった
・転職と引越しまでの期間が短く、準備に苦労した
➡引越しの準備や手続きの時間がなくて、忙しかった
とにかく、やることが多くて忙しかったのが一番大変ですし、ストレスになります。
特に、遠方になれば、面接も引越しもお金や時間が膨大にかかります。
無事に転職も引越しも成功しましたが、もっと余裕のあるスケジュールを組むべきだったと後悔しています。
転職と引越しを同時に行う時のストレスを軽減する方法
では、私の経験も考慮した上で、転職と引越しを同時に行う際のストレスへの対処法をご紹介します。
転職だけでも大変なのに、引越しも同時に行うのは、単純に労力が倍になるので、大変になるのは当然です。
少しでもストレスを軽減する方法は下記の通りです。
・転職も引越しも余裕を持って活動する(焦りは禁物)
➡余裕のあるスケジュールを組み、計画的に実行することで、ストレスを回避
・日頃から住む場所は自分でリサーチしておく
➡仲介業者に丸投げするのではなく、自分でも探そう。但し、理想を抱き過ぎると失敗するので注意。
・新しい生活に希望を膨らませる
➡面倒なことやストレスを、ワクワク感で打ち破りましょう。
とにかく、焦りは禁物です。焦ってしまうと正常な判断ができずに、転職も引越しも失敗してしまいます。
「早く決めなければならない」という義務感とストレスが先行し、妥協してしまうんですよね。
また、自分で調べられることは自分で調べておきましょう。自分でも納得できますし、時短になもなります。
そして、転職も引越しも面倒な手続きや準備にかかわるストレスから逃れることは難しいかもしれません。
しかし、それ以上に新生活への楽しみや期待感で頭はいっぱいになると思います。
ネガティブな面もありますが、ポジティブな面もあることを認識して、ストレスを緩和させましょう。
まとめ
以上、転職と引越しを同時に行う際のストレス解消方法についてご紹介しました。
私も経験がありますが、転職と引越しを同時に行うのは、シンプルに大変です。
そしてストレスもかかります。
しかし、余裕のある行動と、計画的な準備を行えば、焦ることはありません。
焦りさえしなければ、ストレスも緩和できます。
今、転職活動と引越しを同時に行っている人は、本当に苦労しているでしょう。
しかし、それを乗り越えれば、新しい生活が待っています。
ぜひ、この記事を参考に、少しでもストレスが軽減されれば幸いです。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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