転職を決断できない時のポイントときっかけを紹介【人事経験者解説】

転職活動・転職したい
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「退職もしくは転職して新しい人生を歩みたい!」と思っても、中々決断できないのが現実だと思います。

 

退職して転職するということは、人生にとって大きな決断となるからです。

 

転職を決断できない人は、以下のような悩みを抱えて、毎日、自問自答しているのではないでしょうか。

・本当に今の会社を辞めてしまって大丈夫だろうか?

・新しい会社でも、上手くやっていけるのだろうか?

 

転職をしたことがない人にとっては、正直、不安だらけですよね。

 

私はこれまで人事の仕事を10年以上経験し、多くの退職者、転職者と関わってきました。

また、私自身も転職の経験があり、転職を決断できないことに相当悩みましたし、不安と戦ってきました。

 

そんな経験をもとに、退職または転職を決断できない時に解決するポイントやきっかけをご紹介します。

 

 

転職を決断できない理由とは?

まずは転職を決断できない理由をご紹介します。

 

決断できない主な理由は以下の3つです。

<転職を割断できない理由>


・今の会社を退職してしまって後悔しないか不安

➡人間関係やキャリアがリセットされてしまう

・転職しても、仕事や人間関係が上手くいくか不安
➡仕事をゼロから覚え直す必要があるし、人間関係は運次第

・転職活動が面倒に感じてしまい、行動できない
➡現状に不満を感じつつも、転職する勇気やモチベーションが湧いてこない

 

多くの人が、退職し、転職したいと思っていても、決断できないのが現実です。

 

その理由の多くは、転職することで後悔してしまうのではないか?という不安が先行するからです。

 

ダラダラ仕事を続けてしまい、気づいたら「転職のタイミングを逃してしまった」という人が多いのです。

 

また、単純に転職活動が面倒に感じてしまう人も多いでしょう。

 

人間は変化を好みません。現状維持による安定を望むのは人間の本能なのです。

 

結論としては、退職・転職を決断できないのは当然のことであり、特別なことではありません。

 

日本のサラリーマンのほとんどが、退職や転職を決断できないことに悩んでいるのです。

 

あなただけが、決断できない訳でもありませんので、安心してください。

 

 

退職・転職を決断するきっかけとは?

では一般的に、どういったタイミングで退職・転職を決断することが多いのでしょうか?

 

きっかけとなるタイミングは主に以下のとおりです。

<転職を決断するきっかけ>


・今の会社に対する不満

・将来のキャリアアップに対する不安

・他にやりたいことができた時

 

 

今の会社に対する不満

多くの人が、会社への不満を理由に転職を決意するのではないでしょうか。

「人間関係」、「労働時間」、「人事評価」、「給与」、「仕事内容」などに対する不満は、

転職することで解決する可能性がありますからね。

また、我慢の限界でやむを得ず退職や転職を決意する人も多いでしょう。

 

将来のキャリアアップに対する不安

このまま仕事を続けても将来性がなかったり、管理職への昇進が見込めないケースです。

自分のスキルやキャリアを向上させるために、新しい環境を求める人も一定数います。

「もっと経験を積みたい」、「出世したい」といった感情が転職へのきっかけとなるでしょう。

 

 

他にやりたいことができた時

今の仕事以外に、やりたいことが見つかる人も多くいます。

違う業種であったり、違う職種に転職する人はいますからね。

部署異動では自分の希望通りに配属されませんが、転職であれば、希望を叶えることができます。

やりたいことが明確になったことが、きっかけで転職する人も多いでしょう。

 

 

 

共通しているのは「今の状況を変えたい・変えなければならない」という思いが、転職のきっかけとなります。

現状の仕事や将来に対して、不安感や不満感を感じている人は退職・転職のきっかけをつかみやすいでしょう。

 

 

退職・転職を決断できない時の解決策

とは言え、きっかけがあったとしても、退職・転職を決断できないのも現実です。

 

では、退職・転職を決断できない時の解決策を下記のとおり紹介します。

 

<転職を決断できない時の解決策>

①自分の人生をどうしたいのか考える

②今の会社で働き続ける将来像をイメージする

③現状の不満を洗い出す

④今の職場環境を他人と比較してみる

⑤転職後の働き方をイメージする

⑥転職は普通のことであるを認識する

⑦とりあえず転職活動を始めてみる

⑧専門的なスキルや経験を身に着けておく

⑨転職経験のある人に相談してみる

⑩転職エージェントに相談する

①自分の人生をどうしたいのか考える

自分の人生について、考えてみましょう。

自分がやりたい仕事や、理想的な働き方があるはずです。

人によっては「バリバリ仕事をしたい人」もいれば、「プライベートを充実した働き方を望む人」もいます。

「あるべき姿」ではなく「何をしたいのか?」、「どうしたいのか?」について考えてみましょう。

結果、転職でしか叶えられないものであれば、転職への決断力も上がってくるはずです。

 

②今の会社で働き続ける将来像をイメージする

10年後、20年後に今の会社で働き続ける姿をイメージしましょう。

その姿が理想的ならば転職は不要でしょう。

しかし、納得できない将来像であれば、転職への気持ちが高まるはずです。

もしイメージしづらい時は、実際に長く働いているベテラン社員の人を観察してみましょう。

 

③現状の不満を洗い出す

今、抱えている不満や不安を全て、紙に書きだしましょう。

そして、その不満が現職でも解決できるものと、解決できないものに分けましょう。

もし、解決できないものがたくさんあるのであれば、転職することで変えるしかありません。

会社や他人を変えることはかなり難しいですが、転職によって環境を変えることはできます。

現状の不満を具体的にし、それが転職によって解決できるものであれば、決断力は増すはずです。

 

④今の職場環境を他人と比較してみる

職場環境を他人と比較してみることで、現状を客観的に分析しましょう。

今の環境が当たり前だと思っていても、「実は違った」というケースはよくあります。

視野を広げるためにも、同じ会社の他部署の人や、他の会社の人に話を聞いてみましょう。

比較してみたら、他人よりも「劣悪な環境ではたらいていた」なんてことに気付けるかもしれません。

 

⑤転職後の働き方をイメージする

転職することで、理想的な働き方や目標に近づけるはずです。

新しい環境でチャレンジするイメージや想像を膨らますことで、期待感が膨らみます。

ただし、都合の良いことばかり考えていると、後悔するので、現実的にイメージすることが重要です。

転職後の働き方をイメージするだけで、転職へのモチベーションが上がるでしょう。

 

⑥転職は普通のことであるを認識する

転職は誰でも普通に経験するものです。

昔と比べて転職する人は増えましたし、「転職=悪」という考えはかなり古い考え方です。

今後も転職する人は増えるでしょうし、普通のこととして捉えられるでしょう。

もちろん大きな決断が必要になることですが、誰でも普通に転職できるということを認識しておきましょう。

 

⑦とりあえず転職活動を始めてみる

転職するきっかけや決断することは簡単ではないでしょう。

そんな時は、とりあえず転職活動を始めてみるのがオススメです。

転職活動をした結果、「転職しない」という選択肢もありなのでリスクもありません。

決断できない不安を抱えて何もしないよりも、とりあえず転職活動を始めて、後で考える方が良いでしょう。

 

⑧専門的なスキルや経験を身に着けておく

転職する上で不安なのが、「転職後に活躍できるかどうか?」ではないでしょうか。

そのためにも、自分だけのスキルや経験を身に着けておくことが重要です。

スキルや経験は自身に繋がりますし、転職活動も有利に働きます。

どこでも働ける自身があれば、転職に対する不安も軽減されるでしょうし、決断できない状況を改善できます。

 

⑨転職経験のある人に相談してみる

転職したことのない人にとっては、どんなリスクや大変なことがあるのか、不安に感じているでしょう。

そんな不安を解消するためにも、実際に転職したことのある経験者に相談してみるのがオススメです。

転職経験者にしか分からないこともありますし、的確なアドバイスをもらえるはずです。

転職経験者と、転職未経験者では、転職に対する捉え方が全然違うので、ぜひ転職経験者に話を聞いてみよう。

 

 

⑩転職エージェントに相談する

身近に相談できる人がいないのであれば、転職エージェントに相談するのがベストです。

第3者の立場で客観的な意見やアドバイスをもらえるので、非常に参考になります。

また選考や面接時のアドバイスを貰えますし、自己分析や業界研究などの手助けもしてくれます。

転職に対する不安や決断できない悩みなども聞いてくれるので、ぜひ活用してみましょう。

 

 

 

転職を決断できない人は、転職活動を始めてきっかけを作ろう

 

転職を決断できないのは当たり前のことです。

 

現職との比較もしなければなりませんし、転職先が当たりかハズレかも分かりません。

 

あらゆる角度から検討し、考える必要があるからです。

 

しかし、行動することは、誰でもリスクなくできます。

 

具体的に言うと、転職活動をすることに決断は必要ありません。

 

決断が必要なのは、「転職先から採用内定をもらって、実際に今の会社を退職するかどうか」のタイミングです。

 

転職活動を始め、面接を受けている段階では、決断やリスクは何も発生しないんですよね。

 

もし、今、何もせずに転職に対して不安があり「決断できない」と悩んでいる人は、行動してみてください。

 

「行動」とは、転職活動のことです。

 

転職活動を始めるのであれば、始めは転職エージェントを活用するのがオススメです。

 

エージェントとカウンセリングを行い、あなたが希望する会社や業界を紹介してくれます。

 

そして、気に入った会社にエントリーしてみればいいのです。

 

もし受からなければ、次を探せばいいですし、受かったら、面接を受けてみれば良いのです。

 

そして採用内定をもらったら、その時に初めて、どうするか決断すればいいのです。

 

行動してみて、転職をしないという決断も、あなたにとってプラスになるはずです。

 

 

 

【最終決断のポイント】今の会社と転職先を比較しよう

転職先から採用内定をもらっても、転職を決断できないことで悩んでしまいますよね。

 

最終的に決断するポイントは、「今の会社と転職先の会社を比較する」ことです。

 

その上で、ポイントは不満や不安の大きさを比較するやり方です。

 

「転職先に対する不安」よりも、「現状の不満」の方が大きいのであれば、転職すべきだと思います。

 

<転職を決断するポイント①>

転職の不安 ≦ 今の会社の不満 ➡ 転職すべき

 

今抱えている不満が解消されないのであれば、転職先でチャレンジするほうが、可能性が広がります。

 

今の会社で「これ以上耐えられない」と考えている人も、現状のストレスの方が辛いなら、転職すべきですね。

 

 

その他にも、将来性を比較してみるのもオススメです。

 

<転職を決断するポイント②>

転職先での将来性 ≧ 今の会社での将来性 ➡ 転職すべき

 

どちらの方が「将来性があるか?」「自分らしく働けるか?」「充実しているか?」を比較してみましょう。

 

こちらは、ポジティブな要素で比較しています。

 

感覚的に言えば、どちらの方が、「ワクワクしているか?」といった感じです。

 

転職することで、「人生がより楽しく、充実しそうだ」と思えたなら、転職すべきでしょう。

 

転職で決断できない人は、上記のポイントを軸に考えてみましょう。

 

まとめ

以上、転職を決断できない時の解決策についてご紹介しました。

 

転職は大きな決断です。そのため、決断できないのも当たり前のことです。

 

あなたと同じように、決断できない人が多いのも事実です。

 

ポイントはとにかく、転職活動をはじめてみることです。

 

そして迷ったら、転職エージェントを頼りましょう。

 

最終的な決断が必要な時は、今の会社と転職先を比較して、決めましょう。

 

<この記事のまとめ>

・退職、転職で決断できないのは当たり前

・転職を決断できない時は、とにかく転職活動を始めてから考えよう

・転職を決断できない時は、今の会社と転職先を比較して決ればOK

 

 

以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。

 

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