お世話になった上司が異動して離れてしまうと、寂しくて不安になりますよね。
サラリーマンである以上、上司が異動することは仕方がありません。
しかし、お世話になった上司が異動することで、寂しい気持ちになるのは当然だと思います。
人によっては、寂しい気持ちだけでなく、不安感に襲われて仕事が手に着かないケースもあるでしょう。
そこで、この記事では上司が異動して寂しい時の対処法や不安の解消方法についてご紹介します。
お世話になった上司が異動して寂しいのは当たり前
まず、結論を申し上げると、お世話になった上司が異動して寂しいのは当たり前です。
これまで頼りにしていた上司がいなくなるのは、不安で溜まりませんよね。
しかし、会社員である以上、人事異動を避けて通ることはできません。
上司が異動することもあれば、あなた自身が異動してしまうケースもあります。
これまで信頼していた上司が急にいなくなるのは寂しいことですが「仕方がない」ことなのです。
僕も、過去にお世話になった上司が急に部署異動になり、寂しい気持ちと不安に襲われた経験があります。
今思えば、受け入れなければならない問題でしたが、当時は「仕事を辞めよう」とさえ思うほどでした。
上司が異動することを知って、帰りにお酒を飲みながら、涙したことを覚えています。
他人のことであれば、冷静な気持ちになれますが、自分の身に起きてしまうと、動揺してしまうんですよね。
お世話になった上司が異動することは珍しいことではありませんし、寂しい気持ちになるのも当然なのです。
上司が異動して寂しい時の対処方法
それでは、上司が異動して寂しい時の対処方法をご紹介します。
異動を食い止めることはできませんが、考え方や捉え方を工夫して、寂しい気持ちや不安感を解消しましょう。
具体的な対処方法は、以下のとおりです。
<上司が異動して寂しい時の対処方法>
①異動しても関係性は続けられる
②自分が成長するチャンスだと捉える
③新しい出会いを楽しむ
④直接感謝の気持ちを伝えてみる
⑤会社に勤める以上、仕方がないと考える
⑥寂しい気持ちはやがて薄れていく
①異動しても関係性は続けられる
上司が異動したとしても、同じ会社内に在籍することに変わりはありません。
勤務地が同じであれば、いつでも会えますし、連絡を取ることも簡単でしょう。
また同じ会社であれば、再び同じ部署にで働ける可能性もあります。
上司が異動したとはいえ、「一生会えないわけではない」ことを認識して、寂しい気持ちを軽減させましょう。
②自分が成長するチャンスだと捉える
頼りにしていた上司が異動するとなれば、あなたの負担やプレッシャーはより大きくなるでしょう。
そして不安や心配が増える一方で、成長するチャンスでもあります。
これまでは分からないことやトラブルも、上司の力を借りてきたかもしれません。
最初は大変かもしれませんが、独り立ちする良い機会でもあります。
上司に教えてもらったことを、最大限生かして、自己成長のチャンスだと捉えましょう。
③新しい出会いを楽しむ
上司が異動するということは、新しい上司が着任することにもなります。
新しい上司との仕事を通して、これまで知らなかったことや、経験してこなかったことを学ぶことができます。
新しい人達と接することで、視野が広くなり、成長にも繋がります。
上司が異動して寂しい反面、新しい出会いがあることをプラスに考えましょう。
④直接感謝の気持ちを伝えてみる
寂しい気持ちで堪えられない時は、上司に素直な気持ちを伝えてみましょう。
普段は照れて言えない感謝の言葉も、異動してしまうことが分かれば、素直に伝えられるはずです。
感謝の気持ちや寂しい気持ちを伝えることで、あなたのモヤモヤも多少は晴れるはずです。
そうすれば、仮に異動してしまっても、これまで以上に良い関係でいられるはずです。
⑤会社に勤める以上、仕方がないと考える
異動は会社員の宿命であり、逃れることはできません。
周囲の人が異動することもあれば、自分が異動することもあります。
時には、不本意な異動や納得できない異動もあります。
しかし、仕事をしている以上、会社が判断した異動は仕方がないのです。
寂しい気持ちも分かりますが、「仕方がないこと」と捉え、引きずらないようにしましょう。
⑥寂しい気持ちはやがて薄れていく
上司が異動したばかりの頃は、不安や寂しい気持ちでいっぱいでしょう。
しかし、時間が経つにつれて寂し気持ちは解消されていきます。
新しい環境に慣れていきますし、仕事に集中することで、寂しさを感じる余裕もなくなってきます。
お世話になった上司が異動しても、意外と何とかなるものです。
新しい上司に対する配慮と心構え
お世話になった上司が異動しては離れていく代わりに、新しい上司があなたの部署に配属されることになります。
寂しい気持ちでいっぱいでしょうが、新しい上司に対する配慮や心構えに注意しておく必要もあります。
具体的には、以下の点に注意しておきましょう。
・お世話になった昔の上司と比較したりしない
➡前の上司のやり方や、考え方と比較して、新しい上司を困らせるようなことはNGです
・新しい上司にも一生懸命、貢献する
➡手を抜かずに、これまで経験した知識や能力を最大限、発揮しましょう
・不貞腐れた態度で仕事をしない
➡やる気のない態度や反抗的な態度で仕事に取り組むと、すぐに気づかれます
前の上司だけでなく、新しい上司とも、良い関係性を構築する必要があります。
むしろ、今後は新しい上司とともに仕事をやっていくので、良い関係性を構築することは最優先事項になります。
上記のような注意点を疎かにして関係性が悪化し、職場に行くのが嫌になってしまっては最悪ですからね。
要は「お世話になった上司の異動をいつまでも引きずって、新しい上司に迷惑をかけないこと」が重要です。
上司としては、前の上司とあなたの関係性を知りませんし、やる気のない態度を取られれば感情的にもなります。
また、いくら上司とは言え、同じ人間なので、異動してきた頃は緊張や不安でいっぱいでしょう。
逆に新しい上司はあなたのことを頼りにするはずです。
そんな時に、あなたがいつまでもメソメソしていては、新しい上司も困ってしまいます。
寂しい気持ちを抱えつつも、気持ちを切り替えて、仕事は真面目に取り組むようにしましょう。
上司の異動が寂しくて、退職したい時は?
とは言え、どうしても上司の異動が辛過ぎて、耐えられないこともありますよね。
場合よっては、仕事が続けられずに「退職したい」と思い詰めてしまうこともあるでしょう。
実際に、お世話になった上司が異動した時、私も「会社なんて辞めてしまいたい」と思った経験があります。
しかし、そんな時は、以下の点に注意してみてください。
・一旦、冷静になれるまで待つ
➡上司の異動で動揺している間は、冷静な判断ができず、後で後悔する可能性があります
・退職しても寂しい気持ちは変わらないことを認識する
➡退職しても根本的な解決にはならない
・休暇を取ってリフレッシュする
➡傷ついた心を休めて、心機一転、再スタートできるように、休みを取りましょう
上司が異動して、すぐに退職するのは、判断が早すぎます。
上記で紹介したように、退職する前に、休暇を取得したりして気持ちを落ち着かせることが大事です。
また、時間が経てば、悩みや不安は薄れていくものです。
今は不安や寂しさでいっぱいかもしれませんが、段々と、退職したい気持ちが消え失せていく可能性もあります。
しかし、それでも「退職したい」を思うのであれば、退職することも検討すればよいでしょう。
例えば、以下のようなケースに該当する場合は、退職しても問題ないです。
・このまま続けていれば体調を崩してしまう
・ブラック企業体質で、ハラスメントが横行している会社で働いている
・元々退職しようと思っていたが、お世話になった上司のためだけに働き続けた
要するに、その会社で働くメリットがなくなったり、
元々退職する意思があり、上司の異動をきっかけに退職するということであれば、問題ないでしょう。
但し、単に退職するだけでなく、転職活動を行い、転職先を確保してから退職するのがオススメです。
無職になってから転職活動するのは不利になりますし、今後転職先が見つかるかどうかも分かりません。
退職するにしても、リスクマネジメントをした上で、仕事を辞めましょう。
下記の記事にてオススメの転職エージェントサイトを紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
以上、上司が異動して寂しい時の対処法や注意点をご紹介しました。
上司が異動することは寂しいことですが、乗り越えられれば、人間的に成長する良いキッカケになります。
どんな職場であっても、一生、お世話になった上司と同じ部署で働くのは、ほぼ不可能です。
その事実を認識しておくだけでも、突如の異動によって、不安や動揺を軽減できるはずです。
前の上司とのお別れも寂しいことですが、新しい上司との新たなスタートを切る必要があります。
新しい上司とも良い関係を構築するためにも、気持ちを切り替えて、頑張っていきましょう。
では、この記事の内容をまとめます。
<まとめ>
・上司が異動して寂しいと感じるのは当たり前のこと
・寂しい気持ちは時間が経てば解決してくれる
・退職したくなった時は、一旦冷静になってから、判断しよう
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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