仕事をしていると、早く家に帰りたいと思う気持ちは誰にでもあると思います。
気分が乗らない時や、予定のある日、体調の悪い日などは特に早く帰りたいと思いますよね。
しかし、仕事は増える一方で忙しいままだし、上司や同僚にも気を遣ってしまい、中々早く帰れないというのが、現実問題だと思います。
定時まで働けば、何も問題はないのですが、早く帰ることに気が引けてしまったり、忙しくて帰れないんですよね。
何も気にせず帰ることができる「鋼のメンタル」を持つ人ばかりではないですしね。
そこで、「今日はどうしても家に帰りたい」、「この日は絶対に早く会社を出たい」という時に、なるべくリスクなく、かつ簡単に実践できる方法をご紹介しようと思います。
私自身もこれまで実践し、効果のあったものだけをご紹介していきます。
仕事・会社から早く家に帰る方法と考え方
仕事から早く家に帰れない主な要因としては、以下2つが大きいと思います。
①単純に忙しい
②上司や同僚に気を遣う
これらの要因を解決、もしくは軽減させることができれば、多少は早く帰ることができると思います。
急ぎではない仕事は次の日に回す
仕事が忙しくて、家に帰れないというのは、誰にでも経験があると思います。
またどれだけ効率的に仕事をこなしても、次から次へと仕事が降ってくるし、終わりが見えないということは、社会人を経験している人なら誰でも共感できると思います。
しかし、早く帰りたいから、仕事を減らしてもらったり、仕事を雑にこなすという、非現実的な方法は、オススメしません。
そこで、仕事が忙しい時に家に早く帰りたい場合は、「今日やらなくていい仕事なら、次の日に回す」ことで、
早く家に帰りましょう。
どうしても今日中に仕事を終わらさなければならない仕事があるのなら、別ですが、次の日に頑張ればいいのであれば、次の日に回しましょう。
もちろん、毎日この方法で早く帰ると、後で痛い目を見るので、たまにしか、使えませんが、どうしても早く家に帰りたい時には、有効な考え方です。
忙しいからと言っていたら、いつまでも帰れないので、時には、自分を騙すくらいの気持ちで、次の日に仕事を回すくらいの余裕を持ちましょう。
あらかじめ早く帰ることを固く決意する
考え方になりますが、朝の時点で「あらかじめ早く家に帰ることを固く決意する」ことは重要です。
決意することで、どんなに忙しくても、早く仕事を終えるという気持ちになり、無理やり日中の生産性を上げるのです。
「仕事を頑張れば、今日は早く家に帰ることができる」と思えば、モチベーションも上がり、仕事も捗っていくはずです。
また、固く決意することで、周囲に気を遣ってしまう気持ちも軽減させることができます。
誰に何と思われようとも、今日は早く家に帰るという強い気持ちを持つことで、自分自身の生産性を高め、周囲の雑音を吹き飛ばすのです。
また、同時に日中の生産性を物凄く向上させることも必要です。
なので、日中はめちゃくちゃ集中して、仕事を早く終わらせることを決意することも重要です。
帰る時間を、予定に組み入れておく
定時に帰りたいのであれば、定時の時間に予定を入れておくのがオススメです。
特に、社内イントラなどで、同僚が共有できるようなスケジュール表があるのであれば、そこに入力しておくことも一つの方法です。
また部署ミーティング等であらかじめ定時で帰ることを宣言しておくことも一つの方法です。
早く帰ることをあらかじめ宣言、予定しておくことができれば、後々、気にしたりすることもありません。
もちろん、「その場で何か予定があるのか?」など聞かれる場合もあるかもしれませんが、
通院、だとか役所に行く用事があるなど、適当に予定を作っておけば、問題ありません。
もちろん、定時に帰ることを宣言する必要性は全くないのですが、早く帰りにくい場合は、使える方法です。
自然体で、何気なく宣言することがポイントです。
あえて定時になったら急いで帰る
周囲が気になる場合は、定時になったら、急いで会社を出てみるのも、一つの方法です。
定時になったからといって、そこまで急いで家に帰るタイプの人でない場合、急いで帰ることがあれば、
きっと「今日は何か用事があるのであろう」と思ってもらえます。
1分1秒争うほど、急いで帰る演技をして帰る方法は、どんなに忙しい人でも、上司や同僚が気になる人であっても、有効な手段だと思います。
また、勢いで会社を出ることで、仕事とプライベートの切り替えもうまくいきます。
早く家に帰るためのワンポイントアドバイス
上記では、すぐに使えて、直接効果のある方法をご紹介いたしました。
次に、直接的な効果はないけれど、意識しておくことで早く帰るための要因になったり、早く帰りやすい環境を作り出すためにやっておきたいポイントをご紹介しようと思います。
日頃から高いパフォーマンスを発揮しておく
誰にも文句を言わせずに、早く仕事を終わらすためには、日ごろから高いパフォーマンスを発揮し、「優秀な社員」という認識を周囲に認知させる必要があります。
仕事が早く、デキル人になれば、そもそも早く仕事を終えることができますし、早く家に帰ることもできます。
常にダラダラして、仕事を放置していたり、やらなければならないことをやっていない人が、早く家に帰るとなると、それなりに上司の目が気になるものですが、
優秀な人間になってしまえば、「早く帰って何が悪いのか?」という自信を身に着けることもできます。
いきなり明日から使える方法ではありませんが、日ごろから努力し、頑張って自分自身を成長させることで、
いつでも早く仕事を終わらせられるようにしましょう。
夕方になると、気にならなくなる
例えば、月曜日の朝になると、仕事に行くのが、憂鬱になりますよね。
朝から、「早く家にかえりたいな~」と思う人も少なくないはずです。
しかし、会社に行き、気持ちが進まないまでも、手と足、頭を動かして仕事をしていると、意外と仕事が捗ってしまうこともあると思います。
そして、夕方になると、早く家に帰りたいという気持ちが軽減していることも多々ありますよね。
なので、予定はないけれど、早く帰りたいと思う人は、夕方になるまで待ってみて、もう一度は早く帰りたいか、自問自答してみるのも一つの方法です。
電車の時刻を確認しておく
通勤に電車やバスなどの公共交通機関を利用している人は、電車やバスの発車時刻を確認しておくのは必須です。
もちろん、都心であれば数分に何本も出ていますし、わずかな時間しか稼ぐことはできませんが、それでも有効な手段です。
もし早く会社を出られたとしても、通勤で手間取ってしまったら、せっかく早く仕事を終わらせた意味が薄れてしまいますよね。
あらかじめ、会社を出る時間と電車やバスに乗る時間を計っておき、タイミング良く、時間のロスが無いように、動くことができれば最高です。
会社を早く出る理由は、歯医者の予約が一番無難
早く会社を出る時、上司や同僚から、「今日は何かあるの?」と聞かれる場合があると思います。
その理由によって、家に帰れないわけではありませんが、早く帰るとなった場合、上司や同僚に与える印象は、なるべく良い状態にしておきたいですよね。
例えば、友達と遊びに行く、とかデートだとか、飲み会という場合、忙しくなければ、「楽しんでこいよ!」という気持ちになるかもしれませんが、めちゃくちゃ忙しい時に、「飲み会あるんで早く家に帰ります!」というと、印象は最悪ですよね。
というわけで、本当でなくても会社を早くでる際の無難な良い訳を作っておくことが重要です。
個人的には、一番無難な理由は「歯医者の予約」が最強です。
歯医者の場合、以下の理由で、オススメです。
①平日にしか予約できない(土日は休診または、予約が取れない)。
②病気ではないけれど、健康上の問題なので、同情せざるを得ない。
③通院が必要で、複数回通う必要がある(再発しやすい)
深刻な用事でないけれど、健康上の問題かつ、歯が悪いのかどうか、誰も確認できないので、
嘘で合ってもバレる可能性はかなり低いです。
なので、早く会社を出る理由としては、相手の印象を悪くしない「歯医者の予約」が最強です。
通勤時間を短くする
家に早く家に帰りたいという気持ちだけであれば、通勤時間を短くすることをオススメします。
やはり通勤時間が30分の人と1時間の人とでは、30分も違いがあるので、かなり大きな差になってきます。
会社を早く出たいという問題の解決にはなりませんが、比較的、家に早く帰ることはできます。
なので、引越しができる環境にある人であれば、通勤時間が短くなる場所に引っ越すのが、一番のオススメです。
常に残業ばかりで早く帰れない場合は?
以上、早く家に帰るための方法やテクニック、考え方などをご紹介いたしましたが、
それでもどうしても帰れない場合があると思います。
例えば、
①忙しすぎて、家に帰るどころではない
②テクニックが通用しない上司や同僚
忙しすぎて、早く家に帰ることが物理的に不可能で、限界値まで努力しているけれど、これ以上、どうしようもできないという状況もあります。
もちろん、1年を通して、忙しい時期はありますし、仕事を優先して残業しなければならない期間はどんな業種や職種にも存在するので、あえて早く帰ることを諦めなけれならないこともあります。
しかし問題は1年中、ずっと忙しくて、毎日終電であるとか、毎日納期に追われ、定時に帰ることが物理的に不可能な場合です。
この場合、もちろん自分の仕事の遅さであったり、生産性の低さに問題がある場合もあります。
例えば、初めて担当する仕事ばかりで処理が慣れていないという場合です。
この場合は、徐々に仕事を覚えて、処理スピードが向上すれば、早く仕事を終えれて、いつしか早く家に帰ることができる可能性もあります。
しかし、自分自身の問題ではなく、長時間残業が常態化し、常に人手不足であったり、自分も含め周囲も常に夜遅くまで残っている場合です。
この場合、職場環境に問題があるので、例えば異動して上司が変わっても、自分の処理スピードが上がっても、
会社自体が長時間残業が状態化しているので、自分自身の力で改善することは非常に困難です。
また環境を改善しようと努力することは、かなりの労力を使い、結局変えれないケースがほとんどなので、
明らかに職場環境に要因がある場合は、転職も視野に入れてみるのがいいと思います。
また、違法な長時間残業を放置していたり、早く帰る部下を叱り飛ばすような、上司がいるような職場に関しても、コンプライアンス的に問題がある可能性が非常に高いです。
たまたま上司がハズレである場合は、異動願いを出すか、数年我慢してみるのも一つの方法ですが、
会社全体がハズレ上司と同じような環境なのであれば、転職を考えてみることもオススメです。
早く家に帰ることは悪いことなのか?
早く仕事を終えて、早く家に帰ることは、とても理想的で、健全な考え方です。
というのも、早く帰ることで、会社にとっても以下のようなメリットがあります。
①残業代が発生しないから、会社にとってもコストがかからない。
②社員のプライベートが充実し、健康的になるので、仕事のパフォーマンスが上がる。
③職場環境が良くなれば、離職者が減る。
早く帰ってくれることで、コストもかからないし、仕事の生産性も上がるので、経営者としては何も問題ないのです。
しかし、そうはいっても、日本の労働環境には、「残業して当たり前」という考えがどの企業にも深く根付いています。
それは、昔からたくさん働くこと、馬車馬のように働くことが良しとされ、美徳とされてきたからです。
今の40代~50代の人達は、そういった環境で育ってきたので、今になって、「早く帰ることが良い事」といわれても、今更、考え方を変えることもかなり難しいのです。
しかし、最近では長時間労働が日本の社会問題にもなっていますし、働き方改革が推進されてきていますし、違法な長時間労働には罰則が適用されるようになりました。
昔よりは法的拘束力が強まり、国としても「早く帰って欲しい」と言っているのです。
そもそも、定時まで働けば何も問題はないのです。
時間外労働に関しても、法的な範囲内であれば、問題ないので、残業0時間というのは、現実問題難しいかもしれませんが、自分の努力によっては如何様にもできます。
結論、早く会社を出て、早く家に帰ることは何も悪くありません。
ただ単純に、
①会社の業績が悪い企業
②昔からの職場風土
③年配の方の固定概念
によって「早く帰ることは良くない事」という間違った考えが未だに続いているのです。
いずれ、働き方改革が何十年と浸透し、仕事とプライベートを両立するという考えが、若い人たちに根付いていけば、今後、今以上に仕事から早く帰れる社会になっているはずです。
さいごに
以上、仕事から早く家に帰りたい時の対処方法をご紹介いたしました。
すぎに実践できる方法やテクニックなどですが、少しは早く仕事から家に帰るのに、役立つのではないでしょうか。
もちろん、根本的な解決にはなっていないのも、事実です。
「早く帰れる対処方法を試して、早く帰ることができれば、何も苦労しない!」という人も大勢いらっしゃると思います。
それでも早く帰りたい、という場合は、転職活動を行って、職場環境を変えてみたり、他社の状況を勉強したりすることをオススメします。
自分でどうしようもできないことに、悩んでいても仕方がありませんし、一度、外の世界を見て見ることも重要です。
以上最後まで読んでいただきありがとうございました。
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