正社員をバックレて転職してしまいたい人もいるでしょう。
どうしても会社に行きたくない場合もあるでしょう。
特にブラック企業やパワハラ上司と同じ職場であれば、バックレたくなるのも当然です。
しかし、バックレて転職しようとすることは、トラブルの原因にもなりますし、注意が必要です。
私はこれまで人事部の仕事を１０年以上経験し、多くの退職者や転職者と携わってきました。
そんな経験から正社員をバックレて転職する際の注意点んを紹介します。
この記事では以下の悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
・正社員をバックレて退職したい
・正社員をバックレて転職すると不利になる？
・スムーズに正社員をバックレて転職する方法
正社員をバックレて転職する際のリスク
正社員をバックレて転職するには多少のリスクを背負う必要があります。
特に以下のようなリスクがあるので注意しましょう。
・上司や会社からの連絡が止まらない
➡電話が鳴りやまないでしょう
・場合によっては警察沙汰になる
➡安否の心配から、警察に連絡がいくケースもあります
・周囲の人に迷惑をかけてしまう
➡円満での退職は難しいでしょう
まず、会社をバックレることで、上司や会社から心配されて、電話が鳴りやまないでしょう。
そして連絡を無視し続けると、警察沙汰になるなど、大きなトラブルに発展する可能性があります。
また、会社から家族に連絡がいくこともあるでしょうし、同僚や上司に対して大きな迷惑をかけることになります。
仮に転職に成功したとしても、バックレた会社に対して、後ろめたさを感じるでしょう。
正社員でありながらバックレて転職する場合は、周囲に対する迷惑がかかり、社会人としては褒められた行動ではないことを認識しておきましょう。
正社員をバックレて転職することは可能？
では、正社員をバックレて転職することは可能なのか？と気になりますよね。
結論から言えば、バックレて退職したり、転職することは可能です。
その理由は下記のとおりです。
・会社側が退職を拒否することはできない
➡どんな辞め方であろうが、退職することはできます
・退職すれば転職することは可能
➡今の会社を辞めていれば、転職後の会社でトラブルになることはない
退職願を提出すれば、会社を辞めることはできますし、会社が拒否することはできません。
なお、法律では退職日の２週間前までに退職の申し出をすれば、問題がないこととされています。
そのため会社があなたの退職の申し出を拒否することはできないんですよね。
そして、正社員が会社をバックレたからといって、転職ができないわけでもありません。
退職しておけば、転職した後にトラブルになることもありませんし、普通に転職活動をすれば、採用内定をもらうこともできるでしょう。
正社員をバックレて転職する際の注意点
なお、正社員をバックレて転職する際の注意点を紹介します。
正社員でありながらバックレて転職するには、大きなリスクと危険が伴います。
安易にバックレて、後々に大きなトラブルにならないためにも、以下の注意点を意識しましょう。
・休みの連絡は入れておく
➡電話が嫌ならメールでもOKです
・退職の申し出はしておく
➡退職願等のやり取りは郵送でもOKです
・転職活動の際に会社をバックレたことは伏せておく
➡面接で伝えれば、当然のことながら、選考が不利になります
まず、バックレるとしても、必ず会社を休むことを上司に連絡しておきましょう。電話が嫌ならメールでもOKです。場合によっては上司ではなく、同僚に伝えることでも良いでしょう。
もしハラスメント等を受けていて、上司へ連絡するのが難しいなら、人事部に連絡するのアリです。
そして、バックレるにしても退職の申し出をする必要はあります。
退職せずに転職をしてしまうと、社会保険や雇用保険の手続きなどで、面倒になり、転職先に、「退職していないこと」が知られてしまう可能性もあります。場合によっては、大きなトラブルになるので、転職するならば、必ず退職の手続きを済ましておきましょう。
なお、転職活動の際に、会社をバックレたことなどは、言う必要はありません。
バックレたことを知れば、転職活動が不利になるので、絶対に伏せておきましょう。
正社員をバックレて転職活動するのは不利になる？
正社員をバックレて転職活動する場合、転職活動は不利になるのでしょうか？
結論、転職活動自体は、不利になりません。
その理由は、「転職先はあなたの辞め方を知らないから」です。
ただし、以下の理由では、転職先に知られてしまう可能性があります。
・退職の手続きをせずに転職してしまった場合
・狭い業界だと噂が広まることもある
・転職理由を上手く説明できない場合、感づかれることもある
どんな辞め方をしようが、転職活動が不利なることはありませんが、上記のようなケースは気を付けるべきです。
まず、退職手続きをせずに転職するのはNGなので、退職手続きは済ませましょう。
そして、狭い業界であればあなたの噂が転職先に伝わってしまうケースもあるでしょう。
なお、面接において転職理由を上手く伝えられなかったり、整合性のない説明をしてしまうと、面接官に不信感を与えてしまい、選考が不利になる可能性はあるでしょう。
さいごに
以上、正社員をバックレて転職する際の注意点等を紹介しました。
正社員をバックレて転職することは可能ですが、リスクがあることを認識しましょう。
正社員であってもバックレて辞めたくなる事情はひとそれぞれあると思います。
最低限、連絡が取れるようにした上で、バックレて辞めるなら、大きなトラブルは避けられるでしょう。
そして、転職活動においては、普通にやればそこまで大きな影響はないでしょう。
後悔しないためにも、上記の注意点を確認した上で転職しましょう。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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