上司と合わないから異動したい時に確認すべきこと【人事経験者解説】

上司と合わないと、ストレスが溜まり過ぎて仕事が嫌になってしまいますよね。

 

しかも上司の場合、仕事の絡みがあるので、距離を置くこともできません。

 

そんな時に、異動したいと考えるのは当然の感情だと思います。

 

このまま仕事を続けて行くことで、体調を壊してしまっては最悪ですからね。

 

というわけで、上司と合わないから異動したい時の方法や確認事項ついて解説していこうと思います。

 

私はこれまで人事の仕事を１０年以上続けてきて、様々な人事異動に携わってきました。

そんな経験から、皆さんの悩みを解決できるヒントをご紹介できればと思っています。

 

 

 

上司と合わないから異動したい時の方法

上司と合わない時、異動することができれば悩みは解決できます。

 

しかし単純に異動願を出しても、希望通り異動できないのも現実です。

 

ではどうすれば、異動の確率を上げられるのでしょうか。

 

方法は下記のとおりです。

 

 

 

人事部に直接相談する

上司を通さずに、直接、人事部に相談しましょう。

上司との関係性が良くない状態で、上司に相談しても意味がありません。

人事部にあなたの悩みを相談し、異動したい旨を伝えましょう。

仮にハラスメントや違法な働き方を推奨している上司であれば、人事部も対処せざるを得ませんからね。

 

➡悩みが深刻であればあるほど、人事部に相談することで、問題が解決されます。

 

 

キャリアアップを理由に異動の希望を出す

異動願を出した時の理由に、「上司と合わないから」と申告するのは原則、避けましょう。

むしろ「キャリアアップ」などの前向きな理由の方が、異動の希望は通りやすいです。

また、上司に「あなたと合わないから異動したい」と伝えれば、トラブルの元凶になります。

本音は隠しつつ、表向きの理由は前向きな内容にして、異動願や異動制度を利用しましょう。

 

➡会社の制度であれば「自己申告制度」を利用するのがオススメ

➡上司に伝えるなら「評価面談」の際に、伝えるのがオススメ

 

 

 

我慢しながら仕事で結果を出す

異動したい時に、一番効果的なのは、仕事で結果を出すことです。

結果を出していない状態で、異動願をだしても中々、実現されません。

結果が出れば会社から信頼されますし、あなたに辞めてもらいたくないので異動できる確率が上がります。

合わない上司と一緒にいるい状態で結果を出すことは難しいですが、２～３年の我慢と思って努力しましょう。

 

➡結果が出せれば上司の態度も変わって、上司との関係性も良くなる可能性があります。

 

 

 

上司と合わない時に確認すべきこと

次に、上司と合わない時に確認すべきことをご紹介します。

 

異動したいと思って、異動することができればベストですが、異動できないこともあります。

また異動後にも同じ悩みを抱える可能性があります。

 

そこで、上司と合わない時に「考えるべきこと」、「試して欲しいこと」をご紹介します。

 

 

完璧な上司などいないことを認識する

上司もあなたと同じ人間です。

ストレスやプレッシャーを感じながら、上司も仕事をしています。

あなたに厳しいのは、期待の表れかもしれませんし、責任や重圧によるものかもしれません。

管理職として必要最低限の能力や素養は必要ですが、完璧な上司を期待するのはやめましょう。

 

➡上司に期待し過ぎることをやめたら、ムカつくことが減るはずです。

 

 

自分が成長するチャンスだと捉える

性格が合わない上司と仕事をすることは、人間的に成長するチャンスです。

苦手なことや、不本意な状況で頑張ることができれば、視野が広がり、人としての強さを手に入れられます。

また今後、人間関係で悩んだ時の対処法やストレス耐性が身に着きます。

人生の修行だと思って、試練を乗り越える努力は必要なことです。

 

➡上司が合わないから異動しても、また同じ悩みを抱える可能性もあります。

自分が成長し、変わってから異動しても遅くはないはずです。

 

 

 

割り切って仕事をする

サラリーマンである以上、我慢やストレスを抱えるのは、当然のことです。

お金を稼ぐために、割り切って仕事をしましょう。

上司と合わないことで悩むことも、「お金を稼ぐため」と考えれば、ストレスも軽減されます。

合わない上司とプライベートまで一緒にいるわけではありませんからね。

 

➡仕事をする以上、「合わない上司」なんて、屁でもないと思えれば最強ですね。

 

 

合わない上司との関係性を変える方法

合わない上司との関係性を変えられれば、「異動したい」という思いも解消されるはずです。

 

しかし、合わない上司を好きになったり、良好な関係を再構築するのはかなりハードルが高いですよね。

 

しかし、私の経験上、会わない上司との関係性を変える方法が一つだけあります。

 

それは、「自分が成長して、仕事ができる人間になる」ことです。

 

要するに、優秀な人材にスキルアップすることができれば、上司との関係性も変えられます。

 

その理由は、下記のとおりです。

・優秀な人材に辞めてもらっては困るから

・結果を出せば、上司も認めざるを得ないから

・部署内での発言権が強まるから

 

結果を出して、仕事が出来る人になってしまえば、理不尽な対応や八つ当たりも避けることができます。

 

周囲の人があなたに気を遣うようになるからですね。

 

上司に気に入られるようにするのではなく、実力で、上司の右腕になってしまえば良いのです。

 

合わない上司との関係性に悩んでいて、異動したいけどできない時は、

とにかく、仕事の結果を追い求めてみるのも一つの解決方法です。

 

上司との関係に悩んでいるなら、下記の記事も参考にしましょう。

上司が嫌い過ぎて会社を辞めたい時の対処法

 

異動したいけどできない？我慢の限界がきたら転職も検討しよう

上司と合わないから異動したいと思っても、異動できない時はあります。

 

そして、様々な工夫や努力をしても関係性が改善できず、あなたの我慢も限界に到達することでしょう。

 

そんな時は、転職も検討しましょう。

 

体調を壊したり休職してしまうくらいなら、転職してあらたなスタートをきる方が良いでしょう。

 

なお、上司と合わない時に転職するメリットとデメリットは下記のとおです。

 

 

 

 

 

 

転職にはデメリットもあることを十分理解した上で、転職活動をすればきっとうまくいくはずです。

また転職する際に、気を付けておいた方が良い注意点があります。

 

注意点は下記のとおりです。

 

 

 

転職するには勇気が必要ですが、合わない上司と、確実に離れられることができます。

 

また異動したいと思っても、確実に異動できる保証もありません。

 

そういった意味では多少のリスクを背負っても転職する価値は十分あります。

 

ぜひ、転職サイトを利用することから、はじめてみてはいかがでしょうか。

 

転職活動の始め方は下記の記事を参考にしてみてください。

転職活動の始め方と手順（人事経験者が解説）

 

さいごに

以上、上司と合わないから異動したい時に確認すべきことについて、ご紹介しました。

 

上司と合わない状態で仕事をしていても、生産性は低くなります。

 

もし、ハラスメントや違法な働き方を推奨している上司であれば、すぐに人事部に相談しましょう。

 

上記ほどではなくても、上司と合わないことで悩んでいるなら転職を検討するのもオススメです。

 

一旦は、異動したい旨を伝え、実現できなければ、転職するのがベストです。

 

あなたの人生をよりよくするためにも、行動に移していくべきだと思います。

 

思い悩み続けるだけでなく、ぜひ、勇気をだして行動してみてください。

 

以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。