会社に行けなくなったことですぐに退職したいと考えている人もいるでしょう。
例えば、以下のような悩みが原因で会社に行けなくなったという人は多いです。
・上司から毎日のように怒鳴られる
・仕事のミスが続いて立ち直れない
・人間関係が上手くいかず辛い
積もりに積もったストレスが爆発してしまい、突然会社に行けなくなってしまうケースもありますからね。
いずれにせよ、「会社に行けなくなった」ということは何かしらの体調不良を抱えているはずです。
そして会社に行きたくても体が動かない、会社に行こうとすると体調が悪くなる場合は、本気で退職を考えるべきです。
もしくは一時的に休職するのも一つの方法でしょう。
私はこれまで人事部の仕事を１０年以上経験し、多くのメンタル不調者や退職者と関わってきました。
そんな経験から、会社に行けなくなったことで退職を検討している人のアドバイスを紹介しようと思います。
＜筆者のプロフィール＞
・人事関係の仕事を１０年以上経験してきました
・退職、メンタル不調者の対応や手続きにも関わってきました
・退職や休職にかかわる法律、社内規定も熟知しています
⇒上記の経験から現実味のある対策や提案をご紹介します。
会社に行けなくなったら退職すべきか？
ある日、会社に行けなくなってしまう人もいるでしょう。
そんな時、会社を退職すべきかどうか迷いますよね。
結論としては、退職を前提に考えておいて良いでしょう。
なぜなら、会社にいけなくなったということは、
・ストレスでメンタルが限界にきている
・今の会社、仕事内容、人間関係が合っていない
・体調を回復させるには環境を変えることが効果的
ということが、考えられますからね。
まずは、無理に会社に行くことは避けましょう。
なお、退職を決意する前に「会社を休む」ことも検討するとよいでしょう。
退職よりも休職を選んだ方が、あなたにとってメリットがある場合もあります。
そして、休職するにあたっては、医師の診断書をもらうなどすれば、中長期的に会社を休むこともできます。
休職しながら、退職の準備を進めていくのがいいかもしれませんね。
人によって異なりますが、復職する意思があるなら、休職するのが良いかもしれません。
会社が好きで人間関係が良好なのであれば、復職する希望もありますしね。
ただし、仕事内容も人間関係も破綻していて、会社を信用できないようなら、退職すべきです。
会社に行けなくなったということは、相当なストレスを抱えているということです。
環境を大きく変えて、再スタートした方が良いですからね。
ただし、いきなり退職するする必要はありません。
一旦、休職し、数か月ほど様子を見ながら退職するのが良いでしょう。
退職日までの期間、休職して過ごすのもアリですからね。
会社に行けなくなったことで退職する際の手順
では、会社にいけなくなった際の、退職する方法を紹介します。
具体的には以下の手順で対象の手続きを行ってください。
・まずは会社を休む連絡をする（無断欠勤NG）
・退職日を決める（会社の規則を確認しておこう）
・退職願を提出する（郵送でOK）
・退職手続きを行う（人事部にお願いして郵送orメールで済まそう）
会社に行けなくなった人が退職する場合、まずは会社に休む連絡を行いましょう。
そして、そのまま会社を休むのであれば、退職願の提出や退職手続きは郵送でも大丈夫です。
一般的には郵送等でやり取りを行ってくれる会社がほとんどでしょう。
なお、退職するにあたっては、退職日を確認しておくべきです。
法律的には退職する２週間目に伝えればOKとなっていますが、会社ごとに規則やルールがあります。
法律が優先されますが、会社の規則を守らない場合、トラブルになるケースも多いので、無難に退職するなら、会社に規則に従うのが良いでしょう。
そして、退職にかかわる手続きや確認は人事部に相談すればOKです。
上司や同僚と連絡を取る必要もないので、安心してください。
なお、会社の誰とも連絡を取りたくない場合は、退職代行を使って退職するのもありかもですね。
退職するにあたって会社に行かなくても良い？
なお、会社に行けなくなったことが原因で退職する場合でも「出社したすべき？」と疑問に思いますよね。
結論、会社に行く必要はありません。
ネットで調べてみると「必ず会社に行くべき」という人がいますが、全くのでたらめです。
また古い考えを持った人の中には「休職したまま退職するのは非常識」と誤った考えを持っている人がいます。
しかし、そんな人達の間違った認識は全て無視してOKです。
会社に行かなくても退職することはできますし、一度も出社せずに退職する人も一定数いますからね。
実際に、私が人事担当者として見てきた中でも、会社に行けなくなったまま退職する人は一定数います。
そして、人事部としても会社としても、その人を責めたり、責任を追及することはありません。
ですので、会社に行かなくても退職できますし、行かなくても非常識とはなりません。
なお、退職の際に下記のような手続きに関しても、会社に行かずに手続きを済ますことはできます。
・退職願 ➡ 郵送で送ればOK
・退職関係の書類 ➡ 互いに郵送もしくはメールでやり取りすればOK
・返却物 ➡ 郵送または宅急便で送ればOK
・私物 ➡ ゆうパックや宅急便で返却してもらう（廃棄してもことも可能）
ですので、会社から出社するように言われても行く必要はありません。
無断で欠勤したり、ただのサボりは御法度ですが、会社に行けなくなったなら行く必要はありませんからね。
なお、退職の挨拶などができれば完璧ですが、会社に行けないなら、やらなくて問題ありません。
出社を強制する上司や会社はヤバいので注意しましょう。
そもそも、会社に行けなくなった原因がストレスであれば、尚更、会社には行くべきではありません。
仮に診断書を提出している状況で、出社を強要されるのは違法な行為なので、断ってOKです。
会社に行けなくなった人が退職するデメリットは？
会社に行けなくなったことで退職することでどんなデメリットがあるのか疑問に思いますよね。
例えば以下のような不安を抱えるのではないでしょうか？
・転職で不利になる？
・円満に退職できない？
結論、大きなデメリットはありません。
転職で不良になることもありません。
なぜなら、履歴書にそこまで詳細に書く必要はないからです。
どんな辞め方をしても、同じ退職なので変わりはありません。
また、円満に退職することに関しても、そこまで心配する必要はないでしょう。
多くの人はあなたを心配してくれますし、仕方がないことだと、理解してくれます。
一部の人達が誤った考えで非難する人もいるかもしれませんが、そんなものは無視して大丈夫ですからね。
むしろ、デメリットよりも体調を回復させることを優先すべきですね。
病気が原因で退職したとしても、それを転職活動で伝える必要もありません。
【経験則】会社に行けなくなったことで退職する人は多い
私が、これまで人事部として経験してきた中で、あなたと同じように会社に行けなくなったことで退職する人を多数見てきました。
実際に私が経験したのは以下のようなケースです。
・上司のパワハラがきつくて退職
・残業が多く、クレームが多い職場を退職
・ノルマとプレッシャーに堪えかねて退職
上司から毎日怒鳴られたり、理不尽な対応をされ続けるとメンタル不調にも陥ります。
また、仕事内容や職場環境が過酷だと、ストレスが増え続けて体調を壊すのは当然ですよね。
また数字に追われている人や責任感の強い人は、プレッシャーが辛くて会社に行けなくなってしまうこともありますよね。
いずれも過度なストレスと、それを緩和させられる職場環境ではなかったということです。
限界まで働いた挙句、体調をら壊したり、会社に行きことが怖くなって退職することになりました。
なお場合によっては退職代行を使う人もいます。
退職したいけど、会社にも行けなくなったことで、思い悩んでいる人はかなり多いですからね。
そして、退職代行の存在を知らなかったり、利用する勇気が出ずに、苦しんでいる人も多いです。
費用は２～３万かかりますが、退職代行を利用すれば、退職にかかわる悩みやストレスが全てなくなるので、会社の人と連絡を取りたくない人にはオススメかもですね。
さいごに
以上、会社に行けなくなったことで退職する際の注意点を紹介しました。
会社に行けなくなった人というのは、想定以上に深刻なメンタル不調を患っている可能性があります。
退職もしく休職することで、仕事から一旦離れるのが、ベストです。
そして、退職するにしても、まずはあなたの体調を優先してあげてください。
職場や同僚に気を使ったり、会社に行こうとする必要はありません。
場合によっては退職代行を使って退職したって良いのです。
複雑なことは全部捨てて、あなたの思うように行動すればOKです。
体調が回復すればいくらでも転職できますし、あなたに合った職場はいくらでもありますからね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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