仕事が暇になると不安になることがありますよね。
例えば、以下のような悩みや不安を抱くのではないでしょうか。
・上司からザボっていると思われるのでは?
・仕事が暇で時間が経つのが遅い
・成長できず、将来が不安
そして、今すぐにでも「不安な気持ちを改善したい」と感じているはずです。
忙しくて残業ばかりな状況に比べれば、ありがたいことですが、
仕事が暇すぎるというのも、辛いんですよね。
私はこれまで人事の仕事を新卒から10年以上経験し、
忙しい時期も、毎日定時で帰れるほど暇な時期も、両方経験してきました。
ですので仕事が暇過ぎて不安になる気持ちも、すごく分かります。
というわけで、私の実体験もあわせて、
仕事が暇になると不安になる状況を改善したい時の対処法をご紹介します。
仕事が暇になると不安になるのは自然なこと
仕事が暇になると不安になるのは、特別なことではありません。
誰でも、暇になるのは嫌ですし、不安になるのも当たり前です。
具体的には、以下の要因で不安になります。
・暇になることで余計なことを考えるから
・忙しい人と比較して罪悪感を感じるから
・職場での緊張感がなくなるから
<暇になることで余計なことを考えるから>
人間である以上、暇な時は余計なことをあれこれ考えてしまします。
家で何もせずにじっとしていると、不安なことが思い浮かんでしまう状況と同じですね。
仕事でも忙しい時は、がむしゃらに目の前のことだけ取り組んでいますが、
暇な時は、色んなことに気付けるようになって、細かな点が気になってしまうんですよね。
⇒誰でも「暇になったら、余計なことを考えてしまう」ということを自覚しましょう
<忙しい人と比較して罪悪感を感じるから>
自分だけ暇な場合、周囲の人に申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
特に、周囲の人たちが、忙しい状況でバタバタしていると、肩身が狭くなってしまいます。
サボっているわけではないと分かっていても、罪悪感を感じてしまいますよね。
⇒周囲に気を遣う必要はありますが、自分が罪悪感を感じたり、不安になる必要はありません。
<職場での緊張感がなくなるから>
忙しい時期と比較すると、仕事が暇な時は緊張感がありません。
特に、プレッシャーやストレスから解放されている状況なので、素の自分に近い状態ですね。
忙しい時は、アドレナリンが出て興奮状態にありますが、暇な時は素の状態です。
不安や心配になりやすい精神状態ですね。
⇒あえて緊張感を作り出すために、その日のミッションや課題を自分に課しましょう
こんな感じです。
仕事が暇な時に不安になりやすいのは、人間性の特徴です。
ですので、自分だけが不安になっているわけではなく、誰もが同じように不安な気持ちになるのです。
「仕事が暇になると不安になることは自然なこと」と自覚するだけで、
悩みすぎる状況を解消することができるでしょう。
仕事が暇になると不安になる状態を解消する方法
続いて、仕事が暇な時に不安を感じた際の、対処法をご紹介します。
これは、私も実際に試した中で効果のあった対処法ですので、
ぜひ試してみて下さい。
それでは、状況別にご紹介しますね。
考え方を工夫することで、不安を解消
<忙しい時期よりは、マシだと考える>
不安に感じた時に、真っ先に試す考え方です。
忙しくてストレスMaxだった時の辛い経験を思い出せば、
仕事が暇で不安に感じているくらい、屁でもないですよね。
むしろ、仕事が暇になって感謝するくらいのマインドに変化させましょう。
⇒不安を感じてしまったら、この考え方を利用しましょう
あえて忙しくすることで暇な状況を回避し、不安を解消
<今後の仕事の準備をする>
今すぐに取り掛かれる仕事がなくても、1か月後、半年後にやらなければならないような仕事はあるはずです。
今後の仕事を事前に準備し、より良いクオリティに仕上げてみてはいかがでしょうか。
暇な分、今後の仕事に注げる時間は膨大ですし、
納期も早められるので、一石二鳥ですね。
<新しい企画や提案書を作成する>
また、新しい企画案を考えたり、提案書を作るといった業務では、
「調べる」、「考える」という工程が必要になってきます。
調べる、考えるというのは、時間をかければかけるほど、
クオリティが向上します。
もし、仕事が少なくて、暇になっている人は、新しい企画を考えたり、
調べることに時間をついやしてみてはいかがでしょうか。
⇒暇になるから、不安を感じるので、あえて仕事を作って、暇な状況を回避しましょう
能力やスキルの向上をは図り、不安を解消
<調べ物や自己研鑽に励む>
暇だといって、何もしなければ、スキルの向上が図られません。
ですので、自主的に業務の調べものや自己研鑽に励みましょう。
いつも何となく処理している意味や法律の内容、
業界の知識などを自分なりに、調べて勉強することでスキルアップにつながります。
<仕事の効率化を考える>
どうしても仕事が暇で手に余る場合は、今やっている仕事の効率化を考えましょう。
これをやると、余計に仕事が暇になってしまいますが、
会社としては生産性が向上するのでぜひやりましょう。
また自分だけでなく、部署の業務を効率化したり、同僚や上司の業務効率化するなど、
業務改革に時間を注ぐのも、一つの手ですね。
⇒将来のキャリアやスキルアップに不安を感じるなら、自ら調べものや効率化を図る訓練をしましょう
以上、こんな感じです。
考え方を変えたり、あえて忙しくしてみたり、自己研鑽に励んでみることで、
暇な時の不安を解消することができます。
仕事が暇になると不安になる状態を改善したい時に、ぜひ活用してみてください。
転職するかどうかは、冷静に分析してから判断しよう
仕事が暇になると不安に感じたり、悩んでしまうと、退職した方がよいのでは?
と迷ってしまうこともあるでしょう。
しかし退職すべきかどうかは、冷静に分析してから判断すべきです。
少なくとも、以下の要素に当てはまっていたら、退職は踏みとどまった方が良いと思います。
<退職を踏みとどまった方が良いケース>
・自分だけ、一時的に仕事が暇なだけ ⇒ 部署異動等で、忙しくなる可能性がある
・仕事が暇で不安に感なこと以外は不満がない ⇒ 待遇や人間関係に不満がないなら恵まれた環境
・仕事のスキルや能力が何も身に着いてない ⇒ 与えられた仕事をマスターしてから転職すべき
逆に転職を考えた方が良いケースは以下の通りです。
<転職を考えた方が良いケース>
・嫌がらせによって、仕事が与えられていない時(パワハラに該当)
・先輩や他の部署の人を見ても、暇そうにしていて将来性がない時(キャリアの向上が見込めない)
・バリバリ働きたい人(ノンビリした会社には合っていない可能性がある)
こんな感じです。
何はともあれ、感情的になって退職するのは一番良くないので、
冷静になって、本当に退職したいかどうか、今一度、自分に問いかけてから判断しましょう。
また退職するにても、一旦は転職活動から始めましょう。
企業を探したり、選考している中で気持ちが変わることもありますからね。
さいごに
以上、仕事が暇になると不安になる状態を改善したい時の対処法をご紹介しました。
まずは、誰でも暇になれば不安を感じるということを認識しましょう。
その上で、考え方を変えてみたり、自分で仕事を作り出して忙しくしてみるなどして、
工夫してみてください。
暇な状態であれ、忙しい状態であれ、貰える給料は一緒です。
であるならば、楽に過ごした方が良いですよね。
忙しい状態で、ストレスやプレッシャーを感じるよりも、
多少、暇な状態で、余裕を持って仕事をした方が、
人生も楽しいはずです。
ただし、暇過ぎる原因がハラスメントであったり、自分のやりたい仕事でないような場合は、
転職を検討すればよいでしょう。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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