仕事がキャパオーバーで会社を辞めたい時に確認すべきこと

退職・辞めたい
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仕事がキャパオーバーになり、日々消耗している人は、本当に辛い状況ですよね。

 

そんな人は、「仕事を辞めたい」と考えながらも、毎日頑張っている人が大半ではないでしょうか。

そして、以下のような悩みや苦悩を抱えているのではないでしょうか。

・仕事がキャパオーバーで辛い

・毎日、プレッシャーが凄くて辞めたい

・自分のキャパに合った会社に転職したい

 

正直言って、キャパオーバーの状態が続くのはかなり危険な状態です。

 

仕事を辞めて転職するか、現状の仕事量を減らすなど、何か対策を講じなければあなたの健康状態が危険です。

 

自分の身は自分で守る必要がありますからね。

 

この記事では、仕事がキャパオーバーで辞めたいと苦しんでいる人に、対策とアドバイスをご紹介します。

 

 

仕事がキャパオーバーになる理由

仕事がキャパオーバーになるのは、様々な理由があります。

 

会社や上司が原因の場合もありますし、あなた自身に問題がある場合もあります。

主な理由はかきのとおりです。

・人手不足で一人当たりの仕事量が多い

・上司のマネジメントが上手くいっていない

・あなたの仕事のやり方が効率が悪い、完璧主義な場合

 

人手不足で一人当たりの仕事量が多い

人手不足によって、あなたの業務量が多くなっている可能性があります。

 

退職者が多かったり、人件費の抑制などによって、人手不足に陥るケースはよくあります。

この場合、会社の体制や経営に問題があるものとなります。

 

一時的な人員不足であれば問題ありませんが、常態化するのは問題がありますね。

 

 

上司のマネジメントが上手くいっていない

上司による業務の分担や、仕事の割り振りが上手くいっていないケースです。

 

誰か一人に業務が集中したり、偏りが発生することでキャパオーバーになります。

このケースでは上司の指示やマネジメントに問題があるでしょう。

 

上司の言うことがコロコロ変わったり、指示に一貫性が無い場合、上司に多きな責任があります。

 

 

あなたの仕事のやり方が効率悪い、完璧主義な場合

あなたの仕事に取り組み方に問題があるケースです。

 

効率の悪いやり方をやっていたり、完璧主義で時間をかけ過ぎている場合はキャパオーバーになります。

他の人と同じ仕事をしているのに、あなただけ時間がかかているケースでは、効率改善する必要があるでしょう。

 

なお、仕事に慣れていなかったり、始めて担当する仕事に苦戦する場合は徐々に改善されていくはずです。

 

 

 

仕事がキャパオーバーになるのはあなたの責任だけではない

仕事がキャパオーバーになるのは、あなただけの責任ではありません。

 

上記で紹介したように、会社、上司の責任による影響が大きなものでもあります。

また、仮にあなたの仕事の取り組み方に問題がある場合でも、部下をキャパオーバーなまま放っておくのは上司として、マネジメント失格です。

 

どのような状況であれ、キャパオーバーが続かないように、会社、上司がフォローするべきですからね。

 

特に新入社員や部署異動したばかり、新しい業務を引き継いだばかりの頃は、仕事も慣れていないでしょうし、キャパオーバーになりがちです。

 

そのような状況をあなた一人で抱え込んで解決する必要はありません。

上司、同僚が協力して負担を分担すべきなのです。

 

キャパオーバーになり苦しんでいる場合、あなたの能力が不足しているわけでもありませんし、あなた一人の責任でもありません。自分自身を責めたり、自信を喪失する必要は全くないので、安心しましょう。

 

 

仕事がキャパオーバーで辞めたい状況が危険な理由

キャパオーバーで仕事を頑張り続けることは非常に危険な状態です。

 

その理由は下記のとおりです。

 

<仕事でキャパオーバーが危険な理由>

・精神的に追い詰められてしまう
➡場合によっては、鬱病になる

・視野が狭くなり、正常な判断ができなくなってしまう
➡突然、会社を休んだり、退職してしまう

・思考停止になってしまう
➡効率的なやり方を考えなくなってしまい、さらに生産性が落ちる

・仕事以外のことに時間を費やせなくなる
➡プライベートな時間がなくなり、趣味や家族をないがしろにしてしまう

・仕事でミスが増え、他人に迷惑をかけてしまう
➡クレーム対応や、ミスのリカバリーで余計に仕事が増える

 

キャパオーバーになると長時間労働になり、常にプレッシャーがかかった状態で仕事をしなければなりません。

 

そうなると、過重なストレスによって、心身共に追い詰められていき、仕事を辞めたいと考えるようになります。

 

そして正常な判断ができず、「普通にできること」や「普通に考えられること」ができなくなってしまいます。

 

挙句の果てに、効率が落ちたまま仕事をするので、やればやるほどキャパオーバーから抜け出せなくなります。

 

要するに、悪循環に陥ってしまうんですよね。

 

そして自分が危険な状態であることも認識できず、気づいた時は体調不良で限界をむかえていることもあります。

 

 

 

 

キャパオーバーで仕事を辞めたい時に確認すること【対策】

キャパオーバーで仕事を辞めたいと思った時に、「確認すべきこと」、「やるべきこと」を紹介します。

 

始めに、「①仕事を見直す」ことに取り組んでみて下さい。

それでも解決しなければ「②環境を変える」ことで、キャパオーバーな状態から抜け出してください。

 

仕事を見直す方法<キャパオーバーの解決>

・上司に相談する

➡キャパオーバーであることを上司も気づいていないことがあります

・他の人に仕事を割り振る

➡後輩や同僚、場合によっては先輩や上司にも手伝ってもらいましょう

・効率化できることを片っ端からやってみる

➡本当にやるべきことだけを優先して取り組みましょう

まずは、あなたの仕事量を見直してもらえるように、上司に相談し、仕事量を減らしていきましょう。
そして、効率化や優先順位の低い仕事は手を抜くなど、メリハリのある仕事のやり方をしましょう。
もちろん、「これ以上効率化できない」、「上司や同僚が協力的ではない」という状態の人もいるでしょう。
そして、「仕事を辞めたい」という感情が解消されないこともあります。

 

そんな時は、環境を変えて、危険な状態から逃れるしかありません。

 

環境を変える方法<キャパオーバーの解決>

・他部署に異動願を提出する

➡自己申告制度や上司への相談が有効。場合によっては体調不良や退職を理由に交渉をするのもアリ。

・限界が来る前に仕事を休む

➡限界の前に自らブレーキをかけましょう。また長期休職となれば、配置転換の可能性は上がります。

・転職する

➡今すぐに環境を変える方法です。もし転職が決まらないなら先に仕事を辞めるのも一つの方法です。

 

現状のキャパオーバーな職場環境から逃れるには、部署異動か転職しかありません。

 

まずは社内で部署異動できないか、行動してみて、それでもダメなら、転職または仕事を辞めるという順番です。

 

転職先を決めてから仕事を辞めるのがベストですが、限界を迎えそうな時は先に退職することも検討しましょう。

 

 

急に仕事量と責任が増加する際は誰でもキャパオーバーになりますし、仕事を辞めたいと考えるものです。

 

1人で抱え込んで、じっと考えていても、解決するのは難しいのです。

 

周囲に相談したり、自ら行動することで、キャパオーバーな状況から抜け出しましょう。

 

キャパオーバーで仕事を辞めたいのは普通のこと?

キャパオーバーになれば、誰でも苦しみ、誰でも仕事を辞めたいと思います。

 

結論としては、キャパオーバーで仕事を辞めるのは、普通のことです。

 

珍しいことでもなければ、恥ずかしいことでもありません。

 

では実際にキャパオーバーで仕事を辞める人はどれくらいいるのでしょうか?

 

男性と女性の離職理由をまとめた調査がありますので、ご紹介しますね。

≪正社員を辞める理由ランキング≫

<男性>

1位:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため(29.2%)

2位:賃金の条件が良くなかったため(28.2%)

3位:キャリアアップするため(27.0%)

<女性>

1位:結婚・出産のため(33.0%)

2位:肉体的・精神的に健康を損ねたため(27.3%)

3位:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため(27.1%)

 

出典元:独立行政法人労働政策研究・研修機構(https://www.jil.go.jp/institute/research/2019/191.html)

※複数回答有りの結果

 

 

上記調査結果によると、男女ともに労働時間や健康に関する理由で退職するケースが上位を占めています。

 

労働時間や健康に関する問題がキャパオーバーと考えるなら、約30%の人がそれを理由に退職しているのです。

 

要するに、3~4人に1人は、キャパオーバーで退職していると言っていいでしょう。

 

 

 

私はこれまで人事の仕事を10年以上経験し、様々な退職者の対応を行い、退職理由などを聞いてきました。

 

そんな、私個人の経験からも、仕事を辞める人の大半は、キャパオーバーが理由だと考えています。

 

待遇向上やキャリアアップによって、転職する人もいますが、キャパオーバーで退職する人の方が多い印象です。

 

キャパオーバーで仕事を辞めたいなら転職活動しよう

最終的に仕事を辞めたい気持ちが強いのであれば、転職活動を始めましょう。

 

仕事を辞めるにしても、転職先の確保は必須です。

仕事を辞めてから転職活動を進めるのは選考が不利になりますし、焦りや不安を感じやすいですからね。

 

キャパオーバーが原因で転職する際は、下記のことに注意して転職しましょう。

 

・キャパオーバーの原因を整理して再発防止策を考えておく
➡転職先でも同じことにならないように、あなた自身ができる対策を身に着けましょう

・転職理由がキャパオーバーであることは伏せておく
➡ネガティブな転職理由は選考で不利になります

・転職エージェントの登録は必須
➡ミスマッチを防ぐためにはプロのチカラを借りましょう

 

まずは、転職活動を始めることからです。

結局、転職先から内定を貰わない限り、転職することはできません。

 

転職活動を始めて、いつでも転職できる状態にしておくことで、心の余裕にもつながりますね。

 

また、キャパオーバーで日々の時間や余裕がないケースもあると思います。

そんな時に便利なのが転職エージェントの活用です。

転職エージェントであれば、あなたの代わりに企業とのやり取りを全てやってくれます。

時間、労力の省略にもなりますし、選考通過率も向上しますからね。

 

そういった意味では、キャパオーバーで無理のない範囲で転職活動をするために、長期戦で転職活動に取り組むのが良いでしょう。

 

転職活動の始め方は下記の記事を参考にしてみてください。

転職活動の始め方と手順(人事経験者が解説)

 

<実体験>キャパオーバーで仕事を辞めたいと考えていた話

私も過去、キャパオーバーで苦しんでいた時期がありました。

 

入社3年目までは、7時20分には出社して11時に帰るという長時間労働と、苦手な人間関係でパンク寸前でした。

 

当時の私は目の前にある仕事を全力で取り組むしかありませんでしたが、常に仕事を辞めたいと考えていました。

 

そのため冷静な判断ができず、ひたすら非効率なやり方で仕事をこなし、心身共に限界を迎えていたと思います。

 

実際、ストレスでお酒の量は増え、人を恨んだり卑屈になったりと、本当に腐っていて危険な状態でした。

 

しかし、そんな私を救ってくれたのが、部署異動でした。

 

同じ人事関連の部署でしたが、仕事量よりも質を重視する職場環境だったので、仕事のスタイルが変わりました。

 

私が希望を出したわけではありませんでしたが、たまたま会社の事情で他の部署に異動することができたのです。

 

この時の経験から言えることは以下の3つです。

・キャパオーバーで苦しみながらも、何とか頑張っていれば、会社が配慮してくれることがある

・キャパオーバーで頑張り続けたら、スキルと能力が向上した

・環境を変えなければ、腐ったまま、会社に迷惑をかけていた

 

私の場合、体調を崩すことはありませんでしたが、それは限界を迎える前に異動できたからだと思っています。

 

あのまま頑張り続ければ、確実に心身ともに壊れていましたし、仕事も辞めていたと思います。

 

しかし、潰れる前に環境を変えることができたので、

それまでの頑張りや努力が自分の経験として蓄積され、随分と成長できたと実感しています。

 

人によっては転職したり、副業を始めて、成果を出してキャパオーバーな状況から抜け出す人もいるでしょう。

 

もちろん、私もそういったことは考えましたが、たまたま運が良かったため、異動することができたのです。

 

キャパオーバーでも仕事を辞めたいと考えていても、限界を迎えなければ成長に繋がることはあります。

 

しかし、キャパオーバーが続けば、確実が健康を阻害されてしまいます。

 

もし、キャパオーバーな状態が続き、終わりが見えないのであれば、思い切って行動してみるのが良いでしょう。

 

まとめ<仕事がキャパオーバーで辞めたい>

以上、仕事がキャパオーバーで辞めたい時に確認すべきことをご紹介いたしました。

 

繰り返しになりますが、キャパオーバーな状態で頑張り続けるのは危険です。

 

気づかないうちに、正常な判断を失い、体調不良に陥ったり、他人に迷惑をかえてしまうからです。

 

キャパオーバーな状態になっているのは、会社の責任です。

 

上司や会社がしっかりとマネージメントをしていないから、キャパオーバーになっているのです。

 

もし、本当に仕事を辞めたいと考えているならば、恥ずかしがることなく、行動してみてください。

 

部署異動や転職によっては、チャンスが広がります。

 

このまま消耗し続けるよりも、行動することであなたの働き方を変えることをオススメします。

 

では、この記事の内容をさいごにまとめます。

 

<まとめ>

・仕事でキャパオーバーになったら、「仕事を見直す」➡「環境を変える」の順で行動してみよう

・キャパオーバーで仕事を辞めたいと思うのは普通 ➡ 多くの人が超過労働や体調不良を理由に退職する

・限界をむかえると正常な判断ができない ➡ その前に部署異動か転職活動に踏み切るのがベスト

 

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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