仕事を今月中に辞めたい!と考えている人はいませんか?
しかし、すぐに退職できるほど、社会は甘いものではありません。
では、早く会社を辞めたい場合、どれくらい前に手続きをすれば、
円満に会社を辞められるのか、気になりますよね。
例えば、月の初めに、「仕事を今月中に辞めたい」と考えた場合、
それは可能なのかどうか、気になりますよね。
結論としては、今月中に会社を辞めることは可能です。
但し、最低でも2週間前には退職の申し出を行いましょう。
実際に私は2週間前に退職届を提出し、会社をその月の月末に退職することに成功しました。
またこれまで人事の仕事を10年以上経験し、退職の方法や法律、様々なケースを熟知しています。
そんな私の経験と実体験をもとに、「仕事を今月中に辞めたい」と考える人の参考になれば幸いです。
仕事を今月中に辞めたいなら可能!
2週間前に退職の申し出をすれば、仕事を今月中に辞めるのは可能です。
その理由は下記の2つです。
・実際に私も2週間前に退職の申し出をして、その月中に円満退職できたから
・法律では、2週間前に退職を申し出れば、退職することができるから
仕事を今月中に辞めることができる根拠は、実際に私がその月中に退職することに成功した経験があるからです。
その時は、無理矢理早めた訳でもなければ、無理を言って、上司や会社にお願いしたわけでもありません。
シンプルに転職先が決まったので、退職の申し出をしたら、退職することができました。
次に、法律上、会社を退職するには2週間前に申し出れば、退職することができるからです。
なお会社の就業規則に、1ヶ月前には退職の申し出が必要と、記載されていることがあります。
しかし、法律上は、2週間前の方が優先されるため、厳密に言えば、2週間前で問題ないのです。
ですので、最短で円満に会社を辞めるなら、2週間前に会社へ申し出ればOKです。
どうしても今すぐに会社を辞めたい場合や、
転職先の都合で仕事を今月中に会社を辞めたいというのであれば、
その月の1日から2週目くらいまでに、上司へ伝えれば、その月の月末に退職することができますね。
今月中に会社を退職しても良いケースとNGなケース
とは言え、円満に退職するのであれば、できるだけ前もって上司に伝えた方が印象は良くなります。
もちろん、あくまでも自分中心に考えれば、いつでも辞められるのが本音です。
ここでは、今月中に会社を退職しても仕方がないケースと、
できれば止めておいた方が良いNGなケースをご紹介します。
今月中に会社を退職しても問題ないケース
・一刻も早く会社と縁を切りたい時
⇒ブラック企業であったり、ハラスメントを受けているような場合は、遠慮せず辞めた方が良いです
・転職先が決まっていて、退職しなければならない時
⇒転職日をずらせない場合は、転職先を優先しましょう
・その会社の規定で2週間前または3週間前に退職の申し出をすれば辞められる時
⇒慣習的に、その月中に退職することが普通な場合は、今月中に辞めてもOKです
今月中に会社を退職するのは避けた方が良いNGケース
・転職先が決まっておらず、何となく辞めたい時
⇒理由もなく急に今月中に退職したい、となれば上司も驚きますし、良い印象は持たれません
・今の職場が忙しく、あなたが辞めたらかなり影響が出る時
⇒仕事の引き継ぎや後任人事を考えれば、前もって退職の旨を伝えるなが良心です
・会社の規定で1ヶ月前には退職の申し出をしなければならない時
⇒法律では2週間ですが、会社の規程を完全に無視することになれば、円満ではなくなるケースもあります
以上、仕事を今月中に辞めても良いケースとNGなケースをご紹介しました。
とは言っても、どうしても仕事を今月中に辞めたいと考えるなら、辞めることも一つの方法です。
あなたの人生が最も優先されるべきで、会社や上司の言うことに従っていられないこともあります。
もし、最短で会社を円満に辞めたいのであれば、日頃から以下のような工夫をしておきましょう。
・上司にそれとなく退職の旨を伝えておく
・同僚や後輩に仕事を教えて、仕事の引き継ぎを最短でできるようにしておく
・引き継ぎ資料を作っておく
そして、今月中に急遽、退職しなければならない理由があれば、なおさらベストです。
例えば、以下のような理由です。
・転職が決まった
・親が病気ですぐに、地元へ帰らなくてはならない
あとは、体調不良になってしまって、そのまま退職する場合も、今月中に退職することもできるでしょう。
しかし、仕事の引き継ぎや挨拶などができなくなるので、本当に体調不良でないならば、
嘘を伝えるのは避けた方が良いですね。
仕事を今月中に辞めるのは非常識?
会社を今月中に辞めることが可能なのは理解できたとしても、
「実際に辞めるとなれば、非常識なのでは?」と不安になりますよね。
正直言って仕事を今月中に辞めることで、非常識と思われるケースはあります。
それは、上記でも紹介した通り、以下のようなケースです。
・理由もなく辞める
・職場が忙しく、代わりの人がいない
・会社の規定は1ヶ月以上前に退職の申し出が必要
もちろん、上記のケースであっても、辞めることが悪いことではありません。
仕事を今月中に辞めたいのであれば、辞めてもOKです。
しかし職場によっては、非常識と思われる可能性は高くなりますよね。
しかし、私の考えでは、上記のようなケースでは、最悪のパターンではないのでまだマシだと考えています。
例えば、最悪のケースは以下の場合です。
・連絡もせずに、無断欠勤で退職する
・体調不良で会社に来ることなくそのまま退職する
・会社と揉めて、喧嘩別れのように退職する
事前に退職の申し出をしている分、このような最悪のケースよりは、大分マシだと思います。
実際、連絡をしなかったり、喧嘩別れのような形で退職されていく人は年に数人います。
もちろん、体調不良の場合は仕方がありませんか、引き継ぎができなかったり、挨拶もできないのです。
それに比べれば、2週間前に退職の申し出をすることは、
多少なりとも引き継ぎはできますし、挨拶を交わして円満に退職することも可能です。
シンプルに、「もっと早く言えよ!と」思われるだけでなので、問題ないと思います。
また、今月中に退職したい人にとっては、どうしても、今月中に退職せざるを得ない理由もあると思います。
上司も人間ですから、頭を下げて、誠心誠意、申し訳ない気持ちと自分の意思を伝えれば、
上司も分かってくれるはずです。
経験談:実際に「仕事を今月中に辞めたい」と思って退職できた話
次に、私の経験談をご紹介します。
私は退職の申し出をその月の中旬に伝え、その月の月末に退職しました。
そして、円満に退職することができたのです。
今でも、その時の同僚とは仲が良いですし、元上司とも年に数回、飲みに行ったりしている程です。
では、なぜ私が円満にその月中に会社を辞めることができたのか、気になりますよね。
その理由は、以下の通りだと思っています。
・会社の規定が2週間前に退職の申し出をすればOKだったから
・転職で地元に帰ることが決まっていたから
・職場の人間関係を最大限、良好に保っていたから
一番大きいのは、会社の規定が2週間目に退職を伝えれば良かったのと、
会社の文化的に、最短で、その月中に辞めていく人が多かったからです。
なので、何の疑問もなく、最短で会社を辞めることができました。
そして、地元に帰って転職することが決まっていたのも大きいですね。
上司としても、「地元に帰る」、「転職先が決まっている」という、
大きな決断に対して、中々引き止めることはできなかったのだと思います。
最後に人間関係にはかなり気を使っていたので、急に辞めることになっても、
皆んな笑顔で送り出してくれました。
「もっと早く言えよ!」と、言われましたが、嫌味を言う人は1人もいなかったですね。
本当にその時の職場には感謝しています。
もちろん、どの会社でも私のようなやり方が通用するとは限りません。
しかし、「今月中に退職したい」と思い、退職することは実際には可能なのです。
そして、別に非常識でも何でもありません。
世間的にには普通のことですし、私の周りにもたくさん、そういった人はいます。
もし、今月中に会社を辞めたいと考えているなら、決して特殊なことではないので、行動に移してみてください。
ちなみに、私が最短で退職したときのスケジュールは下記の通りです。
<参考:実際に私が最短で転職した際のスケージュール>
・9月の初め:転職活動で選考を進める
・9月10日:最終面接を受ける
・9月11日:採用内定をもらう
・9月12日:上司に退職の申し出をする
・退職までの2週間:引き継ぎやお世話になった人への挨拶
・9月30日:退職
・10月1日 :転職先で働き始める
本気で思っているなら、実現可能なのです。
今月中に退職することを拒否されたら?
会社によつては、退職の申し出を、拒否されることもあるでしょう。
確かに、2週間前に伝えれば、法律上はOKです。
しかし、会社や上司によっては、法律よりも、社内のルールや伝統を大切にする場合もあります。
いくらなんでも、今月中に退職するなら、もっと早く言わなければ、認められない!
と拒否されるケースもあるでしょう。
その場合、円満に退職したいのであれば、退職の時期をずらすのが一番良いでしょう。
もし、1ヶ月前に伝える必要があらなら、伝えた日から1ヶ月後に辞めれば良いのです。
しかし、転職先の都合であったり、ブラック企業で働いていて、本当に今月中に退職したいと思うのであれば、
退職代行を、使うのも一つの方法です。
但し、退職代行は円満には退職できません。
もちろん、やり取りは弁護士などが、代わりにやってくれますが、
円満な退職にはならないので、最終手段だと思っておいた方がいいでしょう。
まとめ
以上、仕事を今月中に辞めたいなら可能な理由をご紹介しました。
それでは、この記事の内容をまとめます。
・仕事を今月中に辞めたいなら辞めればOK
・法律上は2週間前に退職の申し出をすればOK
・会社の規定や職場環境にもよるが、非常識なことではない
・退職せざるを得ない理由があれば、なおさら退職しやすい
・実際に私のように最短でその月中に円満退職した人もいる
・誠意と感謝の気持ちを伝え、退職の申し出をしよう
・もし揉めるようなら、退職代行もひとつの手です
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
コメント