仕事をしていると、「なぜ自分だけこんなに忙しいのだろうか?」と思うことがありますよね。
他の人と比べて、「自分の方が仕事が多い」と感じてしまい、
不安やイライラで辛い気持ちになりますよね。
サラリーマンをしている以上、任された仕事を拒否することもできず、
必死になってこなすしかありません。
しかし、仕事で自分だけ忙しいのは、デメリットばかりではありません。
確かに、理不尽にも思えますし、辛納得はできないかもしれませんが、
仕事が忙しいというのはメリットが多く、プラスに働くことも多いのです。
私も、これまでのサラリーマン生活を通じて、
「なぜ自分だけ?」と思うことがたびたびありましたが、今では悲観するばかりではなく、
前向きな気持ちに切り替えるとともに、メリットを感じながら働くことができています。
そんな経験から、自分だけが忙しい状況にどんなメリットがあるのか、ご紹介しようと思います。
自分だけ仕事で忙しい時のメリット
自分だけ忙しいと、残業することもあるでしょうし、ミスして怒られる確率も上がるので、
他の人と比べてもハードモードであることは間違いありません。
ただし、ポジティブな思考に置き換えれば、自分だけ忙しいという状況は、メリットにすることもできます。
メリットとなる要因は以下のとおりです。
・上司から期待されている
・成長できるチャンスである
・「ありがたさ」を感じることができる
期待されている
仕事を任されるというのは、上司から期待されている証拠です。
仕事ができない人や、仕事が遅い人、いつもミスをする人には、上司も仕事を任せられないですからね。
責任ある仕事を任されるというのは、上司から信頼され、期待されている裏返しなのです。
成長できるチャンス
人より多くの仕事を経験すれば、その分だけ自分の成長に繋がります。
仕事のスキルを向上させるには、質と量の両方を追い求める必要がありますからね。
また忙しい状況でも諦めずに工夫したり、考え、行動することで、人間的な成長も見込めます。
「ありがたさ」を感じることができる
苦労すればするほど、普段の何気ないことに感謝の気持ちが沸いてきます。
特に、周囲の人の優しさや、心強さを実感することができます。
忙しくなる半面、自分の時間や健康などの重要性に気付ける良いきっかけになります。
感情的になればなるほど、自分に仕事を振ってくる上司や先輩、同僚に怒りがこみ上げてきますが、
冷静に考えれば、「仕事を任せてもらえている」、「頼りにされている」と考えることもできます。
まともな上司であれば、仕事ができない人に、仕事を任せないですからね。
仕事ができる人ほど、たくさんの仕事を短時間で終わらせます。
「優秀な人ほど、仕事が集まってくる」というのはサラリーマンの宿命なのです。
自分に原因がある場合
自分だけ忙しい状況になってしまっているのにも、いくつか理由があります。
しかしポジティブな理由もあれば、自分自身のスキル不足によって忙しくなっている場合もあります。
このような場合は、忙しい状況を嘆くよりも、スキルアップに勤しむほかありません。
<自分のせいで忙しくなっている要因>
・仕事に慣れていないから
・仕事の処理が遅いから
・勘違いしている場合
仕事に慣れていないから
特に、「新入社員」、「異動したばかりの時期」、「転職して1年目」などは、仕事に慣れていなくて当然ですし、やること全てが初めてのことばかりなので、忙しく感じるのは当たり前です。
また新しいプロジェクトや、人の異動で新たに仕事を引き継いだ場合なども、忙しくなるでしょう。
仕事の処理が遅いから
単純に人と比べて仕事をこなすのが遅い場合は、自分だけ忙しくなるのは当たり前です。
これに関しても、スキルを向上させるしかありません。
もしくは、マニュアル化して効率的に仕事をこなすなど、自分なりの工夫で改善するしかありませんね。
勘違いしている場合
よくありがちですが、忙しくなった時は余裕がなくなり、ついつい自分と他人を比較してしまいます。
そんな時、自分より早く帰っている人や、楽しそうに仕事をしている人を見ると、
「なぜ自分だけ?」と思ってしまいます。
しかし、他の人も忙しい時はあるでしょうし、忙しい時であっても楽しく仕事をしたり、工夫して早く家に帰っている人もいます。
要するに、「忙しいのは自分だけではない」場合もあることを、認識しておくことは重要です。
辛い思いをしながらも、表に出さず、歯を食いしばって頑張っている人も大勢います。
自分だけ忙しいと考えてしまのは、仕方がありませんが、
冷静になって周囲を見渡した時に、自分と同じくらい、もしくは自分よりも頑張っている人がいるはずです。
少しは大人になって、「自分も忙しいけれど、他にも大変な思いをしている人がいる」と思えれば、
少しは気持ちが楽になるはずです。
自分だけ仕事が忙しい時に注意すべきこと
自分だけ忙しい状況が続くと、ついつい態度が悪くなったり、ネガティブな発言をしてしまいます。
もちろん、自分のモチベーションやメンタルを維持するためには、時として負の感情を表に発散することも大切です。
しかし、忙しい状況は誰にでも訪れるものですし、成長できるチャンスでもあります。
そんな時に、自分の行動で周囲の評価を落としてしまっては非常にもったいないですよね。
できれば、歯を食いしばって努力しつつも、周囲には強く、しなやかに、優しく振舞いたいものです。
忙しい時に気を付けるべきこととしては、以下のことに注意したいですね。
・他人に当たらない
・謙虚な姿勢を大切に
・言い訳しない
自分だけ忙しいと、理不尽感じてしまい、他人に不機嫌をぶつけてしまったり、
調子に乗ってしまうこともあります。
しかし、他の人からすれば、「感じの悪い人」、「嫌な奴」としか思われません。
忙しくてイライラしていも、大人な対応ができることで、
器の大きな人間に成長することができますね。
自分だけ仕事が忙しい時の乗り切り方
とはいっても、単純に忙しい状況だと、ストレスも溜まりますし、プレッシャーも相当かかります。
家に帰ってもイライラが続き、仕事が嫌になってしまうこともありますよね。
そんな辛くて大変な状況をどう乗り切る方法をご紹介しますね。
技術的なことや専門的なことよりも、気持ちの部分でのアドバイスをさせていただきます。
<自分だけ忙しい時のベストな考え方>
・出来なくて当たり前
・自分に酔う
・一生忙しいわけではない
出来なくて当たり前
自分だけ忙しいなら、失敗しても仕方がないと思うことができます。
他の人でもできないのだから、自分が出来なくても当たり前と思えば、プレッシャーも楽に感じられます。
自分に酔う
忙しい状況の時は、「忙しい俺カッケー」と自分に酔うのがオススメです。
辛い状況でも、弱っている自分に酔うことができれば、どんな状況でも前に進むことができます。
一生忙しいわけではない
今の忙しい状況が一生続くわけではないことを認識しましょう。
時には、忙しさがマシになることもあるでしょうし、自分のスキルが向上して、
効率的に仕事を進められる時がくるはずです。
「一生このまま」と悲観的に考えるのではなく、「いつかこの状況を改善させてやる」と考えることが大事です。
さいごに
以上、自分だけ忙しい時は辛いけれど、メリットもある理由をご紹介いたしました。
理不尽と思うかもしれないけれど、
誠実に努力すれば、いつか報われます。
忙しい状況を嘆いても仕方がありません。
他人や職場を変えようとしても、大きな労力が必要になるだけで、何もかわりません。
自分自身を変えて、忙しい状況を楽しみ、乗り越えられるように成長するのが一番の早道です。
ただし、ブラックな職場環境で、明らかにコンプライアンスを違反しているような場合には、
転職活動をするのがオススメです。
今は辛いかもしれませんが、
自分だけが忙しいという状況は、自分の成長にはつながるし、良い経験になります。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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