人事異動が受け入れられない時は退職するしかない?拒否できる?

仕事の悩み・その他
記事内に広告が含まれています。

人事異動が受け入れられないことで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

 

なぜ人事異動が受け入れられないのか?

それは、以下のような理由があるからだと思います。

・希望する部署と違う

・今の仕事から離れたくない

・異動先の仕事をやりたくない

 

上記のように異動したくない理由はたくさんありますよね。

 

しかし、人事異動は会社命令であり、あなたの希望を聞いてくれるほど、甘いものではありません。

 

では、異動を命じられたら、ただ我慢するしかないのでしょうか?

もしくは退職するしかないのでしょうか?

 

しかし、受け入れられない気持ちを整理し、前向きに働きたいですよね。

 

そんな疑問を解決できるように、人事異動が受け入れられない時の解決策をご紹介します。

 

私はこれまで人事の仕事を10年以上経験し、様々な人事異動に関わってきました。

人によっては、我慢して働く人もいましたし、退職した人もいました。

そんな経験をもとに、対処法や経験談をご紹介しようと思います。

不本意な人事異動はなぜ起きる?

不本意な人事異動はなぜ起こるのでしょうか?

それは、人事異動のほとんとが会社都合だからです。

 

人事異動が起きるタイミングは下記の通りです。

①あなたが希望した時

②退職等による人員補充のため

③ジョブローテーション

④現状がうまく機能していないため

 

①以外は、全て会社都合による人事異動となります。

基本的に、人事異動は、会社が必要な時に必要な部署に実施するものです。

 

もちろん、あなたが希望して実現する異動もありますが、かなり稀なケースだと考えておいた方が良いでしょう。

なぜなら、あなたの希望と会社の事情が合致した時に、希望通りの異動が実現するからです。

 

会社としては、社員一人一人の希望を全部聞いていては、キリがありませんからね。

 

このように、会社として経営を優先して人事異動が行われるので、

人事異動が不本意に感じるのは、ごく自然なことと言えるでしょう。

 

人事異動が受け入れられない時の解決策

人事異動が受け入れられない時は、ただ我慢するしかないのでしょうか?

 

しかし、ただ黙っているだけでなく、何かアクションを起こしてみたいですよね。

 

そこで、あなたの不満を少しでも解決する方法を下記の通りご紹介します。

 

上司に相談してみる

まずは、上司に相談するのがベストです。

もちろん、相談したからといって、異動がなくなるわけではありません。

但し、場合によっては、上司や会社が配慮してあなたの異動が白紙になる可能性もあるでしょう。

あなたの希望や気持ちを知って「異動させるメリットがない」と判断される可能性もあるからです。

とにかく、黙って受け入れるだけでなく、ダメ元でも相談してみるのが良いでしょう。

但し、あくまでも相談ベースです。一方的にあなたの主張を伝えるのは避けましょう。

 

期待されていることを自覚する

異動するということは、会社からも期待されている証です。

また、新しい経験を重ねるチャンスでもあります。新しい環境で働くことはたくさんの発見がありますからね。

嫌な気持ちもあるでしょうが、メリットに目を向けてモチベーションを高めることも必要でしょう。

やってみたら、異動して良かったと思えるケースは、たくさんありますからね。

 

数年我慢して異動願を提出する

異動したからといって、一生その部署で仕事を続けるわけではありません。

数年経てば、再び異動のチャンスがあるでしょう。

但し、異動して1年や2年で再度、異動できるわけではありません。

最低でも、3年は経験してから異動となるでしょう。

最短で異動するためにも、結果を出して、あなたの希望や主張が通りやすくしましょう。

 

 

以上、解決策になります。

王道のパターンで言えば、とにかく一旦、異動を受け入れてから、数年後に異動願いを提出することです。

結果を出して、会社や上司を認めさせれば可能性はグッと上がりますからね。

 

人事異動は拒否できる?

そもそも人事異動は拒否できるのでしょうか?

 

結論としては、拒否できません。

 

仮に拒否したとしても、会社や上司とトラブルになりますし、悪い印象を持たれてしまいます。

 

但し、以下のような理由がある場合は、拒否できるケースもあります。

説明されていた労働条件と違う時

入社時に聞いていた労働条件と明らかに異なる場合は、異動を拒否できます。

例えば、「異動や転勤はなし」と説明されていたのに、人事異動を命じられるような場合は違法ですので、

会社に説明を求めるのが良いでしょう。

 

介護や家庭の事情でやむを得ない時

親の介護や子育てなどの事情によって、どうしても転勤できないようなケースでは、

会社が配慮してくれるケースもあります。

この場合は、拒否というよりも相談することで、異動を取り止めてもらうよう説得する形ですね。

よほどのことがない限り、多少の配慮はしてくれるはずです。

 

明らかに嫌がらせをされている時

会社から理不尽な異動命令を受けている時は、拒否できます。

例えば、短期間で複数回の人事異動があったり、雑用しかないような仕事を任されるような時は、

不当行為になるので、拒否出来るでしょう。

但し、この場合は会社がブラック企業であるか、あなたの評価や印象がかなり悪い状況ではあるので、

転職を検討した方がいいですね。

 

 

 

希望していない人事異動でもメリットがある

人事異動が受け入れられない時でも、デメリットばかりではありません。

 

嫌々の異動であっても、長期的に見れば、あなたにとってプラスになることもあります。

 

例えば、以下のようなメリットです。

 

新しい仕事を経験して成長できる

やったことのない仕事を経験することで、スキルが磨かれて、社会人として成長することができます。

また視野も広がり、新たな人脈も手に入るでしょう。

もちろん、新しい環境で働くことは大変なことも多いですし、苦労もあるでしょうが、

その分、あなたの成長を約束してくれます。

 

異動先があなたの天職かもしれない

初めは、異動することに躊躇していても、実際に経験してみたら異動先が天職だと気づくこともあります。

また最初は苦手でも、練習を重ねて得意になることで、異動先の仕事が好きになることは良くあることです。

食わず嫌いで、異動を受け入れないのは、もったいないかもしれませんね。

 

会社からの評価が高くなる

会社命令の人事異動を素直に受け入れ、真面目に働いていれば、会社の評価は高くなるでしょう。

文句も言わず、働いてくれる人は、会社としてもありがたいですからね。

長期的な視点で考えれば、異動するのは当たり前というくらいの人の方が、

会社にとっては、評価が高くなりやすいのです。

 

人事異動が受け入れられないと感じるのは自然なこと

人事異動は、働く環境が大きく変わります。

 

ですので、不安や不満を抱きやすいのは当然のことなのです。

 

よほど今の仕事が嫌だと感じている人や、希望の部署に異動できる人以外は、

ほとんどの人が人事異動にネガティブな感情を抱いてしまいます。

 

というのも、新しく仕事を覚えなければなりませんし、人間関係も新しく構築する必要がありますからね。

 

また、多くの人事異動は、退職による人員補充がほとんどです。

 

希望して異動できるケースは稀なんですよね。

 

このように、多くは会社命令の人事異動であり、あなたが望む人事異動はかなり稀になるため、

受け入れられないと感じるのは当然なんですよね。

人事異動が受け入れられない時は転職すべき?

では、どうしても人事異動が納得できず、受け入れられない時は、転職しても良いのでしょうか?

 

結論を言えば、転職しても問題ありません。

 

会社の事情もありますが、それ以上にあなたの人生が優先されるでしょう。

 

他にやりたいことがあったり、明らかに不当な人事異動の場合は、転職することで、

自ら希望する働い方を手に入れるのも良いでしょう。

 

しかし、その場合に、気をつけるべきことは、なるべく在職中に転職先を決めておくことです。

 

退職してからだと、転職活動がうまくいかなかった時のリスクが大きいですし、

在職中の方が転職できる成功確率が上がります。

 

また、会社にとって辞められては困るような人材は、

稀にですが転職するなら人事異動を取り止めてくれるケースもあります。

 

もし、あなたが人事異動に不満を感じ、転職活動を、実施するだけの行動力があるなら、

チャレンジしてみてください。

 

多くの人は、納得できないまま、我慢してサラリーマン生活を送っていますからね。

人事異動の捉え方はあなた次第

人事異動の捉え方に正解はありません。

 

最終的に、どうすべきかは、あなたが、判断すればいいのです。

 

チャンスと捉えて異動先で頑張るのも良いですし、転職するチャンスにするのも正解です。

 

しかし、人事異動を受け入れられないまま、ダラダラ働き続けるくらいなら、

何かしらの行動をしてみた方が、あなたにとってはプラスになると思います。

 

「どうすべきか?」という考えを捨てて、あなたが選びたい道を選択しましょう。

 

以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました