有給休暇が取れないことに悩んでいる人はいませんか?
有給休暇が取れない会社はすぐに転職すべきです。
そんな人は以下のようなことに悩んでいませんか?
・忙し過ぎて有給休暇が全く取れない
・有給休暇の取得を上司から拒否される
・有給休暇を取りづらい雰囲気がある
有給が取れない理由は様々でしょうが、忙し過ぎたり、取得しづらい雰囲気のせいで、全く有給が取れない人は多いでしょう。
しかし、今や法律で有給休暇の取得が義務化され、年に5日以上は必ず取得しなければならない状況です。
にもかかわらず、会社によっては有給休暇が取れない、取りづらい職場環境はまだまだ残っています。
私はこれまで人事部の仕事を10年以上経験し、有給休暇の取得にかかわる労務管理に携わってきました。
そんな経験から、有給休暇が取れない会社は転職すべき理由などについて紹介しようと思います。
有給休暇が取れない会社は転職すべき
有給休暇が取れない会社は転職すべきです。
なぜなら、その会社はブラック企業の可能性があるからです。
働き方改革の推進によって、有給休暇は年5日以上取得することが義務化されています。
そんな中、有給休暇が全く取れない、もしくは自由に取れない会社は法律と時代に逆行しています。
もちろん、忙しくて取れない時期はどんな職場にもありますし、ある程度は仕方がないでしょう。
しかし、会社全体として有給休暇が取れない、取りづらい社風の会社で働き続けるのは危険です。
有給休暇が取れない会社というのは、長時間労働や理不尽なノルマ、ハラスメントなどが横行している可能性が高く、職場環境が最悪になるケースがありますからね。
ブラック企業の可能性が高い会社を辞めて、有給休暇が取りやすい会社へ転職することで、快適な働き方を実現するのが良いでしょう。
仮に有給休暇を取りたいと思わなくても、「有給休暇が取れない、取りづらい」会社はブラック企業の可能性が高いので、転職を検討すべきですね、
有給休暇が取れない原因(レベル別)
次に、有給休暇が取れない原因をレベル別に紹介します。
レベルが酷いほど、今すぐ転職活動の準備をした方が良いでしょう。
(完全にブラック企業)
・有給休暇が全く取れない、有給休暇の取得を拒否される
➡今すぐ転職活動を始めて、転職しよう
(ブラック企業の可能性がある)
・有給休暇の取得理由をしつこく聞いてきたり、嫌味を言われる
➡転職活動を始めつつ、限界が来たら転職できるようにしておこう
(会社、職場の体質は古い)
・有給休暇が取りづらい、周囲の人が取っていない
➡他にも会社に不満がたくさんあるなら、転職活動を検討しよう
上記のように、有給休暇が取れないシチュエーションや状況には差があります。
完全に取れない職場や、取得を拒否されるようなら、法律違反になるので、さっさと転職するのが賢明です。
取得することに嫌味を言われるなど、否定的な言動を言う上司も異常です。
なお、単に有給休暇が取りづらい雰囲気であったり、周囲の人も取れていないような職場は、忙し過ぎるなどの明確な原因があるため、今すぐに転職が必要ではありませんが、転職の準備や検討をしておくくらいが良いでしょう。
悪質なのは、全く取得できなかったり、取得することに批判的な会社、上司の職場です。
労基署等への相談なども一つの方法ですが、会社全体がブラック企業体質であれば、今すぐにその体質が変わるものではないので、転職した方があなたにとってはメリットが大きいでしょう。
有給休暇が取れない時の対処法(試してダメなら転職しよう)
では、有給休暇が取れない時の対処法を紹介します。
転職する前に、一度、以下の方法を試してみて下さい。
以下の対処法を試してみて、それでも改善できないなら、転職活動を始めましょう。
・上司と腹を割って話してみる、人事部に相談してみる
・一時的な原因であるかどうかを確認する
・あなたの部署だけなのか、会社全体の問題なのか確認する
上司と腹を割って話してみる、人事部に相談してみる
まず、上司と話せる機会があれば、有給休暇が取れない原因を確認してみましょう。
上司自身、理解が不足していたり、感情的になっている可能性があります。
冷静に話をしてみることで、マネジメントを改めてくれる可能性はあります。
上司自身も完璧な人間ではないので、業績や経営層からのプレッシャーによって、間違ったマネジメントをしている可能性がありますよね。部下の意見をはっきりと伝えることで、上司の暴走を止めてみるのも一つです。
もしくは人事部に相談するのも有効です。会社全体がブラック企業でなければ、人事部から、上司に対して指導が入り、適正化されるはずです。
人事部としても有給休暇を取得させなければならない責任があるので、一般的な会社であれば、あなたの相談を親身に対応してくれるでしょう。
一時的な原因であるかどうかを確認する
一時的に有給休暇が取れない状況に陥っている可能性もあります。
一番多い原因は、忙し過ぎて休む暇がないケースです。
例えば、「人手不足」、「繁忙期」、「仕事を引き継いだばかり」などです。
仮に上記のような原因で一時的に有給が取れないだけであれば、時間が解決してくれる可能性があります。
後任補充や、閑散期の到来、仕事になれた頃には、有給休暇が取れるでしょう。
また、圧倒的な成果を出したり、能力を上げることで、職場での発言権が強くなることで、有給が取りやすい状況を作るのも一つの方法です。時間はかかりますが、最も有効かもしれませんね。
逆に、いつまで経っても上記の原因が解決されず、ずっと有給が取れないような状況が続くならば、転職を検討しても良いかもしれません。
あなたの部署だけなのか、会社全体の問題なのか確認する
有給休暇を承認するのは上司の責任です。
仮に有給が取れないのが、あなただけの部署だけなのであれば、上司の問題である可能性が高いです。
他の部署は有給休暇が取りやすく、ホワイトな職場の場合もありますからね。
そんな時は、部署異動や人事部に相談することで問題が解決するでしょう。
転職しなくても、上司が変わるだけで、有給が取りやすくなりますからね。
他部署の状況を確認しつつ、あなたの上司がどういう対応の人間か、確認しましょう。
そして部署異動の機会を伺うことで、問題解決に繋げられます。
ただし、異動は必ずしも叶うものではありません。中長期的に待つことが難しければ、転職の方が即効性がありますので、異動の可否や可能性についても、吟味して行動してみましょう。
有給休暇が取りやすい会社への転職方法(見極め方)
有給休暇が取りやすい会社へ転職したいと思っても、どのように見極めればいいか分かりませんよね。
主な見極め方は下記の方法となります。
・HPや求人情報で有給休暇の取得実績を確認する
・面接で休暇の取得状況や職場環境について確認する
・転職エージェントのチカラを借りる
HPや求人情報で有給休暇の取得実績を確認する
会社のHPや求人情報の有給休暇取得実績を確認しましょう。
有給以外の福利厚生関係のデータ掲載し、具体的なデータを公開している会社はある程度信頼できるでしょう。
また、有給休暇の取得実績が50%を超えていれば、平均的な数値だと考えてよいでしょう。
逆にデータの公開や福利厚生に関する紹介が全くない場合は、怪しんでも良いでしょう。
見極めのポイントとしてはデータの公開と有給以外の福利厚生に関する記事が掲載されているかどうかですね。
面接で休暇の取得状況や職場環境について確認する
面接の際に、休暇の取得状況等を確認するのも一つの方法です。
具体的な数値や詳細な制度内容の返答があれば、ある程度信頼できるでしょう。
福利厚生に全くチカラを入れていない会社であれば、返答も曖昧で、イマイチな反応をされるでしょう。
ただし、福利厚生や休暇の取得状況ばかり確認すると、面接官からの印象も悪くなる可能性もあります。
さりげなく、会話の流れで確認するのと、休暇の質問がメインにならないように注意しましょう。
面接で有給休暇の質問をして、面接官の返答内容や反応を確認して、見極めましょう。
転職エージェントのチカラを借りる
転職エージェントを利用するのは転職活動において大きなチカラとなります。
1人で転職活動を続けるのも一つですが、時短や選考通過を考慮すれば、転職エージェントを利用するのがオススメです。
その上で、転職エージェントに「有給休暇の取得」信頼できる求人の紹介希望を伝えましょう。
プロの意見やアドバイスを貰うことで、ブラック企業への転職を防ぐことが出来ます。
もちろん、100%ではありませんが、あなたの勘違いやお追い込みを防ぐことが出来ます。
大きな間違いやハズレを引くことを防ぐためにも、プロの助言はチカラになるでしょう。
有給が取れない会社は生き残れない【早く転職すべき】
有給休暇が取れない会社を転職すべきかどうか迷うのも、本音だと思います。
将来的なことを考えれば、転職すべきだと思います。
というのは、有給休暇が取れないような会社に未来はないからです。
働き方改革やダイバーシティ経営が推進されている中で、未だに有給休暇が取れない、取りづらい職場は、時代に取り残されていきます。
そして優秀な人はそんなブラックな職場で働こうとは思いませんよね。
優秀な人はいなくなり、会社はどんどん経営が悪化していきます。
そして世間的な目も厳しくなり、会社として存続できなくなるでしょう。
ハッキリ言って、有給休暇が取れないような会社は将来、生き残っていけないでしょう。
そんな会社に無理やりしがみつく必要はないです。
少なくとも、転職活動を始めてみて、いつでも転職できる状態にしておくのがベストです。
将来や未来のことを考えて、頑張ったり、無理をすることはあります。
しかし、将来がない会社のために頑張る必要はないですからね。
可能な限り、早く転職した方が良いでしょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント