技術職から事務職へ異動することはできる?【人事経験者が解説】

仕事の悩み・その他
記事内に広告が含まれています。

技術職で働いている人が、事務職に異動できるのだろうか?と疑問に思うことはありますよね。

 

そんな方は、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?

・技術職を辞めたい

・未経験なのに事務職へ異動できるのだろうか?

・異動が無理なら転職はできる?

 

体力的にも、精神的にも技術職でこのまま働き続けることに不安を抱いている人も一定数存在しています。

 

「事務職に異動した方が安定して働けるのでは?」という思いから、異動したいと考えていますよね。

 

しかし、未経験の事務職にどうすれば異動できるのか、分かりませんよね。

 

私はこれまで人事の仕事を10年以上経験してきました。

そして実際に技術職の人が事務職に異動するケースをたくさん、見てきました。

 

そんな経験から、技術職から事務職へ異動したい時の対策や疑問点を紹介します。

 

技術職から事務職へ異動できる?

結論から言えば、技術職から事務職への異動は可能ですし、実際に異動が行われています。

 

特に心配しているのは、「事務職が未経験なのに、異動できるのか?」という不安ですよね。

 

事務職が未経験んでも心配はいりません。

 

事務職は未経験でも異動できますし、異動後も活躍することはできます。

その理由としては、下記のとおりです。

・事務職は慣れれば誰でもできるから

・実際に技術職から事務職に異動する人はいるから

・基本的なPCスキルさえあれば、困ることはない

 

事務職は、総務、経理、人事、施設管理、事業所の管理部門など、様々な部署があります。

 

確かに、どの部門も専門性やスキルは必要ですが、慣れれば誰でもマスターできます。

事務職として働いている人は、始めから特殊な才能やスキルを持っていたわけではないのです。

 

仕事を経験しながら、一つずつ覚えて慣れていくだけです。

 

ただし、事務職で最も苦労するのがExcelやWordなどのPCスキルです。

PCスキルがないと、仕事は進まないし、ミスも連発しますので、基本的なPCスキルは必要です。

 

技術職として働いている人であれば、ある程度のPCスキルは持っているでしょうし、

理系出身の方が多いでしょうから、全くPC使えないわけではないでしょう。

 

向き不向きはありますが、慣れれば誰でも活躍できる事務職への異動は可能ですし、

実際に異動する人もいることを認識しましよう。

 

どのような人が技術職から事務職へ異動するの?

では実際にどのような人が技術職から事務職へ異動を成功させているのでしょうか?

 

私がこれまで見てきた人には、以下のような特徴や事情で異動してきた人が多い印象です。

・事務職に適正があると判断される人

・PCシステムの知識を活かせる人

・体調不良を理由に事務職へ異動した人

 

 

事務職に適正があると判断される人

事務職に欠員が出れば、人員補充する必要があります。

そんな時、他部署から異動によって補充されますが、事務職に適正のある人が異動対象になります。

具体的には、バランス感覚のある常識的な人が事務職に適正があると判断されます。

誰にもないような長所を持っていたり、特殊な採用がある人よりも、

常識的な考えと人間性を兼ね備えた人が事務職には向いているのです。

 

PCシステムの知識を活かせる人

システムに詳しい人が事務職に異動されるケースはよくあります。

事務職にもシステムやDXを導入するケースがあり、IT知識を持った人を配属させるためです。

特に人事や総務はシステム化が流行っていますし、システムを理解できるIT人材を異動させることがあります。

技術職で、IT分野で活躍していたり、知識を持っている人は事務職への異動のチャンスがあるでしょう。

 

体調不良を理由に事務職へ異動した人

体調を壊し、技術職ではやっていくことが難しいと判断されれば事務職へ異動するケースはよくあります。

一時的に異動になるケースもあれば、長期的に異動となるケースもあります。

また休職していた人が復帰して、事務職へ異動になる場合もあります。

どちらにしても、業務負担を軽減するために、事務職への配置転換はよく行われることです。

 

 

技術職から事務職に異動する方法は?

では、実際に技術職から事務職へ異動するにはどうすれば良いのでしょうか?

 

方法は下記のとおりです。

・人事部の人と仲良くなる、相談する

・異動願いを出す

・上司へ相談する

 

 

人事部の人と仲良くなる、相談する

人事部の人と仲良くなっておくことは、事務職に異動する際にかなり効果的です。

例えば、事務職に欠員が出た時に誰かを、異動させる必要性が出てきます。

そんな時に、人事の人に事務職へ異動したい旨を相談しておけば、異動候補として有力になれますからね。

 

 

異動願いを出す

シンプルな方法は、異動願を出すことです。

希望したからといって、異動できるわけではありませんが、

まずは異動したい意思を伝えなければ異動できません。

異動先の体制や、あなたの勤務態度などによりますが、異動できる可能性は高まるでしょう。

 

上司へ相談する

上司へ相談することも重要です。

相談しておくことで、上司が、異動を認めてくれたり、推薦してくれる可能性もあります。

特に、技術職から事務職となれば職種が異なる異動の場合は、経営層同士の調整が必要になるので、

簡単ではありませんが、上司から異動を推薦してくれたりするケースもあります。

 

 

技術職から事務職へ異動したいのにできない時は?

正直言って、異動というのは希望しても必ず実現するわけではありません。

 

異動は会社都合によるものか、タイミングが合わない限り、発生し得ないものなのです。

 

結論から言えば、技術職から事務職に異動できる確率は高くはないのです。

 

特に、「すぐに技術職から事務職へ異動したい」と考えるケースでは、部署異動は難しいでしょう。

 

異動するなら長期的な視野で考える必要があります。

 

「すぐに事務職として働きたい」、「すぐに技術職から離れたい」というのであれば、

異動ではなく、転職するのが一番の方法です。

 

異動は会社が承認しなければ、実現されませんが、

転職であれば、自分の意思でいつでも事務職に就くことができます。

 

確かに、事務職を応募している会社に採用内定を貰う必要はあります。

しかし、人手不足が叫ばれる昨今、よほどの田舎でなければ、

事務職を応募している会社はたくさんあります。

 

もし、自分で調べるのが難しかったり、忙しい場合でも、大丈夫です。

そんな時は、転職エージェントを活用すれば、効率良く転職活動を実現できます。

 

また、あなたに適した会社や面接を通過するアドバイスやレクチャーもしてくれます。

 

もし、技術職から事務職へ異動したいなら、転職も視野に入れて、

検討することが望ましいでしょう。

 

 

技術職から事務職へ異動したい<まとめ>

以上、技術職から事務職へ異動したい時の対処法について、紹介しました。

 

技術職から事務職への異動は可能です。

 

もちろん、未経験であっても事務職の仕事はできます。

 

もし、技術職での仕事に限界を感じているのであれば、この記事を参考にしていただき、

ぜひ行動してみてください。

 

 

では、この記事の内容をい下記のとおり、まとめます。

<まとめ・技術職から事務職への異動>

技術職から事務職への異動は可能

・実際に技術職から事務職に異動する人はいる

・出来るだけ早く事務職で働きたいなら、異動より転職がオススメ

 

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました