ずっと同じ会社で働くのが無理だと感じることもあるでしょう。
世の中には何も気にせず、ずっと同じ会社で働いている人もいます。そして定年まで勤めあげる人も数多くいます。
しかし、同じ職場で同じ人達と同じ仕事を何十年続けるのは、確かに異常かもしれません。
結論から言えば、ずっと同じ会社で働き続けるのが無理だと感じるなら、転職すればOKだと思います。
私はこれまで人事部の仕事を10年以上経験し、多くの退職者や転職者と関わってきました。
また、転職も一度経験しています。そんな経験をもとに、ずっと同じ会社で働くのが無理な人へ対処法やアドバイスを紹介しようと思います。
この記事では以下の悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
・ずっと同じ会社で働くことに疑問を感じている人
・今の会社で働き続けるのが無理だと感じている人
・いずれは転職したいと考えている人
ずっと同じ会社で働くのが無理なら転職してもOK
結論から言えば、ずっと同じ会社で働く続ける必要はありません。
その理由は下記のとおりです。
・転職する人は多い
・理想的な働き方を目指すのは当たり前
・このまま働き続けてもあなたにメリットがない
現に、会社を退職したり、転職する人は多いですからね。
「定年まで働き続けるのが当たり前」という時代は、もう終わっています。
働き方改革や人手不足などにより、人それぞれに合った働き方ができる会社に転職するのが当たり前の時代です。
それに、同じ環境で働き続けることは、変化がありません。
変化に対応することで、成長や発見があり、スキルアップや人間的成長も見込めます。
また「同じ会社で働き続ける人の方が偉い」というわけではありません。
あなたにとって、今の会社で働くのと、転職するのとでどちらの方がメリットがあるかです。
我慢して働き続けた結果、キャリアアップが出来なかったり、スキルや専門性がないのは、ある意味失敗していますからね。
転職することで、スキルアップや年収アップ、働き方改革が実現されれば、良い訳です。
ずっと同じ会社で働き続ける人と無理な人の違いは?
一方で、同じ会社で働き続けられる人と、無理な人にどんな違いがあるのか気になりますよね。
それぞれの違いは下記のとおりです。
<ずっと同じ会社で働き続けられる人の特徴>
・現状に満足している人➡現実を受け止めて、多くを望まない人等
・働くことに、特別なこだわりを持っていない人
➡生活できれば何でも良いお思っており、仕事と割り切っている人等
・良い意味で諦められる人
➡仕事や会社に対して、期待せず、「こんなもの」と考えられている人等
<ずっと同じ会社で働くのが無理な人の特徴>
・変化や好奇心を好む人
➡環境の変化や新しいことへのチャレンジ精神が旺盛な人等
・行動することで何かを変えたい人
➡課題や不満に対して、行動できる人等
・実現したいことや、やりたいことが明確な人
➡キャリアに対するこだわりがある人等
繰り返しですが、どちらが優れていて、どちらが劣っているというわけではありません。
要は、キャリアに対する考え方と、個性の違いです。
特に、「忍耐力」や「我慢強い」人は同じ会社で働き続けられるというイメージがあると思いますが、だからといって、その人達が評価されるわけでもありません。一方で、行動したり環境の変化を避けている側面もありますからね。
傾向としては、「このままで良い」と思えるか、「変えなきゃいけない」と思えるかの違いだと思います。その上で、「行動するか」、「行動しない」かの違いで、「転職する」か「残って働き続ける」かのどちらかに繋がっていくわけです。
ずっと同じ会社で働き続けることのメリットとデメリット
では、同じ会社で働き続けることで、どんなメリットとデメリットがあるか紹介します。
ずっと同じ会社で働き続けた方が良いケースもあれば、良くないケースもあるのは、メリットとデメリットがそれぞれあるからです。
具体的には以下のとおりです。
<ずっと同じ会社で働き続けるメリット>
・人間関係が深められる
➡居心地良く働ける
・頼りにされやすい
➡経営層からも、後輩からも重宝される
・社内のことに詳しくなれる
➡社内政治や社内ルールに長ける
<ずっと同じ会社で働き続けるデメリット>
・スキルや経験が偏ってしまう
➡幅広い経験ができない
・年を取ってからの転職は大変
➡一度も転職を経験せずに、40~50代で転職するのは苦労する
・もっと良い条件で働けるチャンスを逃してしまう
➡給与や労働条件など、もっと働きやすい職場があるかもしれない
今の会社で働き続ける人は人間関係も深められて、よりその会社に対する愛着も湧きますし、安定的に働くことができるでしょう。
しかし、一方で個人のスキルや能力に関しては、複数社経験した方が高めらるでしょう。そして、変化に対応する能力も身に着き、ストレス耐性や環境適応能力も身に着けることができます。
いずれにせよ、メリットとデメリットがあるので、同じ会社で働き続けることが正解でもありませんし、不正解でもありませんよね。
ずっと同じ会社で働くのが無理な時に転職すべきかの判断は?
では、実際に同じ会社で働き続けるべきなのか、どうかの判断はどうすればよいのでしょうか?
前提として、「正解はありません」し、「こうすべき」というものはありません。
働き続けるべきか、転職すべきかはあなたにとって、どちらの方がメリットがあるかで判断すればOKです。
例えば、以下のような要素を考えて、今の会社か、転職先を比較するのが良いでしょう。
・快適に働ける職場であるかどうか
・将来性のある会社であるのかどうか
・キャリアやスキルの向上が見込めるのかどうか
・今の会社で働き続けるのが無理かどうか
結論、会社を辞めたいと思ったら、辞めればOKです。
もちろん、「何となく辞めたい」という理由はNGですが、働きやすさや会社の将来性、あなた自身のキャリアについて、本気で考えたのであれば、会社を辞めて転職すれば良いのです。
また、ストレスやプレッシャーが辛くて、このまま続けるのが無理と感じる場合に辞めるのもOKです。あなたに合う会社はいくらでもありますし、無断に消耗する必要はありません。我慢して、工夫して試行錯誤を試したのであれば、辞めて再スタートをした方が良いでしょう。
何もせずに我慢しているよりは、より良い方向に向かうよう、行動した方が良いですからね。
結論:今の会社が無理なら、あなたがどうしたいかを優先すべき
以上、ずっと同じ会社で働くのが無理な人へアドバイスを紹介しました。
今の会社でできる対策や工夫をしてダメなら、見切りをつければ良いのです。
ずっと同じ会社で働き続けている人を見て、比較する必要はありません。同じ会社で働きづけることが正解でもありませんし、偉い訳でもありませんからね。
転職すれば、もしかしたらも、もっとあなたに合う会社があるかもしれません。
少なくとも、「今の会社で働き続けなければいけない」と勘違いしてしまい、選択肢を狭めるのは絶対に避けた方が良いですよね。
結論として、「あなたがどうしたいか」を優先すべきです。
周囲の評価や、一般的な考えを捨てて、あなたの考えや希望に従うのが、正解です。
ずっと同じ会社が無理だと感じたら、その感情に従えばOKです。
もし、今が辛いなら転職活動を始めて、実際に他の会社を見てみたり、面接を受けてみることも重要です。
あなたの価値観が変わるかもしれないし、考え方も柔軟になるでしょう。
重い腰を上げて、行動してみることで、より良いチャンスを手に入れられることもあります。
以上、さいごまで読んでいただきましてありがとうございました。
コメント