事務職が忙しすぎて辞めたいと思ったら、確認してほしいこと。

退職・辞めたい
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事務の仕事をしている人で、毎日忙しすぎると、会社を辞めたいと思ってしまうことは、誰にでもありますよね。

もちろん、どんな仕事も忙しい時は、ネガティブな気持ちになります。

その中でも事務職は、比較的、他の職種と比べても、クリーンでホワイトなイメージがありますよね。

 

例えば、

・定時退社

・ルーティン業務

・自分でスケジュールを組める

などです。

 

にもかかわらず、忙しい状況が続くと、この会社ヤバイんじゃないか?

と思いますよね?

 

そこで、今回は事務職として働いている人で、忙しい時に、辞めたいと感じたら、

確認して欲しいことをまとめました。

 

 

実際に、僕も事務職を経験してきて、忙し過ぎて、

「ブチギレたり」、「辞めてやると考えたこと」がありました。

 

そんな、経験から退職を決意する前に確認してほしいこと、忙しい状況を乗り切る方法をご紹介します。

 

<私の経歴【2024.1現在】>

・10年以上の人事労務(事務職)経験

・退職、転職にかかわる相談や実務対応を経験

・人事業務の仕組みや実態に精通

⇒上記経験から現実的な対策をご紹介します。

 

事務職を忙し過ぎて辞めたいと思ったら確認すべきこと

退職を決意する前に、確認しておいた方がいいことがあります。

下記に挙げたことを意識することで、もしかしたら自分の思い込みや、

感情的な気持ちを冷静に思い直せるかもしれません。

 

忙しいだけで楽しい場合もある

単純に忙しくて、毎日遅い時間まで仕事をしていたとしても、それ以外は順調かもしれません。

例えば、人間関係は良好で、仕事も楽しい場合、たんに仕事の量が多いだけで、

それ以外に不満がないのであれば、かなり恵まれている職場と考えてもいいかもしれません。

 

 

忙しいのは誰のせい?

自分が仕事に慣れていなかったり、初めて取り掛かる仕事の場合は、時間がかかって当たり前です。

上司や同僚のせいで仕事が増えている場合は、上司に相談したり、自分のスキルを上げて同僚の分まで効率良くこなす工夫ができるかもしれません。

もし、会社のせい(体質、倒産寸前、人手不足)である場合は、改善するのは難しいかもしれませんが、、、

まずは自分ができることをやって、少しでも残業を減らしてみましょう。

 

 

忙しいのは、一時的?

一時的に忙しいことは、誰にでもあります。

時期の問題や、一時的な人手不足、新規業務を担当することになった、などであればどこの会社、部署にいっても、起こり得る問題なので、忙しくても仕方がありません。

問題があるのは、常に忙しい状況ですね。常に人手不足で長時間の残業が常態化している場合は会社に問題があるかもしれません。

 

 

他の部署や職種、他社と比べても忙しい?

他部署や他業種の働き方と比較してみてください。

確かに残業はあるけれど、他の職種や業種と比べれば、今の仕事が恵まれていると感じるかもしれません。

事務職の場合、長時間働きがちな営業やSEと比較すると、そこまで忙しくないことに気付くかもしれませんね。

 

 

 

自分だけ忙しい?

周囲と比較して自分だけが忙しいのか、それともみんな忙しいのか、確認してみてください。

もし自分だけ忙しいなら、上司に相談して、業務の分担などの対策が講じれますね。

自分も含めて、みんな忙しいならば、「みんな頑張っているし、自分も頑張ろう」と気持ちを整理するのも、一つの方法ですね。

 

 

 

それ以外にストレスは?

忙しいという以外にストレスがないかどうか確認してみましょう。

例えば、人間関係や仕事の内容などのストレスはどうでしょうか?

もし仕事が多くて、忙しいというだけなら、仕事の効率が上がり、今の仕事をもっと早く処理できるようになれば

「忙しい」という悩みから解放されるはずです。

 

 

仕事ができるようになったら効率的になる

事務職の場合、ルーティン業務がほとんどです。

なので2~3年目になると、仕事も覚え、効率性も各段にアップしています。

今、忙しい状況であっても1年後、2年後になればこなせる仕事量もふえているので、

今ほど苦しい思いをしなくて済みますよ。

 

 

指示待ちだと、余計に忙しくなる

事務職であっても、単純作業ばかりではありません。それは、総合職でも、パートでも派遣社員でも同じです。

自分で考え、行動していく必要があります。先輩や上司からの指示を待って仕事に取り掛かっていると、

仕事の効率が悪く、スピードも遅くなってしまいます。

自分から考え、準備し、常に一手先を読んで行動していけば、忙しい状況も少しは緩和されます。

 

 

 

こんな感じですね。

退職という行動をとる前に、一旦、上記で示した内容について、自分で考えてみて、冷静になってみてください。

 

ただし、残業続きで、健康上の問題がある場合は上司に相談してください。

 

 

それでもダメなら、転職を考えてみるのが、ベストだと思いますよ。

 

 

忙しい状況をポジティブに考える

正直言って、サラリーマンとして働いている以上、忙しいという状況は避けては通れないものです。

それは事務職であっても一緒です。

 

残業をゼロにすることは、不可能ではないにしても、運とかなりの労力が必要になりますね。

そこで、「忙しい状況は仕方がない」と考えて、あえてポジティブに考えて見るのも一つの方法です。

 

例えば、以下のような考え方です。

 

 

残業代がもらえる

残業が発生すればするだけ、残業代を稼ぐことができます。

頑張った分、余計に給料が増えるので、モチベーションアップに繋がりますよね。

もちろん、サービス残業を強要するような会社は、労基署などに相談しましょう。

 

 

スキル向上

忙しいということは、それだけ多くの仕事を抱えていることになります。

膨大な量の仕事を処理していけば、確実に事務処理能力が向上します。

若い時ほど、実務をやっておいた方が、年を取った時に役に立ちます。

仕事をたくさんこなした方が、確実にスキルは向上しますし、自分の成長に繋がりますよ。

 

 

周囲から頼られている

仕事を任されているということは、上司や周囲から信頼されているということです。

よく、「優秀な人のところには仕事が集まる」と言われますが、正にそれです。

忙しい分、周囲から頼られ、認められているという自信を糧に頑張ってみてください。

 

 

 

忙しい俺、カッケーと思う

自分に酔うのも、オススメのポジティブシンキングです。

「辛い思いをしている俺、カッコいいな~」と自分に酔いしれてみて下さい。

ただ辛いだけでなく、自分が映画の主人公になったかのような気分を味わえます。

 

 

 

ストレスが溜まりまくっている状況であっても、上記で示した考え方を試してみることで、

少しは心が和らぐことができると思います。

 

自分の成長などは、実感することが難しいですが、冷静かつ客観的な気持ちで、ポジティブな要因を

見つけ出すことで、忙しい状況であっても「仕方がないな」と思うことができるはずです。

 

 

事務職は暇、楽というのは間違い

労働時間に関しては、営業やSEなどと比べて、事務職は割と恵まれている職種だと思います。

会社組織の中でも、働き方という観点で言えば、一番、安定しているのが、事務職だと思います。

 

ちなみに、事務系の部署だと、人事、総務、経理、法務、営業事務などがメジャーだと思います。

 

しかし、これらの部署が「暇で楽」と考えるのは間違いです。

普通に残業もありますし、締め切りに追われる日々を過ごすこともあります。

 

また、どれも複雑で煩雑な業務が多いので、中々単純作業とはいかないんですよね。

 

ただし、他の職種と比べて、以下の点でメリットがあります。

・ルーティン業務が多い

・仕事をコントロールしやすい

・専門性が身に付く

・人事や総務は残業を抑制する立場の部署である

 

事務職はしっかりとスケジュールを組んで、準備を行えば、ある程度は忙しい状況も緩和させることができます。

もちろん、難しい内容の仕事もあるので、一筋縄ではいきませんが、他の職種に比べれば、

先のことを読みやすいですし、忙しさもマシだとは思います。

 

 

というわけで、事務職が暇で楽というのは間違いであるけれど、

営業やSEなどと比べれば、忙しさはマシというのが、真実だと思います。

 

ただし、毎日、定時で帰れるというような、極端な職種ではないので注意ですね。

 

 

違法な残業が続くなら転職すべき

転職するかどうかの判断は、コンプライアンスが守られているかどうかで決めるのがベストです。

 

忙しくても、法律の範囲内であれば、頑張って続けた方がいいと思います。

ちなみに、法律では月に45時間(特別条項があればそれ以上可能)というのが、残業の上限になっています。

 

なお、以下に該当する場合、一発でアウトです。

・月の残業が100時間以上の場合

・複数月の平均残業が80時間を超える場合

・年間の残業が720時間を超える場合

 

法律の範囲内であれば、上記で示した対策や工夫を駆使していけば、業務の効率が上がったり、

自分の能力が成長するので、続けていてもメリットがあると思います。

 

逆に退職を決断した方がいいのは、コンプライアンスを無視した残業を強制されるような職場です。

例えば、月の残業が100時間を超えるような場合であったり、

80時間程度の残業が毎月ずっと続く場合は、法律を守っていないことになるので、違法になります。

 

またそれを隠蔽するような上司、職場であったり、放置するような会社は、

確実にヤバいので、退職しましょう。

 

今後、働き方改革やコンプライアンスは益々重要視され、多くの会社が

働きやすい環境づくりに力を入れていきます。

 

というわけで、もし忙しすぎて会社を辞めたくなった時は、

法律やコンプライアンスを守っていない働き方をしているのであれば、退職を決意しましょう。

 

ただし、転職する勇気が出ない人も多いですよね。

そんな時は意気込まず、とりあえず転職活動を始めてみるのもアリです。

新しい価値観に触れたり、気分転換にもなるので損はしないと思いますよ。

 

何か行動したいと思う人は、エージェントを使って、気軽に転職活動だけしてみるのもアリですね。

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さいごに

事務職といえば、忙しくなさそうと思って、そのギャップに辛い思いをしている人もいるでしょう。

 

事務職は決して、常に定時で帰られるような職種ではありません。

 

しかし、会社、自分の努力次第では毎日、長時間の残業が発生するような職種でもありません。

 

ある程度の忙しさを覚悟した上で、効率と生産性を向上させる工夫を続けていけば、

今抱えているような辛い思いは解決されるはずです。

 

また、忙しことは悪いことばかりではありません。

自分の成長には必要なことでもあるのです。

しかし、何事にもバランスが大事です。

 

違法な長時間残業やコンプライアンスを遵守していない職場であれば、

すぐに退職を決意し、転職活動を行いましょう。

 

以上、最後までよんでいただきありがとうございました。

 

 

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