仕事で取り返しがつかない大失敗をしてしまった時の対処法

仕事で取り返しがつかないような大失敗を経験することもあるでしょう。

 

そんな時、生きた心地がせず、とにかく逃げたい気持ちでいっぱいになりますよね。

 

誰しもミスはするものですが、会社に大きな損害を与えるような大失敗は避けたいのは当然です。

 

そこで、仕事で取り返しがつかないような大失敗をした時の対処法や、考え方について紹介しようと思います。

 

私はこれまで人事部の仕事を１０年以上経験し、従業員の悩みや労務トラブルに携わってきました。

そんな経験から、取り返しがつかないような大きな失敗に対する対処法や回避策を紹介します。

 

この記事では以下のような人に参考にしていただければ幸いです。

 

 

仕事で取り返しがつかない大失敗をした時にやるべきこと

仕事で大きなミスをしてしまった時に、取り組むべき行動があります。

 

下記の行動によって、失敗の悪影響を抑えることができます。

 

 

仕事で大失敗を犯した時に重要なのは初期消火です。

特に、ミスが発覚した際は、すぐに上司へ報告し、判断を仰ぎましょう。

勝手に判断したり、ミスを放置しておくと、トラブルが拡大し、二次災害、三次災害に膨らんでしまいます。

 

その上で、状況を把握し、迷惑をかけた相手に謝罪することが必須事項になります。

トラブル復旧までの対応や損失に対する補填など、最後まで責任もってやりきりましょう。

 

小さなミスだと思っても、大きなトラブルに発展する可能性があるので、とにかく報告や連絡は大切です。

 

仕事の知識や能力が足りてない人であっても、上司の判断に従うことで最悪のケースは免れます。

 

仕事で取り返しがつかない大失敗をした時のNG行動

逆に、取り返しがつかない大失敗をした時に、やってはいけない行動を紹介します。

 

下記で紹介する、NG行動はトラブルを大きくし、信頼を失墜する原因になるので絶対に避けましょう。

 

 

上記の大きな失敗をして、上記のようなNG行動を取ることは、誰も得をしません。

周囲も迷惑がかりますし、あなた自身も苦しくなります。

 

確かに、責任転嫁したり、１人で対処しようとしてしまう気持ちも分かります。

ただし、後先のことを考えれば、上記NG行動は、余計な苦しみを生み出すことが想像できるでしょう。

 

また、ミスをした時に人間の本性が表れるものです。

上記NG行動を取ることで、周囲からの信頼がなくなり、職場に居づらくなってしまうでしょう。

 

逆に真面目に対応すれば、取り返しがつかない大失敗をしても、あなたの株が向上することもあるのです。

 

 

仕事で取り返しがつかない大失敗をした時の考え方・切り替え方

では、大きな失敗をした際の気持ちの切り替え方について紹介します。

 

仕事でミスをしてしまったことは悔やんでも仕方がありません。

下記のような方法で、気持ちを切り替えましょう。

 

 

大きな失敗をした後に気持ちを切り替えることは、容易ではありません。

しかし際限なく自分を責めることは避けるべきです。

ストレスで体調を壊してしまうかもしれませんからね。

 

重要なことは、反省しつつも前向きに頑張る姿勢です。

反省ばかりでもダメですし、反省しないのもダメです。

 

あなた一人だけが悪いという状況は考えられません。

責任を感じ過ぎたり、思い込みすぎないようにしましょう。

 

 

仕事で取り返しがつかない大失敗を防ぐ方法【予防・再発防止】

次に、再発防止、予防策について紹介します。

 

取り返しがつかない大失敗を繰り返すわけにはいきません。

同じ失敗をしないための対策をご紹介します。

 

再発防止には、特殊な方法や画期的な方法があるわけではありません。

当たり前のことを、地味に続けるだけです。

 

特に、「勘違い」や「書類の作成ミス」、「抜け漏れ」などの基本的なことを徹底することが大事です。

基本的なことができていないにもかかわらず、難しい仕事や複雑な業務をこなすことはできませんからね。

 

特に、イージーなミスであればあるほど、取り返しがつかない大失敗に繋がるのど、基本を徹底しましょう。

 

 

仕事で取り返しがつかないミスと取り返せるミスの違いとは？

大きな失敗であっても取り返しがつくミスと、取り返しがつかないミスがあります。

 

それぞれの特徴は下記のとおりです。

 

＜取り返しがつく大失敗＞

 

一生懸命やった結果の大失敗であれば、リカバリーできる可能性は高いです。

会社としもてフォローするような体制になりますし、あなた一人の責任にはしないでしょう。

 

 

 

＜取り返しがつかない大失敗＞

 

故意に嘘を付いたり、騙していたようなケースでは、取り返しがつかないでしょう。

仕事でミスをしただけではなく、さらに罪を重ねているからです。

 

 

「犯罪行為」をすれば、それだけで取り返しがつきません。

逆に言えば、真剣に取り組んだ結果、大失敗に繋がるようなミスは取り返しがつきます。

 

「大失敗」＝「取り返しがつかない」というわけではなありませんので、意識しましょう。

 

 

取り返しがつかない大失敗を起こしたら退職すべき？

取り返しがつかない大失敗をしたら、落ち込むのは当然です。

 

人によっては、退職すべきなのでは？と悩む人もいるでしょう。

 

結論としては、大きな失敗程度で、退職する必要はありません。

 

また、会社から解雇（クビ）になることもありません。

「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」は解雇はできないのです（法律）

日本の会社は余程のことが無い限り、解雇をすることができませんからね。

 

また、責任を感じて自主的に退職する必要もありません。

仕事をしている以上、失敗や損失など、いくらでもあります。

 

そのミスや失敗を埋めるために、組織として働いているわけです。

あなたが大失敗をしても、誰かが穴埋めしてくれますし、リカバリー可能なのです。

 

ただし、以下のようなケースではその会社に居られないケースがあるので、注意しましょう。

・違法行為によって、会社に大きな損失を与えた場合
➡刑事罰によって、損失を与えた場合は、解雇になる可能性が大です。

・周囲を裏切って大失敗した時
➡単純に、そのまま働き続けるのが気まずいです

 

 

真面目に仕事をしていた上で、取り返しがつかないような大失敗であれば、退職する必要はありません。

 

 

仕事で取り返しのつかない大失敗をした時のメンタルの保ち方

大きな失敗をした時は、メンタルを保つのがせいいっぱいだと思います。

 

会社に行くのも嫌になるでしょうし、生きた心地がしないでしょう。

そんな時でも何とかメンタルを保てる方法をご紹介します。

 

 

取り返しがつかない大失敗をした時に、メンタルを安定させるのは至難の業です。

そこで、オススメなのが、上記のように何かしらの行動をすることです。

 

行動することで、失敗したことを一時的に忘れられるとともに、前向きな思考に変化していきます。

 

一番、メンタルによくないのが、現実逃避です。

お酒に逃げたり、仕事から逃げると、余計に辛くなり、メンタルが不安定になります。

 

考える前に、上記のような行動することで、メンタルも安定することでしょう。

 

さいごに

以上、仕事で取り返しがつかない大失敗をした時の対処法について紹介しました。

 

取り返しがつかないミスは誰にでも起きます。

しかし、重要なのは、その失敗に陥ったプロセスと、その後の対応なのです。

 

一生懸命やったのか、それともサボっていたのかによって、同じミスでも意味合いが違ってきます。

ミス後の対応も、真摯にフォローするのか、仕事から逃げるのかによって、評価が異なります。

 

要は、一生懸命仕事をして、仮に大失敗しても、トラブル対応を責任もってやれば、何も問題はありません。

 

もちろん、メンタルケアは必要でしょうし、持ちえベーションの維持も大変でしょう。

しかし、それを繰り返すことで、ミスも減りますし、社内の評価も上がっていくのです。

 

完璧な人はどこにも存在しませんし、会社もそれを望んでいるわけではありません。

ミスをする過程と、ミスをした後の態度が、重要なのです。

 

現に、仕事で取り返しのつかない大失敗をしたことに悩んでいる人は、

辛いかもしれませんが、最後までやりきってみてください。

きっと、成長した自分が待っているはずです。

 

それでも辛いと感じる人は、ぜひ、上記で紹介したような対処法を試してみて下さい。

 

以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。