残業したくないから転職したい時に確認すべきこと

誰も残業なんてしたくありませんよね。

 

仮に残業代が出たとしても、毎日遅くまで残業するのは大変です。

自分の大切な時間が失われているわけですからね。

 

昔とは違って、残業することが美徳であり、当たり前という時代は終焉を迎えています。

働き方改革が進み、ワークライフバランスの向上が求められている世の中です。

 

残業したくないという気持ちや考えは当然であり、正しい思考なのです。

 

しかし、残業することが常態化している会社で、1人暇早く帰るのは気まづいですよね。

 

そこで、残業ばかりの会社から転職したいと考える人もいるでしょう。

 

私はこれまで人事の仕事を10年以上経験し、働き方や残業の管理に携わってきました。

そんな経験をもとに、残業したくないから転職したい人へのアドバイスを紹介します。

 

残業するのが当たり前という考えは古い

まず、「残業するのが当たり前」という考え方は古いです。

 

近年では、働き方改革やワークライフバランスの調和が重視されて残業削減が重要な経営課題になっています。

そんな状況の中、残業の強要や、長時間残業が当たり前という風潮の会社は時代遅れと言っていいでしょう。

 

違法な長時間残業やサービス残業なんてもってのほかです。

 

もちろん、昔ながらの考え方が残っている会社もありますが、大多数は残業を減らす傾向にあります。

 

もし、残業することが当たり前という会社で働いているなら、転職を考えて当然です。

 

他の会社では福利厚生や働き方改革を進んでいますし、転職した方があなたにメリットが大きいでしょう。

この機会に、古い体質の会社から乗り移るべきですね。

 

 

なお、残業が当たり前な雰囲気の会社は下記のような特徴があります。

 

上記の特徴は全て間違った考え方であり、場合によってはブラック企業の可能性もあります。

 

古い体質の会社で働いていることを認識し、いち早く、転職の検討を進めましょう。

残業したくないから転職する人は多い

しかし、「残業したくないと考えるのは甘えなのでは？」と疑問に思うのではないでしょうか。

 

結論からいえば、甘えではありません。

なぜなら、残業したくないという理由で転職する人は多いからです。

 

大抵の人は、働き方について将来を不安視しています。

「このまま一生、残業ばかりの人生だったらどうしよう？」と考えたり、

「他の会社に行けばもっと残業が減るのでは？」と、疑問に思うことは当然です。

 

それに、働き方の理想を追い求めるのに甘えなんてものはありません。

 

あなたがやりたいこと、望むことを実現できる会社で働けばそれで良いのです。

 

もちろん、仕事は責任を持ってやるべきですが、残業するかしないかなんてものは、大きなことではありません。

 

世の中には残業しなくて良い職種や残業が少ない会社はいくらでもあります。

 

残業したくないから転職したい人は、たくさんいますし、実際に転職する人は多いので、安心してください。

 

悩んでいるのはあなただけではないのです。

 

残業したくないなら、どんな会社に転職すべき？

では、残業したくない時にどんな会社へ転職すべきなのでしょうか？

 

具体的には以下の会社または職種へ転職すべきです。

 

事務職

どんな会社であっても事務系の職種は比較的、残業が少ない傾向にあります。

少なくとも、一年中忙しいことはありませんし、自分の能力次第でいくらでも定時に帰ることができます。

具体的には、総務、人事、経理といった部署が安定して残業が少ないでしょう。

 

B to Bの会社

企業向けにサービスを展開している会社です。

個人のお客様を相手にしていないので、ある程度ルール化された中で仕事ができます。

大手企業はもちろん、ホワイト企業も多いですが、有名でなくても優良な企業がたくさんあります。

残業があったとしても、法律を遵守し、しっかり管理してくれる体制が整っているでしょう。

 

工場などのシフト制の仕事

工場で働く場合、就業時間が明確に決められていることが多いです。

特にライン作業などは、生産ラインのスケジュールに沿って働くので、残業が発生することは稀でしょう。

ただし、給料が低いケースも多いですし、夜勤や土日出勤が多いのがデメリットですね。

 

アシスタント系の事務

営業アシスタントや、医療事務などは比較的、定時で帰ることができます。

中には、子育てをしながら働いている人や、派遣社員、契約社員で働いている人も多いです。

収入などは下がるかもしれませんが、求人数も多いため、転職に困ることはないでしょう。

 

派遣スタッフや契約社員

派遣スタッフや契約社員は契約によって勤務時間が決められていますし、

残業できない前提で働いている人が多いです。

もちろん、有期雇用ですし収入も少ないので、不安定感はありますが、確実に残業を減らすことができます。

求人数も多いですし、どの会社でも働けるので、仕事を探すには手っ取り早いですね。

 

 

上記のように業種や職種によっても、残業が少ない仕事はたくさんあります。

また、残業の多い会社であっても、雇用形態や配属される部署によっても異なります。

やはり、事務系の職種は営業やIT職種と比べても残業が少ないですし、

働きやすい職場であることは間違いありませんね。

 

残業したくないから転職したい時の求人選びのポイント

次に、求人選びのポイントをご紹介します。

 

具体的には下記のとおりです。

 

営業やIT系の職種は避ける

これらの職種は残業が多い特徴があります。

特に、急な発注や短期間での納期が発生する可能性が高いからです。

いくらスケジュールを組んでいても、緊急対応が多い職種であれば残業が増えるのは当然です。

どんなにホワイトな会社であっても、営業とIT系の職種は残業が多い傾向にあるので注意しましょう。

 

平均の残業時間を確認する

求人票に平均の残業時間が掲載されているか確認しましょう。

仮に、掲載しれていなければ、転職エージェントを通じて確認してもらうようにしましょう。

平均なので、あくまでも目安ですが、明らかに残業が多いかどうかは判断できます。

具体的には、15時間以下であれば少ないと判断できるでしょう。

 

みなし残業制の会社は避けるべき

残業代をあらかじめ手当として支払っている会社は避けるべきです。

この場合、一定の残業時間が想定されているからです。

時間の設定にもよりますが、通常の会社と比較して残業が多いことから、

みなし残業制を導入していることが予測できますので、避けるのが無難でしょう。

 

育児の時短勤務などに力を入れているか

育児をしながらでも快適に働ける職場であれば、働き方やワークライフバランスが整っている可能性が高いです。

むしろ、育児の時短勤務などが、適切に取得できていない職場であれば残業が多いことは、想像できますよね。

育児やワークライフバランスに積極的な会社であれば、働く社員全員が、残業しない傾向にあるでしょう。

 

離職率を確認する

直近の離職率が高ければ、残業が多い可能性は高いでしょう。

残業が多く、激務であるからこそ、退職する人も増えているのだと思います。

むしろ定時で帰られるような職場であれば誰も退職しませんからね。

求人票に掲載されていなければ、転職エージェントを通して確認するのが良いでしょう。

 

残業したくないから転職する際のアドバイス

さいごに、残業したくないという理由で転職する際の、注意点を紹介しようと思います。

 

残業したくないことは伝えよう

転職活動で面接を受ける際に、ついつい見栄をはって、自分を良く見せてしまいます。

しかし、残業したくない、もしくはワークライフバランスを重視しながら働きたい思いは伝えておきましょう。

もし、その会社がバリバリの長時間残業を推奨する会社であれば、入社した後に確実にミスマッチが起きます。

残業はしたくないことは、言い辛いですが伝えておいた方が、良いでしょう。

採用される可能性は低くなるかもしれませんが、企業とのミスマッチは防げます。

 

➡「残業したくない」と伝えるのではなく、残業は程々にしたい、と遠回しな表現で伝えるのが好印象でしょう。

 

職場見学も有効な方法

もし職場見学ができれば最高です。

難しければ、職場の前まで行ってみて、会社の雰囲気や社員の様子を観察してみるのはオススメです。

定時になって、多くの人が退社していたり、社員の表情が明るければ、残業が少ないことも想定されます。

実際に目で見て、自分に合っている会社かどうか、直感で判断してみましょう。

 

➡面接に行った際のオフィスの雰囲気や社員の態度なども、観察しておきましょう。

 

転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用するのは非常に重要です。

あなたの代わりに企業と面接の調整をしてくれたり、あなたの疑問点を確認してくれたりします。

また残業が、少ない会社をの希望すれば、その希望に近い会社を紹介してくれます。

あなた1人で転職活動をするのは、限界がありますからね。

時間の節約にもなりますし、あなたでは探し出せない優良な企業情報を紹介してくれることもあります。

非公開求人なども、転職エージェント（マイナビエージェント）を活用するメリットです。

ぜひ、転職エージェントを活用してみてください。

 

➡転職エージェントを利用するなら、転職サイトへ登録することから始めましょう。

さいごに

以上、残業したくないから転職したい時に確認すべきことについて、解説しました。

 

残業したくないという気持ちは、正しい考え方ですし、甘えでも何でもありません。

 

どの企業も、徐々に働き方改革を進め、残業削減に取り組んでいます。

 

そんな中、もし残業することに苦しんでいるなら、転職をオススメします。

 

職場環境を変えて、あなたが望む働き方を手に入れましょう。

 

転職する際は、一人で悩まず転職エージェント（マイナビエージェン）に相談しましょう。

残業したくない希望を叶えてくれるはずです。

 

以上さいごまで読んでいただきありがとうございました。