直属の上司が苦手で、これ以上関わりたくないと感じることもあるでしょう。
そんな人は、どうやっても上手くいかない上司が原因で日々、悩み消耗し続けていると思います。
しかし、仕事をしている以上、直属の上司を避けることは、なかなか難しいですよね。
私はこれまで人事の仕事を通じて、上司と部下のトラブルをたくさん見てきました。
そんな経験から、直属の上司と関わりたくない時の対処法を紹介しようと思います。
この記事では以下の悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
・直属の上司が苦手で、できれば今後関わりたくない
・直属の上司が嫌い過ぎて会社を辞めたい
・直属の上司と関わらずに会社を辞めたい
なぜ直属の上司と関わりたくないと感じるのか?【原因・理由】
直属の上司と上手くいっていない人は、出来る限り上司と接触する機会を減らしたいですよね。
直属の上司と関わりたくない主な理由を下記の通り紹介します。
・パワハラや理不尽が横行している
➡ちょっとしたことで激怒したり、必要以上に部下を責める
・求めるレベルが高すぎてプレッシャーに耐えられない
➡仕事の成果や結果についていけない
・いい加減で仕事をしない
➡部下に仕事を丸投げして、管理職の役割を放棄している
・生理的に合わない
➡性格が合わず、一緒にいるだけでストレス
共通しているのは「上司と一緒にいるのが辛い」ということだと思います。
一緒にいるだけでストレスが溜まったり、恐怖を感じる上司とは、関わりたくないのが本音ですからね。
上司も人間ですから完璧な人はいませんが、限度を超えた対応を部下に強いる上司は最悪ですよね。
直属の上司と関わらずに仕事を進めるのはかなり難しいのが現実であり、本当に辛いですよね。
なお、パワハラやコンプラ違反を平気で繰り返す上司は、明らかにおかしいので、
関わりたくない気持ちは当然であり、しかるべき対応を取ることで、自分自身を守りましょう。
直属の上司と関わりたくない時の対処法【解決策】
では、直属の上司との関わりを避ける方法を紹介します。
いきなり上司と関わりを持たないようになるのは、難しいので、一旦、下記の方法を試してみて下さい。
・人事部に相談する
➡上司と関係性を相談することで、配置転換などの人事施策を検討してくれます
・直属の上司のさらに上の上司に相談する
➡直属の上司による横暴を抑えることができます
・同じ部署の同僚に協力を求める
➡一人で悩まず、同僚と協力して上司とのやり取りを薄めましょう
・期限を決めて頑張ってみる
➡期限付きで頑張っているうちに、苦手な上司を克服するかも(例:1年間だけ頑張ってみる)
・会話や接触を最低限にして仕事をやってみる
➡直属の上司との関わりを減らしても仕事が上手くいけば、それでOK
まずは、「人事部」や「上司の上司」に相談するようにしましょう。
一人で悩んでいても現実的な解決方法は導き出せません。
社内で人事権を持つ人に相談することで、あなたもしくは、上司を配置転換してくれる可能性があります。
気軽に相談するのであれば、同僚が一番です。
上司との間を取り持ってくれる可能性もありますし、相談するだけで気持ちが楽になることもあります。
そして、もしもう少し努力できるのであれば、期限を決めて上司との関係性を克服してみましょう。
関わりを減らして仕事を進めてみたり、割り切って仕事をしてみるなど、出来る限りの工夫を試しましょう。
直属の上司と関わりたくない時は、「相談する」ことと、「上司との関係性を工夫」することで、
問題解決を図ってみましょう。
直属の上司と関わりたくない時のNG行動
なお、いくら直属の上司と関わりたくないといっても、感情任せに行動するのは避けるべきです。
どんな状況であっても、やってはいけないNG行動は下記のとおりです。
・無断欠勤して、直属の上司からの連絡を無視する
➡大きなトラブルに発展するリスクがあります
・感情的な態度を上司にぶつける
➡上司の機嫌を逆なでした結果、さらなる被害を受けるかもしれません
・仕事を放棄したり、溜め込む
➡周囲の人に迷惑がかかりますし、後々、大きなクレームに発展します
一番避けなければならないのは、バックレて会社に行かなくなることです。
会社を休むことはOKですが、必ず連絡はするようにしましょう。
もし電話するのが無理なら、メールでもOKです。
そして、仕事で迷惑をかけたり大きなトラブルに発展させることも避けるべきです。
周囲の同僚に恨みはないはずですし、迷惑をかけることで、あなたが悪者にさえれてしまいますからね。
とにかく、感情に身を任せた行動は、確実に後悔するので、常に冷静な判断を行動を心がけましょう。
ムカついた時や不安になった時に重大な判断や考え事をするのは避けましょう。
上司と関わりたくない時は、深呼吸し、冷静かつ自分にメリットを感じる行動を選択するようにしましょう。
直属の上司と関わらずに働き続けることは可能?
直属の上司と一切、関わらずに働くことは不可能だと考えた方が良いでしょう。
ただし、工夫次第で関わりを減らしたり、最低限に留めることは可能です。
そして、もし今の会社に残りながらも、上司と関わりたくない時は、部署異動するしかありません。
部署異動によって、直属の上司と離れられることが出来ませんし、今後も関わらなくて済みます。
職場環境が変われば、直属の上司も変わるので、ストレスからも解放されるでしょう。
もしくは、上司自身が異動によって他部署へ配置転換される可能性もあります。
そのためには、以下の行動が必要になってきます。
・異動願を提出するor人事部に相談して配置転換を申し出る
・直属の上司のさらに上の上司に相談し、配置転換してもらう
➡ただし、部署異動は必ず実現される保証はありません。
➡また、部署異動がいつ実施されるかも予測できません。
➡期限を決めて、その間に異動が発生することを望み、期待できそうにないなら退職するのがベスト
今の会社が好きだったり、退職したくないのであれば、部署異動に期待するのが良いでしょう。
ただし、必ず異動できるわけではありません。
心身の限界が来るまでは、異動の可能性信じつつ行動するのが良いでしょう。
「直属の上司と関わりたくない」と悩むなら退職した方が良い?
悩みすぎて精神的にも限界を迎えることはあるでしょう。
そんな時、本当に退職しても問題ないのか、気になりますよね。
以下の要素に該当するなら、退職してもOKなので、確認してみましょう。
・部署異動等の配慮が期待できない時
➡直属の上司と離れられそうにないようなケース
・ストレスが限界で体調を崩しそうな時
➡憂鬱な気分がひどく、体に症状が出始めるのは危険
・上司のパワハラが我慢ならない時
➡明らかなパワハラやコンプラ違反が認められる時はすぐ辞めるべき
社内で相談した結果、部署異動や配置転換等の配慮が期待できそうにないなら、転職すべきです。
会社に期待するのではなく、あなた自身が行動すれば、いつでもすぐに直属の上司と離れられますからね、
そして、ストレスが限界を迎えそうな時も、会社を辞める選択をした方が良いでしょう。
やはり健康が第一であり、体調を壊すことは、避けるべきです。
なお、上司がパワハラや理不尽な対応を繰り返すようなら、退職するのは当たり前です。
このまま我慢し続けてもあなたに何のメリットもありませんからね。
さっさと見切りをつけて退職するのが良いでしょう。
直属の上司と関わりたくない時の退職の方法は?
なお、会社を辞める決意をしたものの、直属の上司とやり取りをしたくない時もありますよね。
退職の申し出や、その後の手続きなど、今後一切、直属の上司と連絡を取りたくないこともあると思います。
そんな時は、以下の方法で、直属の上司を避けて退職することができます。
・人事部と退職手続きを行う
➡直属の上司と関わりたくない旨を人事部に伝えれば、配慮してくれます
・退職代行を使って辞める
➡あなたの代わりに専門家が退職手続きを進めてくれます
直属の上司とトラブルになった社員が、直接、人事部としかやり取りをしないケースはよくあることです。
また、上司のパワハラやコンプラ違反が原因で、退職代行を利用した手続きを行うケースもあります。
どちらにしろ、直属の上司とは関わらなくて大丈夫なので、安心して退職することはできます。
手軽に手続きを済ませたいなら、人事部に連絡すると良いでしょう。
そして、確実に上司と関わりたくないなら、退職代行がオススメではありますね。
さいごに
以上、直属の上司と関わりたくない時の対処法を紹介しました。
直属の上司と関わらずに仕事をするのは、かなり困難です。
少しでも関わりを減らすことはできますが、それでもストレスが溜まるでしょう。
退職せずに解決するなら、部署異動がベストです。
部署異動の可能性に期待しつつ、転職活動を進めておくのが良いでしょう。
なお最も避けるべきでは、我慢し続けて体調を壊すことです。
たかが直属の上司によって、あなたの人生が大きく左右されてしまってはもったいないですからね。
多少の我慢や努力は必要ですが、どうしても上司と関わりたくないなら、
勇気をだして転職してみましょう。
行動することで、あなたの人生を変え、理想の働き方を実現すれば良いのです。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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