休職中で即日退職したい時の対処法

退職・辞めたい
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休職中の方で「即日にでも退職したい」と悩んでいる人はいるのではないでしょうか。

 

例えば、

・今の職場に、休職から復帰するつもりはない

・嫌な上司や同僚と早く縁を切りたい

・早く退職して新たなスタートを切りたい

といった悩みを抱えている人は今すぐにでも会社を辞めたいですよね。

 

しかし、本当に休職中の人が即日退職できるのか、疑問に思いますよ。

結論から言えば、休職中であっても即日退職は難しいのが現実です。

 

しかし、法的には最短で2週間あれば退職することは可能です。

即日は難しくても、休職中の人がなるべく早く退職する方法はあります。

 

私はこれまで人事の仕事を10年以上経験してきました。

そんな経験から、休職中で即日退職したい時の対処法を紹介したいと思います。

 

<筆者のプロフィール>

・人事部で10年以上仕事をしています

・休職者や退職者の対応経験豊富です

・退職にかかわる法律や社内制度にも詳しいです

⇒上記の経験から現実味のある対策や提案をご紹介します。

 

 

休職中なら即日退職できる?

休職中であっても即日退職は難しいのが、結論です。

 

なぜなら、

・退職の申し出をする期限が、会社の規定で定められている

・法律でも2週間前までに、退職を伝える必要がある

・即日退職する人、できる人は実際にいないから

といった、理由があるからです。

 

会社の就業規則において、退職の申し出にかかわるルールが規定されています。

一般的には1ヶ月〜2ヶ月程度前に伝えるケースが多いです。

 

そして、法律においても、最短で2週間前に退職を伝えることが定められているのです。

※民法627条:雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する

 

また、私の経験上、実際に即日退職できる人を見たことがありません。

アルバイトでバックレるようなケースは別ですが、正社員の人で正式な手続きを行う場合、即日退職は現実的ではありませんね。

 

 

上記のような理由で、即日退職することはできないんですよね。

 

 

休職中であれば引き継ぎもないし即日退職できるのでは?

残念ながら、休職中であっても社内のルールや法律をねじ曲げることはできません。

 

休職中であっても、在職中の人と同じように、退職日から逆算して退職を申し出る必要がありますね。

 

引き継ぎがなくても、即日退職はできないので、あらかじめ認識しておきましょう。

 

残念ながら、仮に休職中でも特例はありませんね。

 

最短で退職するならいつ?

即日に退職できないとしたら、最短でいつ退職できるのか気になりますよね。

 

結論としては、最短で2週間です。

 

なぜなら、法律で2週間前までに申し出をすれば退職が成立するからです。

※民法627条:雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する

 

ですので退職を申し出てから2週間後には退職することが可能なのです。

ただし、会社ごとに退職に関する規定が定められています。

 

大抵、就業規則に定められていて、いつまでに退職を申し出る必要があるか、書いてあります。

分からない方は会社の人事部に聞いてみるのが良いでしょう。

 

しかし、気になるのが、2週間前で良いのか、会社の規定を守らなければならないのか?ですよね。

 

結論としては、最終的には法律が優先されるので、2週間前に退職することは可能です。

 

ただし、会社が認めてくれなかったり、トラブルになるケースは想定されます。

 

円満かつ静かに退職したいなら、会社の規定を守るのが無難ですね。

ただし、最短で2週間で退職できるので、退職代行を使ったり、会社と争った時には最短で退職できます。

 

 

<即日退職したい!最短で退職する際の知識まとめ>

・一般的には会社の規程に応じて退職を申し出期限を確認しよう(1ヶ月~2ヶ月が多い)

・法的には2週間前に退職の申し出をすれば退職できる

➡無難に退職するなら、規定に従う

➡何が何でも最短で退職するなら、法律に従えばOKです。

 

 

休職中なら焦って即日退職する必要はない!

なお、即日退職したい気持ちは分かりますが、冷静に考えてみましょう。

 

もし、会社を休んでいるなら、即日退職する必要もありません。

 

もし働いていても、会社を休んでから退職する方法もあります。

 

どうせ退職するなら、ゆっくり休職してから退職すれば良いですからね。

 

休職中であつても、以下のような制度があります。

・年次有給休暇の取得 →会社から給料が出る

・欠勤or休職 → 健康保険組合の傷病手当金がもらえる

 

ですので、正社員の場合、休職したからと言って、すぐに生活に困るわけではありません。

生活を理由に退職する必要はないでしょう。

 

むしろ、焦ってすぐ退職することで、冷静さを失い、誤った判断や後悔をする可能性もありますからね。

 

どれだけ嫌な会社であっても、貰えるものは貰ってから退職しよう!

 

ただし、休職中に毎日連絡をしてくるような会社や給料を払わないような会社は早めに退職を検討してもいいかもしれません。

パワハラ上司やブラック企業などとは早く縁を切った方がいいですからね。

 

即日退職することを考えている人は、休職しながら、将来を考える選択肢も検討しておきましょう。

 

休職中で即日退職したい時の対処法

では、休職中で即日退職したい時の対処法を紹介します。

 

なお、即日退職するのはかなり難しいので、最短で退職する方法を紹介します。

・人事部に最短で退職したい旨を伝える

・退職代行を利用する

 

人事部に最短で退職したい旨を伝える

最短で退職したいなら、上司よりも先に人事部に退職手続きについて相談しましょう。

社内規定として、いつまでに退職すべきなのかも確認できます。

法的なルールや社内ルールについても教えてくれるので、最短での退職方法を探れるでしょう。

上司に相談すると、知識不足であったり、感情的なやりとりによって、トラブルになる可能性が高いです。

正しい認識を先に手に入れるためにも、人事部に相談する方がベストです。

 

 

退職代行を利用する

退職日の交渉も含めて最短で退職したいなら、退職代行の理由がおすすめです。

退職の申し出や、退職手続き、休職中にかかわる各種手続きなどを、代わりに全てやってくれます。

費用は発生しますが、退職金であったり、退職日までの給料で全然まかなえるので、損失は少ないでしょう。

退職手続きも含めて、全部丸投げしたいなら、退職代行が良いかもです。

 

 

結論、本当に最短で退職したいなら、退職代行がベスト!

最短で会社を退職するためには、会社との交渉が必要です。

 

例えば、

・会社の規定をどこまで守るか?

・業務の引き継ぎをどうするのか?

・引き留めに合う可能性もある

といった懸念事項がありますよね。

 

すぐに退職しようとすれば、会社とのトラブルにもなりかねません。

休職中であるあなたが、法的に交渉をするのも難しいでしょう。

 

また、休職中であれば私物の片付けや、会社への返金物も気になりますよね。

そういったところを、考慮すれば退職代行を利用して、全てお任せするのが良いでしょう。

 

特に、弁護士法人が運営している退職代行であれば、安心です。

安全、安心かつ確実に退職することができますからねを

 

即日退職は無理でも、できる限り最短で、かつ余計なストレスや不安を解消して退職することができます。

 

【経験則】休職中の人が即日退職することはある?

繰り返しになりますが、即日退職することは、はほぼありません。

 

私が人事担当者として経験してきた中でも「即日退職」というのはないですね。

休職中の人であっても同じです。

 

もちろん、下記のようなケースでは、即日退職扱いになることもあるでしょう。

・パートやアルバイトでバックれて退職

・使用期間初日でバックれて退職

 

正社員で、ある程度の期間、働いている人で即日退職は、わたしも経験がありませんね。

休職中の人が退職する場合も、事前に退職の申し出があってから、2週間から1ヶ月後に退職というケースが多いです。

 

休職中ですから、ある意味焦らずにゆっくり退職日を設定すれば良いと思います。

即日退職できたとしても、あまりメリットはありませんからね。

 

さいごに

以上、休職中で即日退職したい時の対処法を紹介しました。

 

休職中に即日退職することは、正直言って現実的ではありません。

しかし、なるべく早く退職することはできます。

 

法的には2週間で退職できますし、会社の規程でも1~2ヶ月程度で退職することもできます。

休職中なのであれば、焦って退職する必要もないでしょう。

会社に行く必要もありませんから、休職中にしっかり療養して転職先を見つけるのもありです。

 

そして準備が整ってから退職の手続きをすればいいわけですからね。

 

もし、退職手続きをするのが嫌であったり、なるべく最短で退職したいなら、退職代行などを利用するのも良いでしょう。

あなたの代わりに最短で退職交渉をしてくれますからね。

休職中の人でも安心して利用できるので、検討する価値はあるでしょう。

 

以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。

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