直属の上司がいないこと、仕事が上手く進まず悩むことも多いですよね。
分からないことやトラブルの相談をしたいのに、直属の上司がいないことで、あなたの負担や責任は重くなってしまいます。
そもそも直属の上司がいない職場って普通なのでしょうか?
結論から言えば、上司がいない職場は稀に起こり得ます。
私はこれまで人事部の詩仕事を通じて様々な労務トラブルに携わってきました。
そんな経験から、直属の上司がいない職場が辛い時の対処法等を紹介します。
この記事では以下の悩みを抱えている人の参考になれば幸いです。
・直属の上司がいない職場って普通なのかどうか知りたい
・気軽に相談したりアドバイスを貰える上司がいない
・直属の上司がいないことで辛いから仕事を辞めたい
直属の上司がいない職場って普通なの?
直属の上司がいない職場っておかしいのでは?と思うかもしれません。
結論から言えば、直属の上司がいない職場は多くはありませんが、稀に起こり得る問題です。
例えば、以下のような職場では上司がいなくなることはあるでしょう。
・上司が急に退職したり、休職したケース
➡後任が決まらず、管理職がいない状態が続くケースもあります
・他の管理職が兼務しているケース
➡規模の小さい会社では、管理職が複数の部署を見ているケースはあります
・かなり上のポジションの管理職が統括しているケース
➡課長や部長がおらず、統括部長や本部長クラスが上司になる
しかし、一般的に直属の上司がいないのは普通のことではありません。やはり会社の組織として管理職がいないのは、健全な組織運営ができませんし、仕事も上手くいきませんからね。
兼務している場合や、統括している管理職がいたとしても、実質、管理職の仕事をやっていない場合は、直属の上司がいないのと同じです。それで上手く組織が運営されているのであれば良いのですが、指揮系統に問題がある場合は、直属の上司がいないのと同じですよね。
仮に長期間、直属の上司がおらず、あなたに管理職の責任や役割が回ってくるなら、その会社はブラック企業の可能性もあるでしょう。
欠員が出れば、補充するのが普通の会社ですし、それを放置するのはヤバイ職場の可能性がありますね。
役職名にかかわらず、直属の上司となる役割の人がいない職場は普通ではありませんね。
直属の上司がいない職場のデメリット
では、直属の上司がいない職場では、どんなデメリットがあるのか紹介します。
例えば、以下のようなデメリットがあります。
・気軽に仕事の相談ができず、指示を貰えない
・責任やプレッシャーで不安感が強くなる
・一般職なのに管理職と同じような役割を要求される
何より、困った時に気軽に相談したり、アドバイスを貰える上司がいないのは、日々の業務においてかなりの負担です。ちょっとした分からないことも、全て自分で考えないといけないのは、大変ですよね。
そして、トラブルや問題が起きた時も、あなたしか分かる人が居なければ、責任や対応に追われるようになります。シンプルにストレスとプレッシャーが増えてしまいます。
要するに、管理職ではないのに、管理職と同じような役割を求められることが、最大のデメリットでしょう。加えて、一般職がやるような実務や事務処理をするわけですから、負担は相当なものになります。
人によっては、ストレスから体調不良になったり、精神的に追い詰められてしまう人もいるでしょう。
直属の上司がいないことで、なたの負担が増えてしまうことが最大のデメリットです。
直属の上司がいない職場のメリット
逆に、直属の上司がいない職場にはメリットもあります。
例えば以下のようなメリットです。
・管理職に必要な能力や素養を経験できる
・自己成長につながる
・あなたのやりたいようにできる
全ての人に当てはまるわけではありませんが、上手う乗り切れば、かなりの実力の成長が見込めるでしょう。そして社内でも評価が高まり、昇進や出世も早まる可能性は高いです。
そして、あなたが上司の代わりとなって、判断や決断することもできますので、自分の思い通りに仕事を進められるのはメリットかもしれません。上司に口うるさく指摘されたり、注意されるのが嫌で、自分の実力に自信のある人は、むしろ直属の上司がいない職場の方が、やりやすいかもしれませんね。
ピンチをチャンスと捉えて頑張り、成果を出せた場合には、メリットと感じられるでしょう。
直属の上司がいない職場が辛い時の対処法
上司がいない職場では、負担が増えて辛い日々を過ごすことになります。
そんな職場を何とか乗り切る方法は下記のとおりです。
・人事部に相談する
➡現場の実態を伝え、会社としての対策を取り計らってもらいましょう
・同僚と一致団結して頑張る
➡あなただけではなく、周囲のメンバーと一緒に悩み、考えていきましょう
・会社に期待せず、自分の能力を高める
➡直属の上司がいなくても上手く運営できるようにしてしまえば楽です
・期限を決めて頑張ってみる
➡例えば、1年間頑張ってみて、それでも何も改善されなければ退職すればOK
まず、1人で悩むことは止めましょう。社内の人事部や、経営層に相談したり、同僚の助けを借りながら、辛い状況を乗り切りましょう。問題がすぐに解決されないかもしれませんが、相談したり、悩みを共有することで、精神的に少しは楽になれるはずです。
そして究極的には、あなたが成長することで、直属の上司がいなくても問題ない状態にするのが楽です。どんな職場環境でも、上手くやっていけるようになりますし、社会人としての戦闘力も高められます。
また、上記のような工夫を試し、自分で決めた機嫌までに、何も改善されなければ会社を辞めれば良いのです。永遠に我慢し続けるのは厳しいですし、時間がもったいないですからね。
直属の上司がいない職場を辞めたい時の注意点
頼れる上司がいない職場なんて、辞めてしまいたいと思うのは当然です。
我慢にも限界がありますし、このままずっと直属の上司がいないことも十分考えられます。
結論から言えば、会社を辞めるのは問題ありません。
しかし、辞める前に以下の注意点を確認してから、辞めるようにしましょう。
・部署異動できないか確認する
➡異動願の提出や人事部に希望を伝えましょう。異動できれば辞める必要はありませんからね
・一時的に上司が不在なだけであれば、もう少し様子を見る
➡今後の組織体制について、統括している上司や経営層に確認してみましょう
・転職先を確保してから辞める
➡無職になってからの転職活動は不利です。また転職活動することで精神的にも楽になれます
まず、辞める前に部署異動できたり、直属の上司が配置されることがあれば、現状の課題が解決されます。上司がいない状況は解決されるので、会社を辞めなくて済みますからね。
一旦は、現状の辛い状況が改善されるかのかどうか、確認するようにしましょう。そして、それが将来的に解決される見込みなので、その時期まで我慢できるなら、会社を辞める選択はしない方が良いかもしれませんね。
しかし、異動や上司の配置などは、全て会社が決めることであり、あなたが希望しても、叶うものではありません。いつどうなるか分からない以上、転職活動を始めておくのが、良いでしょう。
転職活動をしておけば、いつでも会社を辞められますし、その準備が心の余裕を生み出します。
基本的には会社を辞めてもOKです。
今の時代、転職する人は山ほどいますし、同じ会社で一生働く人の方が少数です。
あなたが希望する働き方を目指して、行動することは前向きな選択です。
もし、直属の上司がいない職場が辛いのであれば、前向きに転職活動を始めてみてはかがでしょうか。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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