有給休暇をもらってすぐ辞めることは可能【注意点やポイント紹介】

有給休暇をもらってすぐに辞めることは可能です。

 

しかし、「会社に迷惑かけないだろうか？」などと心配してしまうこともありますよね。

 

有給休暇は労働者の権利であり、退職前に使い切ることは全く問題ありません。

 

 

ただし、何も考えずに有給をもらってすぐ辞めようとすると、トラブルになったりするケースもあります。

 

私はこれまで人事の仕事を１０年以上経験し、多くの退職者に関わってきました、

当然、有給休暇をもらってすぐ辞める人もたくさんいます。

 

そんな経験から、有給休暇をもらってすぐ辞める際の注意点や取得を拒否された時の対処法などを紹介します。

 

この記事では以下のような人の参考になれば幸いです。

 

 

有給休暇をもらってすぐに会社を辞めることは可能

結論から言えば、有給休暇をもらってすぐに辞めることは可能です。

 

むしろ、有給休暇は労働者の権利であって、「取得できない」ということはありません。

ですので、退職前に有給を使い切って、そのまますぐに辞めることは十分に可能なのです。

 

しかし、会社側としては有給休暇の取得を拒否できない代わりに、時期の変更を申し出ることはできます。

例えば忙しい時期をずらしたりするケースです。

 

また、「上司から引継ぎをして欲しい」、「最後まで出社して欲しい」とお願いされるこえとはあるでしょう。

いざ取得しようとした際に、有給を使いづらい状況になることは確かです。

 

ですので、まとめると以下のようなケースに陥るのが実態だと思います。

 

 

では、具体的な注意点や対策などは下記にて紹介しようと思います。

 

 

有給休暇をもらってすぐに辞めるために準備すること

有給をもらって、すぐに辞めるためには、気まずさを解消する必要があります。

 

そのためには、以下のような準備をしておきましょう。

有給をもらってスムーズに会社を辞めることが可能になります。

 

計画とおりに会社を辞めるためにも、有給発生日の確認と、退職の申し出は早めにしておきましょう。

会社としても、後任補充や業務引継ぎがあるため、急に退職の申し出をされると、困ってしまいます。

 

逆に言えば、早い段階から伝えておけば、有給をもらってすぐに辞めることが容易になるでしょう。

 

そして、重要なのは上司への説明です。

上司が納得してくれれば、気まずさも解消されますし、円満に退職しやすくなります。

ポイントは丁寧かつ謙虚に説明することと、辞めなければならない理由を考えておくことです。

適当な理由で辞めるとなれば、上司としても感情的になってしまいますからね。

 

 

とにかく、有給をもらってすぐに辞めるためには、上記のような事前の準備が大切です。

 

有給休暇をもらってすぐに会社を辞める際の注意点

つぎに、注意点や気を付けるべきポイントを紹介します。

 

何も考えずに辞めようとすると、周囲に迷惑をかけたり、後悔する可能性があります。

事前に注意点を確認しておきましょう。

 

有給を取って辞めるのは問題ありませんが、なるべく会社に迷惑をかけない配慮は必要です。

引継ぎや、会社との連絡、退職時期など、配慮できる部分については出来る限り調整しましょう。

 

会社としてもあなたが退職することで、後任補充や引継ぎなどで大変なことになります。

上司や周囲の同僚とも円滑な状態で退職するには、一定の配慮をしましょう。

 

やるべきことをやっていれば、退職日まで有給を使い切って辞めることを恐れる必要はないのです。

 

 

退職前に有給休暇を取得することを拒否されたら？

とは言え、退職前の有給休暇取得を拒否されることもあります。

 

ブラック企業や、理解の乏しい上司であれば、有給をもらってすぐに辞めることは容易ではないでしょう。

 

休暇の取得を拒否されるばかりか、暴言を吐かれたり、嫌味を言われるケースもあります。

確かに、昔であれば有給を使ってそのまま退職することが否定的だったかもしれません。

 

しかし、働き方改革が進む昨今、有給をもらってすぐ辞めることは、どの会社でも当たり前です。

 

そこで、有給をもらってすぐに辞めることを拒否された時の対処法をご紹介します。

下記の方法を試してください。

 

 

まずは、上司と交渉することです。

上司としては自分の部署を守るために、仕事に悪影響を及ぼす要因を排除しがちです。

そのため根気よく、上司にとってデメリットがないような提案をできれば、理解してくれるでしょう。

 

上司がダメなら、人事部に相談するのばベストです。人事部から上司へ指導してくれるはずです。

しかし、人事部の上司も理解を示さないようなら、退職代行の利用を検討するのもありかもです。

 

退職代行であれば、あなたの代わりに退職手続きや退職交渉をやってくれます。

もちろん、退職前に有給休暇をもらってすぐ辞めることも可能になるでしょう。

 

会社全体がブラック気質で、あなたの要望が全く受け入れなくて、どうしようもない時は有効かもですね。

 

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さいごに

以上、有給休暇をもらってすぐに辞める際の注意点等を紹介しました。

 

実際、有給をもらってすぐに辞める人は結構います。

私も人事担当者として多くの退職を見てきましたが、有給休暇を使いきって退職する人は多いです。

 

ただし、制度上可能でも、感情的な部分やモラルの部分で、会社や上司と意見が食い違うケースは多いです。

 

スムーズに話が通れば幸いですが、そうでないなら根気よく話をして、納得してもらうしかありません。

そして、どうにも話が進まなかったり、自分一人の力でどうにもならない場合は退職代行などを利用しましょう。

 

以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。

 

なお、仕事を辞める前には転職先を確保する必要があります。

 

仕事を辞めるなら転職先の確保は必須です。下記の記事もあわせて確認しましょう。

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