仕事に疲れた時、「向いてない仕事を続けても意味があるのだろうか?」と考えたことはないですか?
特に、以下のような悩みや疑問を抱いているのではないでしょうか。
・今の仕事が向いていないのではないだろうか?
・向いてない仕事を続けた結果どうなるのだろうか?
・我慢し続けても意味があるのだろうか?
仕事で、嫌なことやストレスが増えると、上記のようなネガティブな感情や考えを抱いてしまいますよね。
特に仕事が辛い時は、「今の仕事に向いていない」と考えてしまいます。
そこで、この記事では「向いてない仕事を続けた結果どのような結末に至るのか?」について解説します。
僕自身、新卒から数年間は「今の仕事は自分に向いていない」と感じながら働いてきました。
また、人事の仕事を10年以上経験し、「仕事に向いていない」と悩んでいる社員とたくさん関わってきました。
そんな経験から、上記のような悩みに答えていこうと思います。
向いてない仕事を続けた結果
向いてない仕事を続けた結果、メリットとデメリットのそれぞれが存在します。
向いている仕事に就ければベストですが、確率的には低いものです。
しかし向いてない仕事であっても、必ずしも悪いことばかりではありません。
それではそれぞれご紹介します。
向いてない仕事を続けるメリット
向いてない仕事を続けた結果のメリットは主に以下の3つです。
・スキルや経験が身に着く
・向いている仕事に変化する可能性がある
・会社からの評価が上がる
<スキルや経験は身に着く>
どんな仕事であっても、時間をかければ、ある程度慣れてくるものです。
嫌々仕事をやったとしても、スキルや知識は手に入り、自己成長にも繋がります。
後々になって、良い経験だったと、振り返ることができるはずです。
<向いている仕事に変化する可能性がある>
向いていないことや、苦手なことであっても、仕事を経験していく中で、克服する可能性があります。
「できない」から向いていないと感じるのであって、「できるように」なれば、向いていると感じるでしょう。
スキル、知識、経験、ノウハウを手に入れることで、向いている仕事に変化させることができます。
<会社からの評価が上がる>
向いてない仕事や、やりたくない仕事もこなすのが、サラリーマンの宿命です。
向いてない仕事であっても、真面目に努力する姿を見せれば、会社の評価も上がります。
評価するのも同じ人間です。ひたむきに努力する姿は、誰かが必ず見ていてくれるものです。
➡まとめ:最初は辛いかもしれませんが、努力や工夫によっては、有意義な経験に変化させることが可能
向いてない仕事を続けるデメリット
向いてない仕事を続けた結果のデメリットは主に以下の3つです。
・やる気が出ずに生産性が低くなる
・体調を崩す可能性が高い
・チャンスを逃してしまうかもしれない
<やる気が出ずに生産性が低くなる>
モチベーションが下がったまま仕事を続けても、効率が悪いですし、良い結果には結びつきません。
また、その仕事に向いていない分、他人よりも成果は出ないことで生産性も低くなるでしょう。
どれだけ頑張っても、仕事が遅く、質も悪くなってしまいます。
<体調を崩す可能性が高い>
仕事の成果も上がらず、やる気も上がらない状態で仕事を続けていると、精神的にも辛い部分があります。
また、成果がでなければ、上司や周囲からの風当たりも強くなり、人間関係も悪くなるでしょう。
仕事に行くことが嫌になり、体調を崩す可能性が高まりますね。
<チャンスを逃してしまうかもしれない>
自分に合った仕事が、他にあるかもしれません。
自分の才能や能力を、うまく引き出せないまま終わってしまう可能性があります。
時間は有限です。向いてない仕事を続けることで、活躍のチャンスを逃すかもしれません。
➡まとめ:成果が上がらず、精神的に辛い状態が続けば、最悪のケースとして休職してしまう可能性もあります。
向いてない仕事かどうか判断するポイントは?
続いて、自分に「向いてない仕事」であるかどうか、判断するポイントを紹介します。
判断するポイントは下記のとおりです。
・致命的なミスが多い
・向いていない理由を具体的に説明できる
・他人と比べて仕事ができない
・他の仕事ならうまくできていた
・心の底からやる気がおきない
致命的なミスが多い
多少のミスは誰にでも起こり得るものですが、大きなミスが多発するのはかなりの問題です。
また、繰り返し何度も同じミスをするなら、その仕事が向いていないと思っていいでしょう。
向いていない理由を具体的に説明できる
例えば「細かい作業が苦手」「人と話すのが苦手」などの、具体的理由がある場合です。
「何となく、今の仕事に向いていない」と考えるのは、誰でも思いつくことですからね。
他人と比べて仕事ができない
明らかに他人よりも仕事が遅く、質も低く、上司に怒られているならば、向いていないと判断してよいでしょう。
自分の思い込みや認識だけでなく、客観的に能力を比較してみれば、向いていないのかどうか分かります。
他の仕事ならうまくできていた
人事異動や、転職によって「以前の仕事はうまくできていた」と感じるなら、今の仕事は向いていないでしょう。
これまで経験してきた仕事と比較することで、向いていないかどうか、判断できます。
心の底からやる気が起きない
心の底からやる気が起きず、本当に仕事をやりたくないと感じるのであれば、その仕事は向いていないでしょう。
何となく、やる気が起きないことは誰でも同じですが、ポイントは心の底からやる気がないかどうかですね。
仕事が向いていないかどうか、判断するポイントは以上です。
ただし、一つだけ注意点があります。
それは、その仕事を経験して、「まだ日が浅いうちに判断するのはやめた方がいい」ということです。
理由は、仕事を覚えるまでは、誰だって辛いし、大変で、苦労するのが当たり前だからです。
例えば、転職、人事異動、新卒で就職したばかりの頃は、自分にはこの仕事が向いていないと感じるものです。
実際には、経験を積み、仕事にも慣れることで、自分に向いているかどうかを判断するのがベストでしょう。
少なくとも、1年間は、その仕事が自分に向いているかどうかの判断を待った方が良いと思います。
向いてない仕事を続けた結果、悲惨な結末を避ける方法
向いてない仕事を続けることで、悲惨な結末を迎えることだけは避けたいですよね。
悲惨な結末を避ける方法は下記のとおりです。
<向いてない仕事を続けた結果、悲惨な結末を避ける方法>
・転職活動を始めておく
・絶対に無理はしない
・自己分析をする
転職活動を始めておく
いつでも転職できるように、転職活動を始めておきましょう。
転職サービスに登録し、企業を調べおくだけでも、辛い気持ちが紛れます。
限界を迎えた時に、すぐに転職できるのもメリットです。
また、転職エージェントと相談を重ねることで、自分の強みや自分に合った仕事を探していくことも重要です。
転職エージェントを活用し、転職活動を始めておくことで、最悪のケースを避けましょう。
絶対に無理はしない
本当に限界を迎えそうな時に、無理をして働くことはNGです。
休むことも必要ですし、場合によっては退職することも視野にいれておきましょう。
体調を崩してしまっては、今後の人生にも悪影響をおよぼしてしまいます。
少しでも体調に違和感を感じたならば、休む決断も必要です。
自己分析する
自分を見つめ直し、自分に合った職種を見つけましょう。
まずは、自分を知ることです。何が得意で、何が不得意なのかを分析する必要があります。
ネットでも、適職診断や、自己分析ツールがたくさんあります。
自分を知り、自分に合った職種を見つけなければ、いくら転職しても同じミスを繰り返してしまいますからね。
向いてない仕事を続けるべきか?退職するべきか?
それでは向いてない仕事を、このまま続けるべきかなのか、退職するべきか、どうすればよいのでしょうか。
結論としては、以下の項目を参考にして、判断すべきです。
<向いてない仕事を続けるべきか、退職すべきかの判断要素>
・他にやりたいことや、向いている仕事を見つけた時
・このまま続ければ体調を崩してしまう時
・その仕事を3年以上経験していること
他にやりたいことや、向いている仕事を見つけた時
他にやりたい仕事や、向いている仕事を見つけた時は、退職してもOKです。
自分がやるべきことが他にあるのに、向いてない仕事を続けるのは時間がもったいないですからね。
また、他にやりたいことへのチャレンジであれば、退職する理由も、前向きです。
仮に失敗したとしも良い経験になりますし、あなたの目標や夢を優先すべきでしょう。
このまま続ければ体調を崩してしまう時
向いてない仕事を続けることで、体調を崩してしまいそうな時は、退職しましょう。
休職制度を活用できるなら、一旦は会社を休むことが先決ですが、また復帰しても体調を崩す可能性が高いです。
仕事内容や職場環境があなたに合っていない可能性もありますし、退職するには十分な理由です。
体調を崩してまで向いてない仕事を続ける意味はありませんね。
その仕事を3年以上経験していること
向いてない仕事を3年以上経験しているのであれば、退職しても問題ないでしょう。
理由は、3年経験した上で、自分には向いていないと判断できているからです。
3年というのは、あくまでも目安ですが、3年あれば、大抵のスキルや基礎知識は身に着いています。
ある程度経験が身に着いていれば、退職してもその経験が活かされますし、転職には丁度良いでしょう。
また、退職する前に、以下のことを試してみて下さい。
・他部署への異動願を提出する。
・上司に相談する。
・冷静になって考えて見る
退職しなくても、異動することで、向いてない仕事から解放されます。
また、上司に相談することで、フォローしてくれたり、他部署への異動を検討してくれる可能性があります。
そして、何よりも大事なのは冷静に判断することです。
感情的になって仕事を辞めようと考えがちですが、本当に退職したいのかどうか、冷静になって考えましょう。
それでも退職したいと考えるのであれば、上記の判断要素に従って、退職または転職するのが良いでしょう。
退職や転職することで、あなたの人生が好転するはずです。
まとめ
以上、向いてない仕事を続けた結果と対策についてご紹介いたしました。
向いてない仕事であっても、続けていればメリットはあります。
しかし一生、向いてない仕事を続けるのは辛いですし、非常にもったいないことです。
できれば、向いている仕事ややりたい仕事を見つけ、楽しく働きたいものですよね。
とにかく、向いてない仕事を続けた結果、悲惨な結末になることだけは避けましょう。
体調を崩してしまっては、本当にあなたの人生が勿体ないですからね。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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