事務職ってどんな仕事か気になりますよね。
世間的には、単純作業が多くて、楽そうと思われるイメージが強いかもしれません。
しかし、実際には複雑で細かい作業も多く、意外と不自由な職種でもあります。
他の職種にはないメリットもたくさんありますが、
イメージとはかけ離れた実態があるのも事実です。
というわけで、事務職歴10年以上の私が事務職あるあるをご紹介します。
イメージとのギャップを感じることもあるかもしれませんが、
転職などを考えている人は参考にしてみてください。
事務職あるある15選
①座席から離れられないのが苦痛
基本、デスクに座って仕事をするので、1日中椅子に座っていることになります。
同じ場所で、同じ姿勢で、同じ人達とずっと一緒にいることになるので、場合によっては
苦痛に感じることがあります。
座席を離れる機会といえば、トイレやランチ、コピーを取る時くらいです。
営業職などに比べれば、行動範囲の自由はなくなってしまいます。
②毎日定時で帰れるわけではない
事務職は、常に定時に帰っているイメージがあるかもしれません。
もちろん、パートさんや派遣社員さんは、時間が決まっているので、定時で帰宅しますが、
正社員はがっつり残業をします。
仕事が少ないわけでもないので、毎日、定時で帰っているわけではありません。
ただし、忙しくない時期は比較的早く帰っているので、ある程度、定時で帰れる職種であるかもしれませんね。
③社員がお客さんになる
事務職にとって、自社の社員さんがお客さんになります。
社内の手続きを依頼されたり、福利厚生などの窓口となるからです。
同じ会社の社員ではありますが、相手をお客さんとして扱うという点で、微妙な立ち位置になりますね。
しかし営業などとは違い、ミスやトラブルになった時、社内で解決することができるという点ではメリットかもしれませんね。
④うまくできて当たり前と思われる
事務の仕事は、ルーティン業務や、ルール通りに業務を遂行する仕事が多くあります。
そのため、どれだけ完璧にやったとしても、出来て当たり前と思われてしまいます。
ミスしないことが当たり前なので、モチベーションの維持が難しいのも事実です。
その反面、数字やノルマを達成しなければならないわけではないので、過度なプレッシャーはないかもしれません。
⑤Excelができないと仕事が進まない
資料作成やデータの収集などをパソコンを使って行うので、PCスキルは必須です。
特にエクセルは物凄く使うので、ある程度使いこなせないと、仕事が進みません。
事務の仕事でまず、つまずくのがエクセルの操作方法といっても過言ではないほど、エクセルは生命線です。
逆に言えば、エクセルをマスターすれば、効率良く仕事を進められますね。
⑥周囲は常識的な人が多い(※ただし中には非常識な人もいる)
事務職は比較的、他の職種に比べれば、話の分かってもらえる常識的な人が多いです。
というのも、事務系の仕事は経営に関わる基幹業務をおこなっているケースが多いので、明らかに癖の強い人は
配属されにくいのです。
ただし、中には非常識な人もいるので、そういった部署に配属されてしまうと、ハズレを引くことになりますね。
⑦忙しい時はトイレに行くのも忘れるほど集中している
繁忙期で締め切りに追われている時は、トイレに行くことすら後回しにするほど、集中しています。
気が付いたら、夕方になっているなんてことは、頻繁にありますね。
基本、忙しい時は処理に追われているので、パソコンの画面から離れられないのです。
マイペースに仕事をしているイメージもあるかもしれませんが、必死こいて仕事をしていることもたくさんありますね。
⑧複雑で判断が難しい仕事が多い
事務職は、単純作業や簡単なルーティン業務ばかりだと思われがちですが、決してそんなことはありません。
非常に細かくて、判断が難しい業務もありますし、機微な情報を扱うこともあるので、神経を使って仕事をすることもあります。
法律や社内ルール、個人情報などに神経を尖らせながらも、膨大な量の仕事をこなしています。
舐めていると、しんどい思いをすることになりますね。
⑨サボったりできない
カフェで小休憩をとったり、誰かと談笑したりしたいところですが、そう簡単にはできません。
基本的に、自分の座席で仕事をしているので、サボってどこかに長時間、離席していれば、周囲に気付かれますし、上司がいるところで、大胆にサボったりできないんですよね。
また自分の座席の後ろをみんな通るので、ネットサーフィンやスマホゲームなどを、大胆に行うこともできませんね。
⑩意外と男性が多い
事務といえば、女性のイメージがあるかもしれません。
もちろん、パートタイムや派遣社員さん、受付業務や職種内容によっては女性の方が多いのですが、正社員となれば男性も多いです。
割合としては、半々くらいだと思います。
男性が事務職になれないわけではありませんし、女性だからといって事務職になりやすいわけでもありませんね。
⑪マンネリ化になりがち
事務職の仕事はマンネリ化になりがちです。
基本的に1年単位で業務のスケジュールが決まっているので、毎年同じ仕事をすることになるのです。
人によっては、飽きてしまってモチベーションが上がらないこともあるでしょう。
一方で、スケジュールを決めやすいですし、年々、スキルが向上するので、レベルアップを実感することができるのはメリットかもしれません。
⑫運動不足になりがち
座ってばかりいますし、毎日、職場と家の往復しか行わないので、運動不足に陥りがちです。
また肩こりや首こりなどのデスクワーク特有の悩みを抱えることにもなります。
事務職に就いて、数年後には気づかないうちに、お腹に脂肪がたまってしまいます。
そうならないためにも意識的にストレッチしたり、歩いてみるなど、工夫が必要です。
⑬上司のいないところで雑談始まりがち
普段は黙々と仕事をしていますが、上司がいなくなると、急に雑談が始まります。
やはり上司の目が気になって、不用意なことは言えないんですよね。
そして、上司が戻ってきたら、急に会話が止まるのも、事務職あるあるですね。
⑭お菓子やお土産をもらいがち
得意先からもらったお土産や、お中元、旅行のお土産などをもらいがちです。
仕事中、イライラしていたり、集中し過ぎていても、お菓子やお土産をもらうと、良い感じにアイスブレイクになるんですよね。
お土産のことで、会話が弾んだりするので、非常に和むことになります。
仕事のやる気も少しだけアップする瞬間ですね。
⑮人間関係を良好に築けば、居心地のよい職種
事務のスキルや部署の専門性を身に着けるという大前提が必要ではありますが、その上で人間関係をうまく築くことができれば、かなりストレスが少ないのが事務職の特徴だと思います。
やはいストレスの大半は人間関係ですからね。
上司や同僚はもちろん、他部署の人とも仲良くできれば、居心地は各段に良くなります。
事務は、営業のように、お客と上司の間に挟まって、辛い思いをすることがないですからね。
事務職のあるあるまとめ
以上、事務職あるあるをご紹介しました。
事務といっても、総合職系の事務や、営業事務、医療事務、学校事務、受付等の一般事務など、事務の種類は多用にありますが、ある程度は共通しているところはあるのではないでしょうか。
私は総合職系の事務をこれまで経験してきて、人事、総務、労務といった仕事に携わってきた経験してきました。
自身も体感したことですし、異動や新規入社してきた人達の話を聞いていると、
一番驚くのは、事務職に抱いていたイメージと、大きなギャップがあるということです。
ある程度、優雅で、簡単で楽そうというイメージが先行するのですが、
実際には、ドロドロした地味で細かく、複雑な業務が多いことにビックリすることだと思います。
そういったギャップを少しでも埋めるためにも、今回の記事を参考にしてもらえたら幸いです。
それでは、この記事の内容をまとめます。
<事務職あるある・まとめ>
・楽でストレスがなさそうなイメージ
⇒実際には細かくて複雑な仕事が多い。営業のような過度なプレッシャーはないかも。
・定時で帰れてホワイトなイメージ
⇒コンプライアンスは守るけど、残業はあるし、繁忙期はすごく忙しい
・休憩したりサボったり、雑談できそう
⇒常に誰かに見られているので、大胆にはサボれない
・人間関係がドロドロしてそう
⇒常識的な人が多いし、真面目に接していれば普通に仲良くなれる
・専門的なスキルが必要なのでは?
⇒エクセルのスキルは必須。他の知識や経験は慣れて覚えるしかない。
このような感じです。
以上、さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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